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いたいのいたいの、とんでいけ
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おんなのこたちの災難
同じ頃、
朝鳥 さゆる
は珍しく星ヶ丘にある実家から通学していた。
いつもならネットカフェか、ホテルから登校する彼女だが気まぐれか何かだろうか。
「このルート、久しぶりかも……ん?」
ぴたっとさゆるの動きが止まった。少しの沈黙。
そして直後、お腹に生じた違和感。
「これは……っ」
腹痛だ。
食あたりか? 何か悪いもの食べたっけ?
昨日から今朝にかけての食事を思い出すけれど、それはすぐ腹部の鈍痛に遮られた。
そんなことを考える余裕がないほどのピンチを、お腹が訴えている。
「叫ぶか、黙るか。今高鳴る腹痛のシンフォ……あ、ちょ、いたた……」
ちょっとかっこいい映画のコピーめいたことを言おうとして、慌ててお腹を押さえる。
これはいよいよ笑い事ではない。
そう思ったさゆるは、ここから学校までの距離を思い浮かべる。
「阻止限界点まで持つか、微妙……か」
次に頭に描いたのは、ここから学校までにあるトイレスポット。
そして彼女は、ここからさほど離れていない場所にコンビニがあったことを思い出した。
「あそこなら……」
が、足を動かしかけたところで再度ストップ。
確かにここからコンビニにダッシュしてトイレに駆け込めば、阻止限界点の到達までには間に合うだろう。ただ、それで学校に間に合うのか?
さゆるは、ただでさえ出席日数や遅刻回数が危なかった。
阻止限界点まではセーフでも、出席日数的にはアウトになってしまってはいけない。
「まいった……下手に学校まで我慢しても、持つかどうか分からないし……と言って、近場のコンビニに駆け込めば遅刻の可能性がきわめて高いし……」
八方ふさがり、といった様子でさゆるは小さく息を吐いた。なんだかちょっとニヒルだ。
あと、さっきから阻止限界点と当たり前のようにかっこいい言葉を言っているけれど、要するにおもらしのことです。
「しかし、これ以上の逡巡も危険……か」
さゆるは、決断を迫られていた。
さゆると同じように、
普堂 しおり
もまた登校中の腹痛に襲われていた。
「う〜、お腹痛い……あのキノコ、間違って料理に入れちゃったかなあ?」
こちらはコンビニルートではなく、学校に直行ルートを選んだようだった。校門に向かってダッシュしつつ、しおりは原因を考える。
「たぶんそうだよね。まいったなあ〜」
何やら彼女はお腹が痛くなるキノコをベランダで育てているとかいないとかで、おそらくそれを誤って自分の食卓に混ぜてしまったのではないかと推理を進めた。
というか、なにゆえそんなキノコをベランダで育てていたのか小一時間問い詰めたい。
まあ、今彼女にそれをやったら確実に拷問になってしまうけれども。
「とりあえず、保健室に行って〜……って、あれ!?」
校門が見えてきたところで、しおりの足が止まった。
そこには、運悪く服装や所持品チェックをしている風紀委員と思われる人たちがいたのだ。
別に乱れた格好をしているわけではないのでチェックに引っかかりはしないだろうけど、別の心配が彼女にはあった。
「う〜、心配かけちゃったりしたら嫌だな〜」
そう、しおりは今の体調を周囲に悟られ、担任の先生に報告がいくことを恐れていた。
優しくて、素敵な先生。
そんな先生に心配なんてかけたくない。しおりはとっても先生思いの、いいこだった。
でも今日この日この時、この場面においてはそれが命取りになりかねない!
「う〜、どうしよどうしよ」
きょろきょろと辺りを見回したしおりは、頭の上に電球を浮かべた。
「あっ、そうだ西門があったよ!」
しおりはそう言うと、ダッシュで西門側へ回り込み、そこから校内に入ろうとした。がしかし! 当然こちらにも風紀委員の姿が!
「あ、あわわっ」
慌てたしおりは、見つからないよう塀をよじ登り、講堂横の茂みへと着地した。
とそこで思わぬハプニングが!
なんと、たまたまその茂みに潜んでいた猫がしおりの突然の登場に驚き、彼女の腹に猫パンチをお見舞いしたのだ!
「フゴッ」
しおりのうめき声か、猫の怒りの声か判別できない声がその場で起こり、しおりは倒れた。
「あ、ありがとうございます……」
満足したように、猫は去って行く。なぜか攻撃を受けたしおりも満足げだ。
「じゃ、なくって! なんでいきなり猫パンチが……!」
しおりはがばっと起き上がった。ただでさえお腹が痛いのに。
一刻も早く薬をもらうべく、彼女は保健室に向かった。
保健室。
ようやくここまで辿り着いたしおりは、保健の先生に腹痛に効き目がありそうな薬をもらおうとした……けど、タイミング悪く先生が不在のようだった。
「すみません薬を……って、アレ?」
しおりは困ってしまった。どうしよう。とりあえず痛みをどうにかしなければ。すると今度はタイミングよく、保健委員と思われる生徒が入室して声をかけてくれた。
用事を聞かれたしおりは、今朝からあった事件を話す。
「えっとですね、起きたらお腹がなんか変で、でも学校に来て、心配はかけたくないなって思って、それで茂みに飛び降りたら猫に辻斬り……じゃなかった、辻腹パンされて……」
「……?」
今度は、保健委員が困ってしまった。
まいった。
話を聞いていても、何のことだかさっぱりわからない。
「とりあえず、お腹が痛いんですか?」
「あっ、そうそう! お腹! まだあの肉球の感触が……!」
話していることの8割くらいは分からなかったけど、最終的に猫に叩かれたんだなということだけは分かった。
「じゃあ、そうですね、この湿布使ってください」
保健委員がそう言って手渡してきたのは、一枚の湿布だった。完全に誤診です。
けど、しおりはどうもおっちょこちょいなところがあるのか、それに疑問を抱かないままお礼を言って退室してしまった。
「……あれ?」
保健室を出て廊下を歩いたところで、しおりが気づいた。
違うな、って。
私が求めてたの、これじゃないなって。
「う〜、でももう一回保健室入るのもなんだか気まずいなあ」
でも、腹痛を治す薬はほしい。どうしよう。どうしたらいいんだろう。
「あっそうだ、あそこなら!」
何かを思いついて、しおりは再び廊下を走り出した。
彼女が向かった先は、理科の特別教室だった。
とうてい、胃腸系の薬があるとは思えない場所である。
でもしおりは、そこに一縷の望みを託したのだ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
山中にいな
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月13日
参加申し込みの期限
2013年12月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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