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海上リゾート・ネコトピア ねことにゃんことひととひと
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【ふにゃにゃん海中遊覧】
「こっちこっち、こっちだニャア! にゃっはっは」
と相変わらずの快活、ほがらかに笑いながら先導してくれるのはレオ・オブリーオ、ここ『ネコトピア』のオーナーです。おえらいにゃんこですけれどそうとは見えず、いつもニコニコで親しみやすくて、ちょっぴり抜けてるところもあって、なんといってもモフモフ可愛らしい彼のことが、綾花は大好きです。
「わ、おさかなエレベーター! これに乗るの? レオ」
「そうだニャー、てっぺんまでぎゅーんっと一気に行けちゃうニャア」
「らくちんだニャー」
先ほどプールで出会った黒ねこ、クロワもいっしょ。なんだか初対面のような気がしないものでして……ぼんやりふにゃんとしてマイペースな彼はどこか、綾花の部屋で暮らす黒猫のクロワと似ているような気がします。だってほら、名前もおんなじですし。
「綾花さんの部屋の猫か。僕もまだ会ったことがなかったな」
綾花と手をつないだクロワの頭を、珪さんがもふりと撫でて言いました。
「今度ぜひ、紹介してもらえると嬉しいな。綾花さんの家族だからね」
「はい、ぜひ! ただあの子、気まぐれだから……」
フクザツな経緯あって、綾花の部屋へと居着くことになったちょっぴり不思議なにゃんこをどう彼へと紹介しようかな、と思案するうち、おさかなエレベーターがぎゅんと動き出します。透明なガラスに仕切られたタワーの中に浮かぶ箱を、パワフルなマグロさんたちがぐいぐいと押し上げていくと、窓からのぞく景色は一気に数十メートルの高さへと上ります。周囲はどこまでも広がる真っ青な空と海。眼下にはちいちゃなねこたちがにゃんにゃかふにゃんと楽しんでいるのがちらりと見えました。
「す、すごい景色ですね……!」
「そーニャろ? にゃはは、ネコトピア自慢の天望エリアだニャ!」
見渡す限りの鮮烈なブルー。目を射るような太陽の光、弾けるプリズム。ぷかぷか浮かぶ白雲とのまぶしいコントラスト。まるで青空の真ん中を飛んでいるみたい。
天望エリアを歩くだけでも気分爽快ながら、それだけではありません。
「……えっ。この高さから……?」
「そうだニャ、空から海まで一気にニャア!」
これもまたレオの自慢のアトラクションなのだそうでして。海抜数十メートルの高さから一気に滑り降りる、超・超・ロングなウォータースライダー! 透明なチューブに流れる水が、しゅぱーんと下まで運んでくれるようです。
「う、う~ん」
「おっと。大丈夫かい」
滑り降りれば気分爽快……の前に綾花は少々立ちくらみを感じて、珪さんに支えられたりしました。
そんな綾花をよそに、てけてけてけ。
「あっ、クロワ?」
「ボクがイチバンだニャー」
止める間もなく、クロワはすぽんとチューブの中へ。しゅぱーん! 螺旋を描く透明チューブを、クロワはあっという間に滑り降りていきました。ああ見えて、もう何度も滑っている常連なのだそうでして。
「わぁ、あんな速さで……! こ、こわいです……」
「ほらほら、おふたりさんも早く滑るニャア! 人気アトラクションだから後がつかえてるニャ」
「えっ、ちょっと待って、まだ心の準備が……け、珪さんー!?」
「待って、僕もいっしょに、うわあ!?」
綾花は珪にむぎゅっと包み込まれるままに、どぎゅーん! 青空を上から下まで、一気に走り抜けていきました。
「にゃっはは、気分ソーカイニャったニャア?」
海中までもめぐるチューブの底へたどり着く頃にはもうヘロヘロになっておりましたけれど、レオの自慢のアトラクションはこれで終わりではありません。
「お次はコレニャ!」
と自慢げに手を掲げた先へ目をやりますと、思わずぽかん。綾花も珪も、そろって口を開けてしまいました。
「お、大きい……!」
「すごいな。こんなクラゲ、見たことないよ」
そう、クラゲです。それも山のように巨大なクラゲです! クラゲの足につるされたゴンドラに乗り込み、海中遊覧を楽しめるアトラクションなのだそう。
さあ乗るニャすぐ乗るニャ、とレオに追い立てられるように、おっかなびっくりゴンドラに乗り込みます。ゴンドラに据えられたスポットライトがレーザービームのようにほとばしり、通りすがりのお魚たちのきらめく鱗を照り返します。光は長く長く伸びた触手もきらきらと照らして、大きなクラゲは虹色に輝きながらにゆったり、ゆっくりと海中へ降下していきます。こぽこぽこぽん。ぶくぶくぶく。
並んだ綾花とクロワ、珪さんの瞳も虹色にきらきら、きらり。
「わぁ……」
「キレーだニャー」
ゴンドラに開いた大きなガラス窓の向こうに広がるのは、まるで別世界。信じられないくらいに大きなお魚がやってきて、興味深くこちらを覗き込んだかと思えば、巨大イカが墨を吹きながら通り過ぎていきました。岩棚に揺れるきらめきは、海草でしょうか? 青に紫、ピンクにスポットライトの光条を返して、夜の街を彩るネオンサインのよう。
「すごいニャー。キレーだニャー」
「あ……」
しきりにニャーニャー、鼻息あらいクロワの左手は綾花を、右手は珪をぷにゅっとつかんでいて、なんだか……子どもみたい。目を輝かせるクロワに、綾花と珪は目を合わせてくすり、微笑み合います。
ふわり、ふわり。ゆらり、ゆらり。ゴンドラをつるしたクラゲはゆっくりと下へ下へ。
「……素敵ですね。珪さん」
「うん。すばらしい光景だ」
海中遊覧を、綾花は夢見心地で堪能しました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年03月28日
参加申し込みの期限
2025年04月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年04月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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