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●いじめの理由
「ねぇ、聞いていいかな?」
小さく息をつき、震える声で柚希に問いかける。
「柚希は……ゆずちゃんは、なんで私をいじめたの?」
そう呼ばれた柚希は驚いたように目を見開いたが、すぐに視線を落として俯いた。
ゆずちゃん。
仲が良かった頃、彩葉は柚希のことをこう呼んでいた。
「久しぶりにこう呼んだね、ゆずちゃん」
ぎこちなく笑いながら、柚希が再び話し出すのを待つ。
しばらく沈黙が流れていたが、やがて柚希が小さな声で話し出す。
「……私の両親、仲が悪かったの。家にいるのが辛くて、あの頃は本当に嫌だった」
「そういえば、お父さんとお母さんの仲が悪いってこと話してたことがあったね」
柚希が話していた両親の不仲は本当のことだった、というのを改めて実感した。
「家にいるのが辛いほど、仲が悪いことが嫌だったんだ……」
「うん……。だから……仲のいい家族を持つ彩葉が羨ましくて……」
まだ友達だった頃、柚希は彩葉の家に遊びに行ったことがあった。
元パティシエの専業主夫の彩葉の父が作ったお菓子を食べたり、学校でお弁当だった日に料理人の彩葉の母が作ったお弁当のおかずをわけてもらったり、彩葉の兄と話をしたりと彩葉の家族に関わる機会が何度かあった。
そのたびに彩葉が羨ましい、幸せそうでいいなと思っていた。
そんな気持ちが嫉妬に変わったのは、家にいるのが嫌になって飛び出したとある休日のこと。両親と兄と楽しそうに話し、どこかに出かけようとする歩いている彩葉を偶然見かけてからだった。
(うちの家族はすごく仲が悪いのに、なんで彩葉の家族は仲良しなの……? なんで……?)
あまりにも違いすぎる家庭環境を思い知り、柚希はショックを受けた。
複雑な家庭環境で生じた嫉妬心が原因で始まったからかいは最初は軽いものだったが、周囲に乗せらたことでいじめに発展してしまった。
靴を隠す、外見をからかう、デマを流すといったいじめは毎日のように行い、時にはかなりひどいことをしたことも。
そんな状況は彩葉が周囲にいじめられていたことを話したのがきっかけ終わり、そのことで柚希は孤立した。
孤立した中、両親の離婚が重なり、精神的に追い詰められてしまったことで自殺未遂に至ったことを途切れ途切れだが話してくれた。
「そう……だったんだね……」
話を聞き終えた彩葉は、膝の上で握った自分の手をじっと見つめる。
いつも笑顔で明るく、強気で自信があるように振る舞っていた。そんな友達が、苦しみを抱えていたことに気づけなかった。
仲違いしたとはいえ友達だったのに何も知らなかった。何もしてあげられなかった。
「……本当にごめん」
涙を浮かべながら、俯いたままの柚希が静かに謝った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
カターレ
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年01月15日
参加申し込みの期限
2025年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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