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寝子島高校
【修了式】明日に向かってジャンプ!
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【眩しい一年の締め括り】
今日は健やかな晴れの日。
校舎の窓から差し込む穏やかな光を目に、今日が寝子島高校の修了式だと思うと、
梓 智依子
の心にも、とても感慨深いものが胸に思い浮かぶ。
本来の同級生たちから三年遅れての高校入学――来月の四月三日には、智依子は二十歳になるのだ。
五才の子供を持つ、二十歳のシングルマザー。そう聞けば、普通であれば世間一般と呼ばれる世界は、今なお余りにも冷たい風を吹かせてくるに違いない。
実際、いくら地主である裕福な祖父母が見守りついていてくれるとはいえ、両親の猛反対の末でもあった。そのような自分が、娘の子育てをしながらの高校生活など一年と続かないかも知れないとすら思っていた。
最初は、祖父母の勧めがなければ、高校に行くことすら諦め、選択肢からは普通に外すつもりですらあったのだ。
しかし――今、そのような思いは、もう清々しい晴れ空と共に一掃されたのだと分かる。肌身に感じる温かな風が、それを教えてくれているのだ。今はもう、娘がいることが、何よりも誇らしいと胸を張って言える程に。
こうして学校を歩く。一年間歩き続けることの出来た道。次は二年生への進級が待っている。
廊下の突き当たりにある、等身を綺麗に映す鏡に露わとなった自分の姿を目にして、ゆっくりと微笑んだ。
一年前、自分がもう二度と袖を通すことはないと思い覚悟していた制服は、今――とても良く似合っている。
しかし。それらの感慨すらも停滞させる、それが修了式という悪習慣、もとい醍醐味である。
校長のスピーチの第一声、
「えー、今日はお日柄も良く……」
これはもう、長くなることが確定であろう。心が感慨に耽る思いと、耳に触れる声の謎の心地よさから、余計に時間の長さが重く感じる。
そのような少々複雑な心境を味わいながら、ようやく終えた修了式の後に、智依子は教室へと戻ってきた。
「もう一年だねー! 振り返れば高校生活も三分の一終了ーっ」
「そうね、本当にあっという間」
そして、クラスメイトとの他愛のない会話。クラスメイトは皆、三歳ほど年下。だが、シングルマザーの智依子を、世間の偏見もなく受け入れてくれた存在でもあるのだ。
「あ、そうだ。梓さん、楓ちゃんの写真見せて! 新しいの、何かある?」
「動画なら……」
携帯から数日前に公園で撮った娘の動画を選んで、クラスメイトに渡す。すると、一同から『可愛い!』という声が飛んだ。一年間の時間の中で、もうクラスメイトにとって楓の可愛さと日に日に重ねられた時間は、まるで急成長中のアイドルを見ているのと同じようなものなのだろう。
他にも何か、と求められれば自分にとって可愛い娘、もっと見てもらいたくなるのが心情だ。その中で、智依子はひとつの動画を見つけ出す。
「あ……これ」
「ん? わぁっ、何これ! 凄い!!」
智依子の周囲にいたクラスメイトが一斉に色めきだった。
そこには、身振り、手振りのひとつひとつに至るまで。天性の才に近しい勢いで智依子の許に辿り着こうとする楓と共に、ダンスの練習をしている姿があった。
練習用にと録画していたものだが、そのクオリティの高さに誰も練習とは思わず、画面を見た面々から感動が走る。
「凄いねーっ、やっぱり親子だー!」
歓喜と共にそう言ってもらえれば、心が嬉しい。一際に、智依子は楓という我が娘を可愛く感じられて仕方がなかった。
それから、無事ホームルームも終わりを告げた。
テストで知っていた成績表に目を通してから、己の成長も一緒に感じ取りつつ、机を空にする大掃除をして、娘の待つ家へと帰る。
家では、どうやら『しゅうりょうしき』というものを楽しみにしていたらしく、娘が智依子の帰りをずっと待っていたようだ。
「ママー、しゅうりょうしきってどんなだったの?」
「うん、あのね――」
智依子は静かに語って聞かせる。今日の朝から、今この瞬間まで。
いつか、楓が修了式を迎えたときに、立場が逆になりこういう話が聞けるといいな――と、そう思いながら……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
斗々
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月08日
参加申し込みの期限
2024年09月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年09月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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