「綺麗なところねぇ……」
「うん。不思議な場所だなぁ」
久保田 美和と
黒崎 俊介は手をつなぎ、薄暮のような空間を歩んでいる。
周囲は樹々がまばらに生え伸びる中、うっすらと霧がかかり白んでいる。けぶる霧にぼんやりと浮かび上がる赤い光は、提灯だ。赤い提灯が樹と樹の幹に渡されたロープへ一定の間隔を置いて吊り下げられており、どこか神秘的で幻想的、神々しい雰囲気を演出している。
寝子島ではないようだ。アジアン風、あるいはエスニック風な意匠が多く見られ、もしかしたら日本ですらないかもしれない。
どうやらそこは、小さな島のようだ。彼らは迷い込んでしまったらしい。
島の中央には屋台がずらりと並んでいる。煌々と照明が品物を照らしているが、店員の顔は逆光になっていて良く見えなかった。
品物は主に、この島で獲れるという海産物を使った料理だ。寝子島では見たこともない奇妙な魚、巨大な魚を使った焼き魚、揚げ物、麺に汁物とバリエーションも豊富で、たまらない香りに鼻腔をくすぐられる。
島の奥には寺院のような建物があり、何やら巨大な像がそびえている。この島の者が信じる神の姿だろうか。どんな信仰か分からないが、少なくとも寺院はおごそかな空気に包まれて、凛とした静寂が心地良かった。
「よく分からないけど。少しこの島で、ゆっくりしていこうか」
「そうね。たまにはいいわよね」
あなたもどうやら、この不思議な島へ迷い込んだらしい。
未知のグルメに舌をうならせるか。島の神秘へ触れ、そこに想いを馳せながらゆったりと時を過ごすのか。
ひと時の自由を満喫するとよいだろう。
こんにちは、斗々です。
どうぞよろしくお願いいたします。
概要
どこかアジアンな雰囲気を持つ小さな島で、ゆっくりと過ごすというシナリオです。
時の流れは自由でお考え下さい。
島には薄く霧がかかり、ぼんやりとしています。
赤い提灯がいくつも吊るされていて、どこか浮世離れした雰囲気で幻想的です。
不思議な空間ですが、どうやら危険なものはない様子。
島にはたくさんの屋台が並んでいます。
島で獲れる不思議で奇妙な魚を使った料理がたくさん。
どの店も手持ちのお金が使えそうです。
<不思議な魚料理>
☆頭だけ大きいマグロのカマの煮付け
☆羽のあるサバ、ブリ、タラの焼き魚
☆虹色に輝く鯛のお造り
☆角があるサケとキノコのマリネ
☆チョウチンアンコウのような発光器官をもつサメの姿焼き
☆透明な殻の貝たちの盛り合わせ
など。他にもあるかもしれません。
島の奥にある寺院には、大きな石像があります。
石像は、見る人によって違った姿に見えるようです。
由来はよくわかりませんが、島の住人にとって信仰の対象となっているとのこと。
時折お参りに来る人がいるくらいで静かな場所なので、ゆったりと過ごせそうです。
不思議な島でゆったりと、穏やかな時間をお過ごしください。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Xキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Xキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いていただければ大丈夫です。
以上です。
ご参加をお待ちしています!