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不時着した星で
ねこぴょんの日からXXX……。
八神 修
と
七夜 あおい
の乗った小型のスペースシップは、恒星間ワープ航行中に損傷を来たし地球から何万光年も離れた時空へ放り出された。
「なんとか不時着したのがこんな素敵な星だなんて」
ボロボロとなった船体ではワープ航行はおろか、亜光速で飛ぶことすら難しい。その状況では、宇宙は絶望するほど広すぎた。食糧や水も乏しくなって乗員たちも次々と倒れ、船内で生き残った最後のふたりとなった修とあおいが、いよいよ宇宙の藻屑となるしかない、と諦めたそのとき、その星は目の前に現れた。
地球に近い大気と重力をもった海の星、Y-8M10。
修とあおいは一縷の望みをかけて、赤道付近にある島のそばに船を不時着させたのである。
「島の奥に湧き水があったよ。成分を調査したが飲めそうだ」
「よかった。植物は豊富だし、果物もなっていたから、食べるものにも困らなそうだよね」
修とあおいは島を巡って、しばらくここで暮らせそうだと判断する。
「それに……みて、猫だよ!」
あおいは嬉しそうに、この星の原生動物である猫――にとてもよく似た生き物――を抱き上げた。
なんとこの島は、猫の楽園だったのだ!
「人懐っこいな。上空から見た限り、この惑星は9割以上が水に覆われていて、陸地はこの赤道付近の島くらいしかなさそうだったのに、この猫たちはどこで進化したんだろう」
「昔は地球みたいに大陸があったのかもしれないね。それが何かの理由で沈んで、この島の猫たちだけが生き残ったのかも?」
「あるいは……」と修はあたりを見回してみる。「いつかの時代に俺たちみたいな宇宙旅行者がいて、連れてきた猫が繁殖した、とか」
それらしい痕跡はなにもないけれど、そんな可能性だってあるかもしれない。
修はしっぽを、ぱた、と振った。
修とあおいが生まれた星には伝説があるのだ。
「大昔、宇宙じゅうを旅して星々をテラフォーミングして回ったっていうチキュウジンみたいに?」
彼らは、自らとほかの種族を掛け合わせ、さまざまな環境に適応した人類の亜種を生み出していったという。修やあおいのような『しっぽ人』は、しっぽのないチキュウジンから派生したのだと、子どもの頃に歴史の授業で習ったのを思い出す。
「それで……」
と、あおいがずっと避けていた話題にとうとう触れた。
「船は、直りそう?」
修はしばらく答えず、あおいと、この星の美しい夕焼けを見つめていた。
首を横に振るのが躊躇われて。
「……だめなんだね」
「残念だけれど。この星じゃあ修理に必要な資材が見つかりそうもない」
「仮に見つかっても、私たちふたりだけじゃあ出来ないことが多すぎる。わかってた。けど、現実を突きつけられると……辛いね」
「あおい」
「もう戻れない、この星から旅立つことすらできない……私たちもここで終わりなんだね……」
涙が零れ落ちないように天を仰いで笑うあおいの手を、修はそっと握った。
「俺はあおいが生きていてくれて嬉しいよ。あおいがいるなら生きられる」
「私は……」
「もう戻れないなら……俺とここで生きてほしい。君を愛しているんだ」
修のまっすぐな願いに、あおいは息をのんだ。
簡単に返事はできない。
まだ現状を消化しきれていない。
それに修の申し出を受けるということは――この星におけるアダムとイブになる、ということかもしれないのだ……。
あおいの混乱をかぎ取ったのか、猫たちが慰めるように膝の上に乗って来た。
あたたかく優しい毛並みと呼吸が、あおいの心を落ち着かせてゆく。
「すこしだけ、時間が欲しいな。まずは船で亡くなった人たちをこの星に弔って……それからここでどうやって生きていけるか、知ったり考えたりする時間が欲しい、かな……」
「もちろんだ。だけど約束して、絶望する前に俺に話をしてほしい」
「ありがとう。修くんもね」
「ああ……俺は諦めないよ。生きることも、きみも」
夕暮れが、ふたりを優しく包んでゆく。
この星の夜は冷えるのだろうか。
もしもそうでも寄り添い合えば温かいはずだ。そう、信じて――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月10日
参加申し込みの期限
2024年10月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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