this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
深夜、名前のない屋台にて
<< もどる
1
2
3
4
5
眠れない夜に、
綾辻 綾花
はふとカーテンの隙間から漏れている光に気づき、窓を覗いてみた。
「ラーメンの……屋台?」
こんな深夜に煌々と灯る提灯の明かりは、不安になる夜を少しだけ安心させてくれた。
窓は閉まっているが、良い香りが漂ってきている気がして。
「気になりますね、ラーメン」
なんだかとても、ラーメンを食べたい気分になってきた。屋台自体珍しいので、近くまで行ってみようか。
綾花は布団に戻らず、外出用の服に着替えて外へ。
不思議な屋台だったので、目を離した隙に消えてしまっていないか不安だったが、外へ出るとそれはそこにあった。ラーメンの鶏ガラと醤油のの香り。
お腹がなってしまいそう。
(こんな時間に食事をするなんて、初めてですね)
恐る恐る屋台ののれんをめくろうとしたところで、手が重なった。
「!」
目が合う。
「珪、さん?」
早川 珪
だった。
「綾辻さん? あれ、なんで僕の家の近くに」
「へ? ここは私の家のそばですよ」
そこで気づく。不思議な体験をするのは初めてではない。お互いに思っていたから、出会ってしまったのかもしれない。
「じゃあ、一緒に入ろうか」
「はい」
お互い納得。今はラーメンを楽しむことにする。
「いらっしゃい〜」
出迎えてくれたのはエプロンとタオルを頭に巻いた黒猫である。麺の湯切り用の網を手にしていた。
「えっと、店主さんですか」
「そですよ〜。ご注文何にします?」
(にゃんこ……かわいい……)
まじまじと見たら失礼だろうか。
「醤油ラーメンで。綾辻さんは?」
「同じで大丈夫です」
「お待ちくださいませ〜」
手慣れた様子で麺を茹で、丼ぶりを用意していく。
「ところで、散歩でもしてたのかい?」
珪が不安そうに、聞いてくる。
「眠れなくて、そしたら外にこのお店が見えたのでついでてきちゃったんです。普段は深夜に出歩いたりしないですよ?」
少し言い訳っぽくなってしまっただろうか。しかし、
「まぁ、僕も人のこと言えないな。つい、外へ出てきたから」
苦笑を浮かべる。お互い、何かに誘われたのかも知れない。
「でも、その……深夜デート、ですね」
もじもじしながら言うと、
「夜に待ち合わせて夜食を食べるって中々ないけど、こういうのんびりした雰囲気も悪くないね」
提灯の明かりがぼんやりしているからか、雰囲気もふわふわしている。夢を見ているかのよう。
「はい、お待たせ〜。カップルさんだからハートのナルトサービスしちゃう!」
具材のナルトが確かに綺麗なハート型だった。もちろん、珪とおそろいである。
「あ、ありがとうございます」
疑いもなくカップルに見えるらしい。不意打ちで嬉しくてぎこちない対応をしてしまったせいか、にゃんこはこんなことを聞いてきた。
「あらら? もしかしてカップルじゃなくて夫婦?」
「!?」
綾花は顔を赤くした。これまた不意打ちである。
「あはは、今は違いますよ」
珪がさらりと爆弾発言。その言葉の意味を深く考えると、体がゆだってしまいそうだ。
「珪さん、早く食べましょう。店主さん、いただきます」
「はい、どうぞ〜」
珪と並んで麺をすする。
「……美味しいですね」
胃に優しいさっぱりとしたスープに麺も食べやすくつるっとしている。煮卵もチャーシューも味が染みてて非常に美味だ。
お腹が空いていたからか、二人でぺろりと平らげてしまった。
「ごちそうさまでした」
店主がニコニコと声をかけてくる。
「どうですか〜? うちのラーメン」
「美味しかったです。スープも麺も」
「ラーメンの屋台なんて中々見かけなくなったけど、良いものだな」
「はい、珪さんとも会えましたし、よかったです」
店主に見送られて、店を出る。周りの景色はやり綾花の家の近くだが、珪には別の何かが見えているのだろうか。
「それじゃ、また」
手を振る珪の姿を見ると、なんだか寂しくて引き止めたくなった。夜は続く。また明るい昼間にデートに行きたい。
「そうだ、今度は晴れた日にどこか行こうか」
「あ……はい!」
笑顔で別れた。すぐに珪の背中は見えなくなってしまった。しかし、きっと幻ではないだろう。
<< もどる
1
2
3
4
5
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
高城ヒト
ファンレターはマスターページから!
深夜に出会った不思議な屋台、美味しい夜食。夢の中のようなふわふわした不思議な時間を過ごせたら良いなと思います。
ご参加ありがとうございました。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
深夜、名前のない屋台にて
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月22日
参加申し込みの期限
2024年10月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!