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【夏の終わりに】
ねこぴょんの日のすぐあとの夏のこと。
八神 修
は、寝子島に帰省していて、戻った時用に借りているマンションで過ごしていた。
そしてそこには、恋人の
七夜 あおい
も夏休みでやって来て、連泊していた。
そんなある日の朝。
「おはよう」
リビングで顔を合わせて挨拶するなり、あおいは笑い出した。
「後ろの方、寝ぐせついてるわ」
「え?」
驚いて洗面所の鏡で見れば、後ろの髪がぴょんと跳ねている。修は思わずあーと天を仰いだ。洗顔時には、気づかなかったのだ。慌てて撫でつけ、整えたものの、あとのまつりだ。
(あおいには、カッコいい俺でいたいのに……寝ぐせって……)
恥ずかしくてしゃがみ込み、ちらとあおいを見やる。
「見なかったことに出来ない?」
「できないわ」
「デスヨネ」
きっぱり言われてがっくりうなだれる修に、あおいは再び笑い出した。
「うそうそ。修くんがいやなら、見なかったことにするわ」
言って笑い止み、あおいは少しだけ、はにかんだ顔になる。
「ただ、私はいつもカッコよく決めてる修くんの、そういう……ちょっとドジなところ? が見られるのって、うれしいわ」
「そうなんだ」
彼女の言葉に、それでもカッコ悪いところは見せたくないと思う修は、少し複雑な気分になった。
とはいえ、いつまでもへこんでいても、しかたがない。
「朝食の支度をするわね」
と言うあおいに、修も立ち上がってうなずいた。
キッチンに入ると、修はまずご飯が炊けているのを確認した。
それから、ガスレンジのグリルで、鮭を焼き始めた。
次に冷蔵庫から、常備菜の夏野菜のマリネの入ったタッパーを出す。
一方、あおいは味噌汁を作っていた。
(具材はなんだろう?)
修はふと気になって、彼女の後ろから覗こうとした。
だが。
「出来上がるまで、秘密よ」
と、隠されてしまう。
「え、秘密? 見ちゃダメ? ええっ! 見たいよー」
修がややオーバーなアクションと共に懇願するが、あおいは全身で鍋を隠して、にっこり笑った。
「食べる時の、お楽しみよ。修くんは、お皿とか並べててね」
「う……。わかった」
しかたなく修は、その場を離れる。
修は言われたとおり、テーブルに食器を並べると、マリネを器に盛り分け、焼けた鮭を皿に乗せて、きれいに配膳した。
そこにあおいが、味噌汁の鍋を運んで来る。
これで朝食は完成だ。2人は向い合って席に着いた。
その2人の視線が、どちらも一瞬、壁のカレンダーに向けられる。
そこには、それぞれがここを出る日に印がつけられていた。
そして、その印までは、さほど間がない。
だが、2人ともそれには触れなかった。
(もう少し、このまま居たい。毎日こうして、2人でご飯を食べたいな)
修の胸には、そんな思いが湧いた。けれども、口には出さない。
言えば辛くなるだけだ。
あおいが味噌汁をよそってくれ、2人はそれぞれ「いただきます」を言って、食事を始める。
味噌汁の具は、しじみとネギだった。
「しじみ汁か。久しぶりだ」
軽く目を見張った修の呟きに、あおいが照れたように笑う。
「前に専門学校の友達に、作り方を教えてもらったものなの。昨日、魚屋さんで見つけたから、修くんに食べてもらいたくて」
「そうなんだ」
うなずいて修は、さっそく味噌汁に口をつけた。
「美味しいな」
優しい味が、じわりと胸に沁みて、素直な感想を口に出す。
「よかったわ」
あおいが、安堵と喜びの笑みを浮かべて言った。
そして2人は、たわいのない話に花を咲かせながら、食事を続ける。
夏の終わりは、もうすぐだった。
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担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年09月20日
参加申し込みの期限
2025年09月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年09月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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