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寝子島高校
【修了式】明日に向かってジャンプ!
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【修了の想い】
修了式の講堂は、寝子島高校では親族や島民にも広く公開されているアットホームなイベントとされている事からも、人が沢山訪れる。
平和な土地だからこそ出来ること。それを当然と出来る事も、とても嬉しい事でもある。
「色々……なんだかんだ言っても、今年度も無事に終わった、かな」
その中で、ひとり。自分の中の時間を確認するように
水上 桜
は呟いた。
来月からは高校三年生になる。桜にとっては最後の一年である。三年という時間はあっと言う間だ、その残り一年。
少し、ほんのりながらもしんみりしない方が難しい、そんな心持ちにさせられてしまう、一瞬の講堂の沈黙。
しかし。
それでも始まった校長先生の話は、やはりどう頑張っても異様に長いものなのだ。
それは、全ての緊張も、全ての感慨も。全部を呑み込んで眠りの淵へと引っ張り込んでいく。
特に、
雨宮 草太郎
先生の話は、もはやその才に満ちあふれているのでは、と思わざるを得ない程に穏やかで柔らかいのだ。
「学業は『少年老い易く学成り難し』と申しまして――」
ああ、これはだめだ。昔から、古い格言を引用に出してくる話題が眠気を誘わなかった例はない。桜は必死に迫り来る眠気と戦いながら、何とか眠らずに、その誘惑を打ち払う事に成功する。
ただ、今回は、少しだけ違った。
校長先生から、マイクが別の人へと手渡される。
それが、
野々 ととお
ではない事に、桜は違和感を覚えるのだ。
それが――分かっていた事だとしても。
「……」
ここで野々ととお理事長がいたら、どんな事を言い出すだろう、と。ふと脳裏をよぎらせた。
ととおは、今まで修了式の度に、恒例行事とばかりに、無理難題というべきか、否、実際に無理難題を全身全霊を以て叩き付けてきた。
しかし、
今は――もう、いない。天上に、帰ってしまったから。
今度同じ事をしたら説教などという平和的手段という甘いものではなくて、物理的にシメる、とまで思っていたのに。
「………………」
これが、平和だ。本来あるべきはずだった、もの。
だが。ただ、切なさだけが胸をこみ上げた。
修了式の終わり。ホームルームがまだ残っている。
桜は、自分の教室に帰る前に、ふと理事長室の前に立ち寄った。
「――」
いるわけがない、分かってはいたけれども。
瞬間。
不意に、内側からドアが開いて――驚いた桜の前に立つのは、掃除をしていた用務員のおじさんだった。
「……」
もう、いない。あれだけはっちゃけていた、理事長はもういない。分かってはいた。
けれども。
桜は十秒、目を閉じて。ゆっくりと、その場を立ち去った。
あれも、とても大切な思い出だったのだ。
その心だけは――忘れずにこの胸に残しておこう。
教室に戻る。
ホームルームで受け取る成績表は、開くまでやはりどうしても緊張が隠しきれない。
目にすれば、分かっているものではある。テスト自体は既に返してもらっており、成績自体は判明しているものなのだが、
「それでも、ね……」
それが統括されて数字で表示されていると言うのは、やはり心臓に悪いものなのだ。
しかし、今年の成績は、無事に済ませられるものだった。これならば1年の結果として見るものにしては、安心出来るというものだろう。
そして、ホームルームも終えて今年も片付ける机の中。
こういうものは、機会も少ないのに何故か記憶によく残るもので、昔から片付けが大変なものだと相場が決まっていたりする。
見れば周囲も何だかんだで手際良くとは行かないようで、皆同じようなものなのだろう。
「こんなにたくさん物持ってたっけ……?」
出てくるものは謎の消しゴム、古びた付箋、使い続けるには悩ましいもののオンパレードである。
それらを一頻り片付けて、来年ここに座る生徒の為の空席準備完了――少しだけ感慨深い。
だが、それを上塗りする丁度お昼時の空腹感。
今日は、修了式が終わったら学食で友人と約束をしているのだ。桜はさっそく、そちらの方へ向かうことにした。
これで、清々しく。高校二年生も終えられるに違いない、そう思えた――その胸に様々な思いを抱えながら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
斗々
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月08日
参加申し込みの期限
2024年09月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年09月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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