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夜更けのおしゃべりを彼らと
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ぬい活は確かに
稲積 柚春
のライフワークである。日々カプセルギアの
вор
に語りかけ、カバンに入れて連れ歩き、写真を撮る。シチュエーションにこだわり写真の画角にこだわり、ベストな一枚が撮れれば今のは良かったよと賛辞を送り、落ち込むことがあればちょっと聞いてよと愚痴まじりの相談を投げかけ、嬉しいこと幸せなことはねぇねぇ聞いてよと共有する。柚春の青春はぬい活と共にあった。想い人、
ウォルター・B
と過ごす時だってворはいつも一緒だったのだ……まぁカプギアな
彼
にもどうやら思うところはあり、複雑な思いを抱いていたりもするようだが、柚春はそれを知る由もない。
「あっ、ねぇこの子! ワット、覚えてる?」
「どれどれ? ああ、花火大会の射的でゲットした……」
「そうそう、あの時の子! 今でも大切にしてるんだよ」
折しも二人の思いが結ばれ、同居に向けて引っ越しの準備をするその最中のことだった。柚春の住んでいた部屋はしばし引き払わず、慣れた環境も残しておこうということになったから、持ち出すのは軽くて身の回りの物だけ。その中に、柚春の取り上げたぬいぐるみが含まれていた。
愛らしい豹の子のぬいぐるみだ。目つきやら何やらどうにも誰かさんに似ている気がする。ということでウォルター自身のいらなくなった服の切れ端を使ってこしらえたコスチュームを身につけ、まるでミニウォルターといった佇まいに仕立てたくらいには愛着がある。手にはチョークまで携えているのだ。
「ふふ、もちろん君も一緒だよ」
そんな人形も連れて、柚春は荷物と共にウォルターの車に乗り込み一路ブラックウッド邸へ向かった……わけなのだが。
「本当に、夢みたい。ワットと一緒に暮らせるなんて」
「メアリもいるから、何かあったら頼るといいよぉ。彼女は本当に頼りになるからねぇ」
「でもさぁ、いい大人がメイドさんに頼りっきりっていうのも、ボクはちょっとどうかと思うけどねぇ」
「……うん?」
唐突な第三者の会話への闖入に、二人は顔を見合わせた。
声はどこかウォルターに似ていた。しかしいささか甲高く、ころころとして可愛らしい。風を切って走る車の助手席に収まりながら、柚春は恐る恐るに後部座席を覗き込んだ。
「ユズハもそう思わない? キミにふさわしいのはボクみたいなオトナのオトコだと思うねぇ。ふふふっ」
「えええ。喋ってるよ、ワット! あの子が!」
豹の子、ミニウォルターが唐突に喋り出したものだから、柚春は飛び上がって驚いたのだった。だってぬい活というものは相手が返事をしないと分かっているからこそこちらも好き放題自由に話しかけられるわけで、突然そんな風にお喋りをし出すとちょっとその、何だ。困る。
とはいえミニ君はまさしくウォルターを愛らしいぬいぐるみサイズへぎゅっと縮めたような存在であり、ウォルターのウィットに富んだトークや博識をそのまま受け継いでいるものだから、お喋りは実に弾んだ。
「今日はドライブかい? いいねぇ、青空の下を走るのは気持ちがいいよねぇ」
「うんうん、分かる! 一日に一度はちゃんとお日さまの光を浴びないとね。ワットはたまにそれさえ面倒くさがるんだよ」
「仲良くなってる……楽しそうだねぇ」
それでいてミニらしくどこか幼気も感じさせ、愛嬌があった。小さな手足をぱたぱたと動かして身振り手振り、飛んだり跳ねたりする様は活き活きとして、まるで幼い頃に見たストップモーションアニメを彷彿とさせた。
小さな彼には矜持があるそうだ。
「好きな人には、素直な気持ちを伝えるべきだと思うんだよねぇ。ボクはユズハを大切に思っているんだよぉ、いつだってねぇ」
「ちょっとねぇ聞いたワット!? ワットも素直な気持ちを伝えなくっちゃね♪」
「善処するよぉ」
「ウォルター君、キミには案外、ライバルが多いんだよぉ? ちゃあんとそのことを自覚しておかないと、足をすくわれちゃうよぉ。ね?」
などと言いながらパチリとウィンクをした相手は、カプセルギアのвор。今は動かぬ彼だが心の中では、力強く頷き同意していたかもしれない。
「大丈夫だよ、僕とワットはラブラブだもんね! ね、ワット?」
「そうだねぇ」
ちらとミニ君を見やるウォルターの目がいささか剣呑にきらめいたのは、気のせいだろうか。
「肝に銘じておくよぉ」
「うん。それがいいよぉ」
ぬいぐるみに乗せられたのか、口元に笑みを張り付けながらも眉を寄せたウォルター。嫉妬だろうか、何だか可愛らしく思えてしまう柚春だった。
とはいえその後は和気あいあい、二人のウォルターとも言うべき布陣が大いに柚春を楽しませ、賑やかなドライブを堪能した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年02月02日
参加申し込みの期限
2025年02月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年02月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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