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ぽかんと口を開けて呆けた彼女も新鮮だが、それが喜びへと変わってゆく様もまた趣き深い。何だか上質のアニメーションを見ているかのような変遷なのだ。
「……修君!!」
「やあ。来ちゃった☆」
八神 修
と
七夜 あおい
。二人が
恋人となり
、まだ数週間といったところ。修の行動力はいまだ衝動的なレベルであり、収まりそうにない。
話を戻すと、ある木曜の夜だ。
『ああ、ほんとだー。もうこんな時間! ちょっと話足りないなー』
「俺もだよ。でもお互い、明日も朝早いしな」
『そうだね、そろそろ寝ないとかー』
ビデオ通話アプリで手と手の触れ合う温もりは得られない。いくらか心の隙間を埋める程度だがこの瞬間があると無いとでは大違い。遠距離恋愛とはそういうものであろうと毎夜の遠回しな逢瀬は続いた。
『それじゃ、また明日の夜にでも』
「ああ。おやすみ、あおい」
『おやすみー、修君!』
アプリが彼女の存在を接続している間はいいが、この終わりの瞬間がまた物悲しいものだ。修にとっては胸の充足と空虚を同時に感じる稀有な経験となった。ああ、もどかしい。
だから金曜の午後、大学の講義が終わる頃にはさっそく行動を開始した。タクシーは週末の混雑にひどくもたついたが、急ぐ旅でもない。きっちりと定めたスケジュールがあるわけでもなし。空港に到着したのはもう夜だったが、構いやしない。カードラウンジでちょっとした軽食を取ってから飛行機へ乗り込んだ。フライトは二時間弱。現地へ降り立ったのは日も変わろうかという頃だった。
『修君、今日もお疲れ様ー』
「やぁ。あおいもお疲れ様」
『あれー? 今日は背景が違うね? そこどこ?』
もちろん日課となりつつあるビデオ通話も欠かさない。それでいてサプライズも大切にしたいから、どうにか誤魔化すことにする。
「ホテルだよ。ちょっと出先でね」
『ええ、そうなの? 旅行?』
「まぁ気分転換にね。週末の小旅行ってところかな」
『へぇ~、いいなぁ! ねぇねぇ、どこにいくの? 温泉とか?』
「詳しくは決めてないんだ。昨日思いついたくらいだから」
『優雅だねぇ。いいなぁ』
「あおいは、週末は何か予定があるのか? 明日は家にいるのかい」
『そうだね、まだ決めてないかな。何か、美味しいものでも食べに行こうかな~っとは思ってるけど……ほら、今週も大変だったからさ』
「ああ、そうだな。たまには自分へのご褒美ってやつも必要だよな」
『そうそう、それそれ~!』
全くその通り。修も強くうなずいた。
翌日の休みを控えていつもより長めのお喋りを堪能した後、アプリを閉じ、修は充足と明日への期待を胸に眠りへついた。
そして冒頭へと繋がるわけだ。
「やあ。来ちゃった☆」
「来ちゃった、って……もー、突然なんだから」
スマホと頭上から降りそそぐ声がシンクロした。修はあおいのアパートの自室、窓際の直下から電話をかけていたのだ。
「修君ってば、行動力がバグってるの、相変わらずだよね」
「そうかな? 普通じゃないか? だって、あおいに会いたかったからさ」
きっと普通ではないが、あおいも彼のそんなところを良く知っている。学生時代にはクールな修が胸に秘めた熱であったり、ここぞといった瞬間の突破力に幾度となく助けられたものだから。
「全くもう。彼氏の愛が重くて、困っちゃうな~」
「あー。迷惑だったか?」
見上げた彼女は白い歯を見せて、やわらかい笑みを降らせてくれた。
「ぜ~んぜんっ」
彼女もまだ不慣れだから街案内はたどたどしいものだったが、それも一興だ。目的も定めず徒然と歩き、大いに迷い、買い食いをして、一生分のお喋りをした。
離れた土地で勉学に勤しむ身の上だから、会うこともなかなかままならない。たまにはこんな時間があっても良いだろう。
「次、次! 何食べる? 何食べたい?」
「大丈夫か? ディナーも控えてるけど、まだ入る?」
「もんだいなし! さっ、次いこー!」
「ああ、そうだな。とことんいこう!」
永遠のような一日を、想いを二人、共有した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
NPC交流
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年04月03日
参加申し込みの期限
2025年04月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年04月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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