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ワケアリ品はお安く、甘く
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「森篠さん、甘い物好き?」
笹沢 美衣に呼び止められ、
森篠 琳子
は振り返る。ちょうど昼時の寝子島信用金庫(ねこしん)は客足も一区切りしたところで、社食へ向かいつつ今日はAランチかそれともBランチかなどと頭の中で検討を始めたところだった。
「笹沢さん。ええ、まあ、人並みには」
「それじゃ、ちょっと付き合わない? 海浜公園で、アウトレットスイーツフェスタっていうのをやってて」
お昼にスイーツ? と琳子は首を傾けた。生真面目なたちで、食事は三食きっちり栄養バランスもちゃんと考えて……といった習慣が身に染みているから、昼食代わりに甘味を堪能するのはいささか気が引けてしまう。
「スイーツね……」
「たまにはいいじゃない。森篠さんスタイルいいし、ちょっとくらい太っても分からないわよ」
「太るのは確定なの?」
思わず噴き出しながらにうなずいた。
「いいわ。いきましょうか」
「やった! じゃ急いでいきましょ、できるだけ多く回りたいから」
美衣は同期だが琳子より3つほど年上で、琳子にとっては近しい友人というより頼れる姉や距離感の近い先輩のような間柄だが、時にこうして浮かれたりはしゃいだり、ふわふわとしてやけに愛らしく思える瞬間があった。
ねこしんの店舗は寝子ヶ浜海浜公園にほど近く、会場へは歩いてもさほど時間はかからないだろう。制服姿のまま連れ立って向かう道すがら、琳子は尋ねた。
「ところで、アウトレットスイーツって何?」
「うん、なんかね、ワケアリ品っていう意味だって。商品にするには形が悪いけど全然食べられるものだったり、作りすぎちゃったものだったりね。今日は星ヶ丘の高級なお菓子のアウトレット品が、安く買えるらしくって」
「なるほど。高級スイーツなんて、普段はなかなか手が出ないものね」
「ね~。だから楽しみ♪ いっぱい買って、同僚みんなに配っちゃおうかしら」
うきうきと弾むような美衣にほっこりと和みつつ、琳子も妹や母にお土産を買って行こうと決めた。きっと喜ぶだろう。ああ、彼氏の家へ遊びに行くときに持っていってあげるのもいいかも。彼は甘い物、好きかしら。
などとスイーツよりも甘い妄想に浸っていたら、袖を引かれた。
「ほらあそこ、もう並んでる」
「あら。大盛況ね」
海浜公園の特設会場は人であふれていた。親子連れにカップル、学生たち。賑やかで華やかで、そして多様な甘い香りが満ちていた。
「まずはどれいく?」
真っ先に駆け出したいような顔をしながら、年上らしく琳子に選択を任せた美衣にくすりと笑み、手近な案内板を確かめる。
「先にお土産を買ってしまいましょうか。『欅家総本店』のいちご大福詰め合わせはどう?」
「うん、いいわね」
昼休みの限られた時間であれもこれもとはいかないから、目当てのものに絞って迅速に行動する。といって急かされるような焦燥はなく、美衣との他愛のないおしゃべりも絶えないから、学生の頃を思い出すように琳子も浮かれ、弾んだ。
首尾よくお土産を入手し、『ゆめぱん』の半熟卵のクロックマダムと『Favoletta(ファヴォレッタ)』のチョコレートパフェを昼食代わりに堪能していると、美衣が言った。
「最近彼氏と、どう? 上手くいってる?」
思わずむせた。紅茶を流し込んで喉を通し、苦笑いを浮かべる。
「どうって……別に普通よ。上手くいってる、と思う」
「あはは、森篠さん顔真っ赤」
「もう、からかわないで」
恋人、秋沢 覚とは確かに上手くいっている。良好だ。一緒に過ごしていて心穏やかになれるし、時にぐいぐいと力強く引っ張られるのも悪くない。愛おしく思う、がそれを誰かに語るとなると話は別だ。
「どんな人? 優しい? イケメン?」
「えっと、その。まあ、うん……」
「初めてのデートはどんな感じだった? ファーストキスは?」
「いや、あの。だから……もう許して……」
質問攻めは茹蛸のように琳子を赤く染めたが、ひとしきり答えを引き出すと美衣は満足したようだ。
「あ、いけない、時間! お昼休み終わっちゃう!」
「……次は笹沢さんの話、聞かせてもらうわよ?」
少々恨みがましく言ってやると、彼女はぺろりと舌を出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月12日
参加申し込みの期限
2024年09月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年09月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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