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【修了式】明日に向かってジャンプ!
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【ダ・イ・ス・キ】
学校の修了式も無事終了。
稲積 柚春
は担任の
大橋 尚
から成績表を受け取っていた。
目を通せば、今までの得意科目の家庭と並び、今年は一際に英語のランクが輝いて見える。
「……今年は、英語を頑張ったけれども、これならワットにも得意科目って言えるようになったかな……?」
とある人、ワット――教師である
ウォルター・B
を振り返る。彼は、在住は日本だが、生まれは生粋のイギリス人だ。それを目指しての、彼の母国語を話したい想い――少しだけでも届いて欲しい。
苦手分野も、今年は頑張って平均にまで持ち上げた。ここはそもそもとして、苦手である以上は、決してこれ以上落としてはならないと心に誓う。
全ては、ウォルターと共にいるなら『一緒にいて恥ずかしくない成績。最終的には胸を張れる自分になる為』に――
新クラスの発表は、改めて後日。本日ではないと聞いた。
三年生の担任は誰になるだろうと思い浮かべながらも、脳裏に掠めるのはやはりウォルターの顔。
ウォルターは今年度まで三年生を担当していた。もしことしもそうであるなら、自分の担任になってくれたなら、学校行事の相談や会話もずっと一緒にいられるという魅力は待っている。だが、同時に、なって欲しくない自分も確かに存在しているのだ。
ウォルターは魅力的だと、柚春は知っている。しかし、もしも同じクラスの他の子がウォルターを好きになってしまったなんて惨事があっては、どう接して良いのかも分からなくなってしまうこと請け合いだ。
万一そんな事態になれば、ウォルターに恋心を隠すのは非常に難しい自覚がある。同時に、相手も徹底してこちらに『教え子という布を掛けてくる』事は目に見えている。それはとても堪えがたく寂しいに違いない。
とはいえ、もしその様な中でも、アイコンタクトなどが発生したら――それは、ロマンスなのであるのだが。
そのような葛藤を終えて、終えたホームルーム。皆が様々な行動を取る中、柚春はウォルターについて考える。
ウォルターは卒業した三年生の担任であった為、ホームルーム等はなく既に帰ってしまった可能性は高い。
そうでなくとも、恐らく部活や委員会を考えれば、やる事などは山程あるのだ。
これからは在校生も春休みに入る。その忙しさを考えれば、柚春としても外で会える時に会った方が良いのは分かっていた。
だが――柚春にとって、ウォルターは『愛する人』であるのと同時に、教師としてのウォルター先生も『好き』なのだ。
この感情ばかりはどうしようもない。
学校内の、ウォルターにも逢いたい。そう願えば、柚春は心当たりに向けて、その足を向けるのを躊躇わなかった。
少しでも、お喋りするだけでも。手伝いができることならば何でもしたい。
一瞬でも、共に在りたいのだ。そう思えば、躊躇う心は消えて、探し始めた彼の姿。
職員室を覗き、射撃部の部室に顔を出し、そして華道部の部室を目にした時。部室に飾られた生け花を前に正座し何かを考え込むウォルターの姿を見出した。
「ワッ――ウォルター先生!」
教わった愛称が馴染みすぎて、呼び掛けそうになるのを慌てて正す。
気配で振り向き、その様子を目に入れていたウォルターは、この上なく嬉しそうに微笑んで柚春を受け入れた。
自己の呼び方の特別性よりも――柚春が、ウォルターという立ち位置の存在を考えてくれたのだと。その様子を、この上なく嬉しく愛おしいと言わんばかりに。
「稲積、どうかしたのかな?」
「私、今回英語の成績が上がっ……」
「ああ、ここは来る人がいないからね。今ならそんなに畏まらなくてもいいよぉ。おいで~」
そこでようやく、柚春の緊張が解けた気がした。それでも、呼び方だけは変えずに、ウォルターの元へと向かう。
「ウォルター先生、僕英語の成績あがったよ! 見てみて!」
「へぇ。どれどれ……」
柚春が、そっと通知表を手渡しそうで手渡さない距離に近づいてみせる。
そして、不思議そうに軽く小首を傾げて、それでも何かを悟ったように微笑を見せるウォルターに、瞬間そっと通知表で顔を隠しながら、柚春は告げた。
「――だいすき」
「知ってるよ」
ウォルターが分かっていたかのように、優しく笑う。
――不意打ち失敗。それでも柚春は、心からその胸が温かくなるのを感じながら、心より今の状況に笑顔を浮かべている自分に気付いたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
斗々
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月08日
参加申し込みの期限
2024年09月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年09月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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