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音喫茶『琴線ムーシカ』
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「例えばね、扱う茶葉は100種類以上! 日替わりで50種類が飲み放題の紅茶カフェ。レモンに合うお茶を探してもらなんてどう?」
「へえ~、いいねぇ。こっちは、中世ヨーロッパ風のゴシックカフェだって。内装に調度品、メニューまで全てが西洋ファンタジーを表現したコンカフェ? 面白そうだねぇ」
「いろいろあるんだなぁ。えーっと何々、スタッフさんは全員初対面なのに友達? なフレンドカフェ。劇団が運営してるんだって」
「これも楽しそうだよぉ、トレインカフェ。マスターが鉄道マニアで、プニャレールが店内中を走ってるんだって。メニューも電車型のケーキとか燃料缶に入ったドリンクとか……」
「ワット、電車好きだっけ? ちょっと意外……」
「まぁ興味はあるよぉ。けどレモンに合う紅茶も捨てがたいよねぇ」
稲積 柚春
と
ウォルター・B
が並んで覗き込むスマホの画面には、いくつもの喫茶店の情報が並んだ。世の中には実に変わり種というものが存在するようで、あんじゃこりゃぁ? てなコンセプトカフェが幾つも幾つも途切れず連なっている。人間の発想力、あるいは欲望は尽きずまたそれを実現しようという行動力や胆力も、これが無限大であるようなのだ。柚春にはおよそ想像の及ばぬユニークなものもあり、先へ次へと検索を続けてしまう。
「あっ、ここはどうかな? 音喫茶『琴線ムーシカ』。カッコイイ老紳士さんにかわいいメイドさんが素敵なBGMと共におもてなし、サービスも味も三ツ星級。だってさ」
「ふぅん? 良さそうだけど、そこはナシかなぁ」
「あれ、何で? 何か気にいらなかった?」
「だってさぁ」
ずいと鼻先を近づけ、胸高鳴る柚春へにやりと不敵な笑みを浮かべてみせた。
「カッコイイ執事に、君を取られちゃったらイヤだからねぇ?」
「ワットこそ。綺麗なメイドさんに目移りしちゃわないとも限らないもんね~?」
あえなく却下となり別の店を探すことにする。
休憩にちょっとおしゃれな喫茶店でも入って、涼みながら軽食などいただこうか、といった程度の始まりであったように思う。せっかくならばそこらの閑古鳥鳴く場末の喫茶店でなく、評判よくお洒落で上等なカフェなどが良い。といって女子高生がこぞって出向きスマホを振りまわしてバズリの気配を探すような賑わう店ではなく、スタッフの見目麗しさのみで惹きつけフードやドリンクの出来には目も当てられないといった残念な店でもなく、二人が真に心落ち着く安息の楽園。そのような店が良い。
「……ってな話をしてたはずだけど、どうして柚春の家に?」
「だって、これっていうお店も見つからなかったし。ワットの家でも良かったけど、やっぱりあそこのキッチンはメアリさんの聖地だからねー」
というわけで本日は家カフェでウォルターをもてなす運びとなった。まぁブラックウッド邸を舞台と定めたならば
メアリ・エヴァンズ
も渋い顔などせず快くキッチンを貸してくれるだろうが、今回は二人きりで楽しむこととする。
「さて、お客様。ご注文は?」
「何があるの? メニューは無いのかなぁ」
「えーと。コーヒーはホットかアイスをお選びいただけまーす。あとは、先ほど買ってきたレモンケーキがございまーす」
「なるほど~。じゃあそれでお願いするよぉ、店員さん」
「かしこまりました!」
ケーキならばいつも製菓を嗜む柚春だから自作しても良かったが、今回は急遽オープンということで近場のケーキ屋で購入した。次の開店があるならばオリジナルメニューも頑張って用意してみようと思う。
エプロンを身につけ、できるだけカフェのスタッフ風の立ち居振る舞いを……などと考えるもそれが何であるかは分からないので、まぁ乗りと勢いでどうにかする構えである。
「お待たせしました、アイスコーヒーとレモンケーキセットです!」
「ありがとう。うん、美味しそうだねぇ。それじゃさっそくいただいて……」
「あ、ちょっとお待ちをお客様!」
ハテナを浮かべたウォルターの隣へ当たり前のように腰かける、カフェ・イズミの看板娘。
「お客様? お客様は初めてのご来店ですから、特別なサービスがあるんですよー、いかがですか?」
「ほほう。どんなサービスかな?」
「なんと看板娘が自ら、あ~ん! をしてくれるサービスでーす」
「何だかいかがわしい店みたいだなぁ」
などと言いながらもウォルターは早速「じゃあ一つ頼むよ」ときた。こちらもノリノリであった。
「それではお客様。はい、あ~ん」
「あ~ん……」
柚春が手ずから作ったものと比べればいささかぼやけた味のレモンケーキではあったが、コーヒーは及第点だ。
「うん。家カフェも悪くないね!」
「そうだねぇ。次のオープンはいつかな? ぜひ通わせていただくよぉ」
「ふふ、お待ちしてまーす! なんてねっ」
カフェ・イズミの本日来店者数はたったの一名であったが、実に満たされた柚春であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年06月28日
参加申し込みの期限
2025年07月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年07月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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