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\ オーバータイム!/
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ある迷宮で手繋ぎを・綺
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綾辻 綾花
は
早川 珪
先生とデートしていた。そのはずなのだが、辺りの景色はいつの間にか見慣れぬものになっていた。ひとりならば怖くて動けなかったかもしれないが、今は隣に珪がいる。
「珪さん」
「綾花さん、大丈夫かい?」
「珪さんがいるから大丈夫です。だから、手を離さないで下さいね」
珪の腕に身を寄せて、繋ぐ手の指を絡める。
不意に何かが軋む音がした。音の方を見やると、そこにいたのは甲冑。物言わぬ甲冑が持っていた剣を振り上げる。逃げないと、と思ったときには珪の手に引かれて走り出していた。軋む音は後ろからまだ聞こえてくるが、音が少しだけ遠のいた。
(追いつかれるって思ってたけど、なぜか動きがゆっくりですね)
前方にこの空間の最初に見た、手繋ぎスイッチがある。手を繋いだままスイッチを押して扉を開けて中に入る。明かりは少なく、少し薄暗い。軋む音が来た方向から聞こえて来る。甲冑はまだ動きを止めていないのだ。まだ距離があるので、周りを警戒しながら、綾花たちは出口を探した。
「こっちで合ってるんでしょうか?」
奥が暗くて先が見えない。
「甲冑は止まっていない。後戻りはできなさそうだ」
軋む音は離れているものの止まっていないから、先に行くしかないようだ。
『あなたたち、恋人同士なのかしら?』
「……っ」
突然壁から話しかけられて、綾花は驚いて思わず珪の手を強く握ってしまう。声が聞こえた壁を見る。そこにあったのは一枚の絵。可愛いお姫様の絵だ。その絵が額縁ごとカタカタと動いている。絵のお姫様も扇で口元を隠して笑っていた。
『ねえ、あなたたちのラブラブなところを見せてくださる?』
「えっ、と……」
『見せてくださったら、出口を教えてあげますわ』
それなら、とは思うものの、ラブラブなところを見せるなんて、何をどうしたらいいのだろう。綾花は悩みながら手を繋いでいる珪を見上げる。
「珪さん、抱きしめてくれますか?」
綾花はドキドキしながら、先に珪をぎゅっと抱きしめた。
(安心感があって、とても幸せ……)
その体勢のまま、綾花は珪を見上げ、じっと見つめる。
「もう生徒じゃないんですよ」
だから、めいっぱい何も気にしないで、抱きしめてください。
そんな言葉は喉の奥に隠して、ただ、耳まで赤くなってしまいそうな熱と共に珪を待つ。
珪が黙って綾花を優しく抱きしめ返す。その安堵できる温かさに、綾花はただただ幸せを感じた。
導きの燭台を頼りに廊下を進んでいく。明かりが続いているから、大好きな人と手を繋いでいるから、怖くはない。
「このままいけば出られそうですね」
この景色は知っている。ようやく綾花はホッと息をつくことができた。隣の珪も同じように安堵している様子が見て取れる。
「無事に戻れて良かったです」
「本当に、綾花さんが無事で良かった」
綾花は珪に笑顔を見せた。手は繋いだまま、ここからデート再開だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
冒険
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月14日
参加申し込みの期限
2024年10月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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