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屋台島紀行
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【キスのこたえ】
「ふぅん……?」
活気溢れる屋台街。異国情緒溢れる――むしろ、突然眼前に広がったアジアンティックな世界を前に、
ウォルター・B
は数秒の瞑目で完全に納得と適応を見せて興味深そうに辺りを見渡し始めた。
「(ワットは好奇心旺盛だから、振り回されちゃいそうだけど)」
そんな彼を前に、
稲積 柚春
は力強く思考を瞬かせて頷く。
「(これは目移りしたって仕方ないよね!)」
何しろ、自分の恋人は異世界が相手であろうと、ひどく浮気性であるから。とは言え、
「ね、ワット! ……どこから見る?」
今はまず――自分すらも楽しいのだから仕方がない。
柚春は、ウォルターが迷子にならないよう、その腕をしっかりと手に取りながら。それでも、その瞬間すらも楽しく二人並んで屋台の人混みへと足を踏み入れた。
人混みの中も、期待を裏切らないがやがやとした賑やかさの中を歩く。
「(でも、ワットは直ぐお財布の紐緩くしちゃうから……目も光らせなきゃ)」
油断をしたら、好奇心を満たしたいという気持ちだけでお財布が底を叩きかねないこの雰囲気に気を引き締めながら、柚春は気合いを入れ直す。
目に入ると、どうやらここの屋台の食品は大体海鮮ものがメインである事が窺えた。
「屋台は海鮮が主流なのかな?」
「そうみたいだねぇ……」
「屋台も目移りしちゃうし――じゃあ違う魚、違う調理法になるように選んでいって色々食べ比べしちゃおうか。もちろん1口サイズじゃない限り2人でシェアね!」
そう告げて取った手は離さないまま、それでも二人は左右の屋台それぞれに目を向ける。
「そこのカップルさーん!『虹』マスが新鮮でオススメだよー!刺身はどうだいっ!」
すると、屋台の店主から声が掛かる。しかもそれはまさしく『カップル』認定。
「う、鱗から、身体の中まで虹色なのどうかな」
「……ああ、でもこれソイソース付けると美味しいよぉ」
「普通に食べてるっ!? ……あ、でも、美味しい……っ! ワットは何を食べてるの?」
「ん?『タコのイカ焼き:秘伝のタレ付き』? はい、シェアだから半分だよぉ」
「タコとイカ……なの?」
「ちょっとタコの存在意義、食べられちゃってる感じがしていいねぇ」
一通り食べながら歩けば、いつ去ってもおかしくないこの世界を前にお土産が欲しくなると言うもの。
「屋台料理を持ち帰るわけにもいかないしねぇ……これとか、気になるよねぇ」
柚春の心を汲むようにウォルターが告げる。それに同意を示した先、ウォルターの視線の先を辿れば、そこには縦横全長1メートル程度はありそうな、ネコとシャチホコを合成したような存在が――
「……ワット、物なら何でもいいわけじゃないからね。使い道とか、置き場とか……メアリさんを困らせる物は買わないでよ」
「うーん、手厳しいなぁ。メアリの名前を出されたらお手上げだよ」
そのように続く話は楽しく穏やか。
気が付けば一頻り歩いた先には日本とはまた趣の異なるエスニックな寺院があった。伝わる静謐さに、柚春は心のどこかでほっと息をつく。
「折角だし、参拝していこうか」
「んー……まあ、折角だからねぇ」
寺院の建物の前に立ち、二人並んで祈りと共に沈黙する。
柚春は、滔々と溢れる感情を静かに仏閣へと心に言葉に並べて乗せる。
「(この島を見守ってくださってありがとうございます――おかげで楽しい時間を過ごせました。こんな時間が続くよう現世では努力しますので、どうか浄土へ行っても彼と……
ウォルター・B
と一緒に幸せでありますように)」
静かに祈って隣でウォルターを見れば、彼にしては珍しく、柚春の殆ど見る様子のない祈りを見せて沈黙していた。
そして、ゆっくりと顔を上げる。その仕草にも少し胸を高鳴らせながら、柚春は静かに声を掛けた。
「ワットはどんなお願い事にした?」
「……知りたい?」
問いかけを返して来たウォルターの微笑みは、柚春への慈しみに溢れていたから――柚春は思うのだ。
「ううん、聞きたいけど……少し分かったような気持ちがする」
そう告げて、柚春が軽く背筋を伸ばして、ウォルターの頬に口付けをする。
それに対して、少し嬉しそうに、にこやかに微笑むウォルターを見れば。
もう、その答えなど聞く必要も無いだろうから――
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担当ゲームマスター
斗々
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年03月16日
参加申し込みの期限
2025年03月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年03月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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