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フェアリーランド・バレー開拓記
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【風のおとずれ】
やさしい緑の風がそよぎ、やわらかな陽光に照らされた山々はまどろむようにたたずんで、そのふもとにぽつり、ぽつりと建つ小さな家々の白い壁がまぶしく光を返します。
『フェアリーランド・バレー』に流れる時間は、とてもとてもゆっくりです。都会のサラリーマンみたいにあくせくと小走りに駆け回ることもなく、そろそろ夕飯の準備をしなくっちゃと慌てて買い物に出かけることもなく、住人たちは豊かな自然の風景や鳥の声、草木の香りを存分に浴びながら、それぞれのスピードでじっくりと人生を歩んでいます。
野や森が拓かれ、いつかここがいっぱしの街となっても、時の流れは変わらないように思えます。樹々の枝葉の重なり、連なる山麓の威容、湖がたたえる澄んだブルー。風のにおい。虫の音。住人たちはそれらを愛し、日々を慈しんでおりますし、それになにより、
「ニャモ?」
「ニャモニャモ」
ぱちくりと見守る瞳が、ここにはありましたから。
「ほう。いいところじゃないか」
そんな谷間の街へやってきた、数名の入植者たち。丘の上から見渡す
旅鴉 月詠
もそのひとりです。彼らは今日からここへ移住し、開拓にたずさわることとなりました。
「うむ、創作意欲が湧いてきた。フェアリーランド・バレー……私色に染めてやろう」
月詠は意気揚々、歩いてゆきました。これから始まる開拓生活、その自由な広がりにぽわわん、思いを馳せながら。
「ニャモッ」
谷間には自然の香りが満ちています。草葉の青々として若々しい香り。キノコのかもす得も言われぬ香り。吹き抜ける風にも香りがあり、降りそそぐ陽光だってもちろんそう。
稲積 柚春
と、彼女がワットと呼ぶ
ウォルター・B
の関心事はまさしくそれです。
「寝子島もまったりした場所だったけど、ここはそれ以上だね」
「うん。どこまでも広がる緑の野にうっそうと茂る森、まぶしい太陽。わくわくしちゃうねえ」
すんすん、鼻をひくつかせては満ちるかぐわしさを堪能します。香りは柚春の得意分野。それを使って街の人々のお役に立てたなら……と、今からやる気も十分!
「おおー、ここがフェアリーランド・バレーかあ! 獣人さんの街だなんて、ろっこんで猫になれる僕にはぴったりだよね」
スキップするみたいに弾みながらやってきたのは
響 タルト
。こちらもテンション爆上がり、開拓意欲に満ちあふれております。
「獣人の町、ってことは異種族間恋愛が気になっちゃうよね! 異種族婚とかどうなってるのかな!? 獣人同士のBLもあり? ねえねえ、どう思う?」
「えーっと……」
きらきらと輝くタルトの瞳に、柚春とウォルターは思わず顔を見合わせました。
そう、フェアリーランド・バレーはもふもふの動物たちが暮らす街。
三宅 葉月
と
ティオレ・ユリウェイス
の訪れた鍛冶屋『キャントスイム』の店主は、人間のように二本の足で歩いて言葉もしゃべる、たてがみふさふさのライオンさんでした。
「……ほう。そいつは大変だったな」
「ええ。でも今は、ここで暮らすのも悪くないって思えてきたわ」
葉月は寝子電に乗り、うっかり寝過ごしてしまったところ、気が付くとこの街へたどりついていたそうです。フランス留学を経て、現地でデザイナーとしての地位を確立していながらあっさりとそれを捨て去り、移住を決めてしまったのは、どこか変化や刺激を求めていたからかもしれません。
一方のティオレもまた、故郷である星幽塔や住み慣れた寝子島にはすっかり慣れてしまい、新たな冒険を求めてこの地へやってきたそうです。
「私の故郷にも、あんたみたいな獣人はたくさんいたからね。珍しくはなかったし、ここの空気もなんだか肌に馴染む。いいところじゃないか」
「……そうか。それは良かった。そら……これが開拓者に進呈している道具だ。役立ててくれ」
寡黙なライオンさんは、開拓に必要な簡単な道具一式を葉月とティオレに渡してくれました。
ずしりとした重さを腕に抱いたふたり。これから彼女たちの開拓生活が始まるのです。
『トキノネ資料館』には書籍や谷で見つかった希少な生き物、植物、遺物など価値あるものが収められてゆく予定で、図書館と博物館を兼ねるそうです。
倉前 七瀬
は、まだなにも収められていないさみしい書架を見上げて、ふむ、と小首を傾げました。
「展示物を飾るのはこれからなの。悪いわね、新入りさん」
「あ、いえいえ」
メガネをかけたイヌのお姉さんは、マロンさん。トキノネ資料館の管理者で、谷で暮らす数人の子どもたちに勉強を教える先生でもあるとのこと。
「なにか面白いものを見つけたら、持ってきて。あなたの大発見に期待してるわ」
「面白いもの……分かりました。まかせてください!」
にっこり笑ってふさふさしっぽを振ったマロン先生に、七瀬はサムズアップ。
そんなわけで、入植を果たした開拓者たち。
希望に満ちあふれたこの谷間の街で、彼らはこの地にどんな足跡を残してゆくのでしょうか?
ゆるり、ゆったりと少しずつ、紐解いてゆくことにしましょうか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
動物・自然
神話・伝説
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年06月01日
参加申し込みの期限
2025年06月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年06月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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