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屋台島紀行
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【ふらりとした幸福】
「……ふーむ」
今、目の前の現状に。
倉前 七瀬
は口元に手を当て、考え込むように俯いた。
先程まで自分は、いつもの癖にも近い感覚でふわふわと寝子島を散歩していたはずである。それが、一瞬の違和感の向こう側。気が付けばエスニック風ともアジアンテイストとも呼びがたい場所にいるというこの現状。
「寝子島にこんな場所あったかなぁ……?」
心の中の自分が薄らながらに『ない』と言う。しかし、だからといってどうにかなるものでも無く――七瀬は困ったように、日本とは風合いが違う提灯の色合い綺麗な空間を見渡した。
その時、
「……!」
見覚えのある金の短髪が映える長身、横顔に覗く目鼻立ち――そこには、馴染み深い
ウォルター・B
の姿が。
「ウォルターさん、奇遇ですねぇ!……で、ここはどこですか?」
「ああ、七瀬。相変わらずだねぇ、それは僕が聞きたいよ」
ウォルターの返事は、いつも通りの言葉の返しで安心すら覚えてしまう。とはいえ、話の様子、相手も似た状況でありそうなのには間違いない。
「ふむん、まあいつものことでしょう」
七瀬も『ねこぴょんの日』までの経歴を踏まえた猛者である。このような状況には慣れっこだ。ウォルターはともかくとしても、状況としてはそのうち元の寝子島にも戻れるであろうとあたりを付ける。
ならば、それより――
「せっかくやけん、この場所一緒にみてまわりませんか?」
七瀬の瞳が輝いている。この視界の端に、チラチラと屋台が映って、もう気になって仕方がないとばかりに瞳を輝かせて。
その様子に、ウォルターも苦笑しながら『しょうがないなぁ』と大人の余裕を携えながらも笑って応えた。
「しかし……」
あちこちで呼び込みの声が響き、屋台は活気立っていた。
そのひとりの話によると、この土地は海産物が豊富でその新鮮さをウリにしているのだとか。
だが――
「刺身の切り身の一枚一枚が露骨なレインボーカラーというのも、どうかと思うのだけれどもねぇ」
ウォルターの言うとおり。どの魚も、見覚えがあるようでどこかが違う。
安心して口に運べるのかと言われたら、
「美味しいのでしょうか……」
首を傾げざるを得ないのである。
「らっしゃいらっしゃい、活きの良い『サバんな』が入ったよー!」
「サバ、んな……?」
そんな七瀬が目を向けた先には、そこには魚だがライオンのようなひれを持った魚を焼く屋台の人の姿があった。
これはもう、名前からしてライオンが駆け回る荒涼地帯チックな草原しか浮かばないのだが。
「まあ、何事も経験です。とりあえずいただきましょう」
胸中の複雑な思いを隠して、サバ『んな(?)』の塩焼きをパクリと齧れば――脳裏には、一瞬にして電流が走るような衝撃が。
「こ、これは……!? ――おいしい!ウォルターさん、おいしいです!」
「え、えぇ……?」
邪魔にならないよう場所を移しながらも、半信半疑のウォルターにそれを差し出せば、相手もその背部分をぱくり。
「……うん、うん。これは確かに」
「ウォルターさんも何か選びましたか? どんな味でした?」
『サバんな』を咀嚼しながら悪くなさそうに頷く相手に、七瀬が質問を投げかける。すると、
「ん、僕? ――あそこの『タコスの壺焼き』」
これは、流石の七瀬も絶句に疑問のダブルコンボを重ねずにはいられない。
「………――?」
「そんな顔しないでよぉ。僕だって、最初聞いた瞬間に頭痛がしたんだから」
「どうしたら、そこまでバラバラなものが一つになるとですか……!」
「え? もうそれどころか、タコもタコスも貝に入ってなかったよぉ、もう笑っちゃうよねぇ――でも、味は確かだよぉ、サザエより美味しいかな」
ウォルターが予めふたつ購入していたのであろう、その片方を七瀬に差し出した。
早速、七瀬もそれを一口。
「ふむ、これもなかなか……!」
「これで不味かったら、一秒が惜しいから帰りたいって感じするけれども、本当に美味しいんだからずるいよねぇ――七瀬、もう少し回ってみる?」
「……はいっ!!」
そうして――二人の楽しい屋台巡りは始まったばかり。
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担当ゲームマスター
斗々
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年03月16日
参加申し込みの期限
2025年03月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年03月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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