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ねこねこプリズンへようこそ!
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それはさすがに重すぎる刑!?
ねこねこプリズンの刑罰用縁側は、たくさんの猫や受刑者が寝転がれるように広々としている。
佐和崎 紗月
もまたうとうとと、縁側に敷かれた座布団の上でおばあちゃんちの猫みたいに丸くなって、延々と続く午后の日差しにまどろんでいた。
「刑罰って言うからにはどんな罰が下るか戦々恐々だったけど……縁側でおひるね、ねえ……」
紗月の罪は『猫と遊んでくれなかった罪』だそうだ。
(たしか数日前のことだったよね? よく見かけるかぎしっぽの猫……私に懐いてくれてるみたいなあの子と道でばったり出会って……遊んでほしそうに足元にすり寄ってきたけれど、あの日は大学の授業があったからごめんねって立ち去ったのよね。他にもいろいろと立て込んでいたし……)
どうも猫の世界では、それが猫罪にあたったらしい。
気づけばこのねこねこプリズンにぶち込まれていたというわけだ。
(ふぅ……春風の吹く心地いい午后みたいな陽差し……気持ちいい……)
瞼を閉じ、3秒ごとに夢とうつつを行き来するような、うっとりとした時間に身を委ねかけたそのとき、遠くから聞き覚えのあるドスの効いた声が響いて来た。
「待てやゴルァ!!」
紗月は半身を起こしてあたりを見回す。
庭園の池の方からだ。
「あれは理緒ちゃんの声……? どうしたんだろう?」
広々とした庭園のほぼ中央。池の中央に立てられた東屋のなかで。
紗月の恋人で同棲相手でもある
初瀬川 理緒
は、ねこねこ看守を踏みつぶす勢いで怒鳴っていた。
「全裸って何考えてんの!?」
「口答えするにゃ! 貴様に下された判決は『1日全裸で過ごす刑』なのにゃ?」
「なにそれ! ヘンタイなの!?」
「にゃあにぃ!? 貴様の罪に相応しい刑にゃ!」
「罪って『部屋をあったかくしてくれない罪』とかいうやつ? ハッ、笑わせないで。そもそもあたしたち、猫飼ってないし!」
理緒と紗月は、キャットロード近くのメゾネットタイプのアパートの一室に同居している。
そしてその部屋に猫が遊びに来たことは、おそらくない。
「遊びに行きたいのに寒いのにゃー!」
「はあ? 猫が来たらあったかくするわよー!」
ねこねこ看守と理緒の言い合いは水掛け論の様相を呈してきている。
「ともかく貴様は、裸で猫の寒さを実感するがいいにゃっ!」
「何言ってんのよ、猫は毛皮を着てるじゃないの! こちとら人間なのよ」
「だから何にゃ! 貴様は雑誌のカラーグラビアでよく脱いでるにゃ!」
「そりゃまああたしはグラドルだから、水着とか限りなく全裸に近い格好にはなるよ? 仕事だし。でもさすがに全裸そのものはないわ! 仕事でもお断り! 量刑不服で控訴よ! 控訴!!」
「却下にゃ」
「きゃっかぁ!? この鍵しっぽ猫! 毛皮ひんむいて三味線にしてやるからっ!」
理緒とねこねこ看守はとっくみあって、互いの髪やらひげやらを引っ張り合って大立ち回りをした挙句、勢い余ってそのままどぼんと池に落ちた。
「ふぎゃあっ! がぼぼぼぼぼぼ! わ、吾輩、泳げないにゃあ!」
毛が濡れて貧相な風体になったねこねこ看守は、哀れな声をあげて助けを求める。
水際での仕事も多い理緒は、水に対する苦手意識もないので、これがチャンスと口の端をあげた。
「減刑しなさい! そうしないと助けてあげないからね!」
結局、理緒は『猫コスプレ刑』に減刑が叶った。
「猫耳がついていようが、猫しっぽがついていようが、水着なら仕事着も同然」
ぐしょ濡れのねこねこ看守がしぶしぶ持ってきた猫水着を着用し、理緒はモデル立ちで看守を見おろす。
「それにしてもこの特徴的なブチとカギしっぽ、よく見るんだよねえ」
「う、うるさいにゃっ!」
「なんでウチに来たがるのかしら」
「……べ、べつにいいだろにゃ!」
「そういえばいつも、紗月には懐くくせにあたしには塩対応じゃない?」
はっは~ん。
理緒はぴんときて目を細める。
「もしかしてあんた、紗月のことが好き?」
その途端、ねこねこ看守は飛び上がって姿勢を正し、急にもじもじとし始めた。
「そ、それはもちろん……紗月ちゃんは優しくてふわふわでとびっきり可愛いにゃ。吾輩、紗月ちゃんのお膝でごろにゃんお昼寝するのが夢なのにゃ」
ぽわんと頬を染めながらしっぽの先で宙にハートマークを描くねこねこ看守に、理緒はいささか共感した。
「ふーん、そうなんだ。好きな気持ち、わかるよ」
紗月を愛する気持ちは理緒も同じだ。
「でもごめんね、あたしたち互いに愛し合ってるから」
「うぐぅぅっ! 『愛し合ってるから』とさらっと言う、そんな貴様にジェラシーにゃっ! しかしここでは吾輩が看守で貴様は囚人! やっぱり脱げっ! 全裸にゃ全裸!」
「はあああっ!? 脱がないわよっ! 水着は死守させてもらうからっ」
わあわあ、にゃあにゃあ、理緒とねこねこ看守の言い争いが遠く聞こえる。
縁側でうとうとしながらその声を聞いていた紗月は、夢うつつに言った。
「看守さん……理緒ちゃん……私のためにケンカはやめて……」
しかしその声はどこにも届くことはなく。
ねこねこ看守のマドンナ、紗月はそのまま夢の世界に落ちていく。
「……はぁ、ポカポカ陽気の縁側でお昼寝って最高……忙しい日常をこんな形とはいえ忘れられるもの。もう少し眠っていよう……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年04月01日
参加申し込みの期限
2025年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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