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寝子島高校
【修了式】明日に向かってジャンプ!
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【あなたの横顔】
「無事、卒業式も終わりましたね」
駆け抜けた卒業式に少し思いを馳せながら、
綾辻 綾花
はふと今日が寝子島高校の修了式である事に気がついた。
親子参観や、そもそもの寝子島高校の気風から、修了式も講堂の二階席は、一般にも解放されている。それにより、親族以外の卒業生も参観可能なのだ。
「珪さんは二年四組の担任だから講堂にいるかな?」
理由を付けて学校で見られる内では、最後かもしれない愛しい人を思い浮かべる。そのように考えれば、敢えて修了式に行かない理由もないというものであろう。
そうして綾花はこっそり制服に袖を通すと、猫鳴館を出て寝子島高校へと足を運んでいった。
講堂は花で飾られ、一階席はもちろんの事、見晴らしの良い二階席も、生徒の親や親戚、島の人々が大勢いて、場はとても賑やかさに満ちあふれていた。
その中で、二階から一階を見下ろしながら綾花は、愛しい人――図書館教諭でもある
早川 珪
の姿を探し始める。
そして、壁端の一席、その中の一つに姿を見つけて、嬉しさから思わず小さく手を振った。
心の中で気付いてほしくて名前を呼びながら。
珪は魔法のようなその言葉に気付いたように、顔を上げて二階席の綾花に目をやり。困ったように微笑んで見せたのだった。
厳か、とは若干異なる、寝子島高校の終業式。校長先生の話は相変わらず長くて、それでも参加した以上はと綾花は頑張って堪え切る。
併せて、待ち人には担任の教室があるので、そちらのホームルームが終わるまで、綾花は図書室に向かって待つ事にした。
珪はともかく、少なくとも綾花にとっては此処が彼との教室なのだ。
そして、司書教諭として、彼も間違いなく終わればここを訪れるであろうと思われた。
振り返れば、図書委員であることからも、綾花は本当に足繁く此処に通っていたものだ。最後にここを訪れたのも然程遠い昔ではない。
「……」
それなのに。目に入る図書室が、此処がこんなにも懐かしいと思うだなんて。
「あ――!」
待ち人来たりて。綾花は珪の元に制服姿のまま駆け寄った。
「綾辻さん!」
驚いたのは珪の方であろう。修了式で目を留めていたものの、実際にもう着る必要の無い制服を着用した綾花がこうして駆けて来るのであるのだから。
「びっくりしましたか?」
綾花のいたずらめいた顔に、改めて驚いたように綾花の姿を目に留め、それから珪は困ったようにこちらに微笑んで見せたのだった。
「綾辻さんも卒業か……本当にあっと言う間に感じるな」
綾花が、珪の座る隣の席に腰掛ける。図書室には、誰もいない。
ずっと、数年。見続けていた珪の仕事をする姿――それを眺める。修了式であれど、図書室の仕事は無くならない。
「珪さんの横顔好きだったんですけど……いつも並んで、カウンター業務をしてる時はそちらを見てかっこいいなって」
珪が返す言葉を探し狼狽え、結局恥ずかしさから沈黙で返す様子が見える。
「司書姿の珪さんが見たくて急に会いに来るかもしれないですね」
綾花が軽くながらも愛しさに溢れてそう言えば、珪は驚きに目を見開き、是とも非ともしかねる様子で動揺を露わにした。
卒業しても、今度はOGであっても在校生ではないという綾花の立場もあるのだから、それは確かに、どんなに互いに好意があろうとも、常諸手を振って喜んで、とは言えないものなのだ。
その沈黙を壊すように綾花が告げる。
言っても良いはずだ、ここには――二人きりなのだから。
「珪さん、卒業してからも『綾辻さん』呼びですか?卒業したら名前で呼んでほしいって言ったの憶えてますか?」
綾花は、ぎゅっと珪に身を寄せて、その瞳をじっと見つめる。
「……綾辻さん」
「綾花って、呼んでほしいです。他にひともいないです」
切なる瞳。それは綾花の切実な思い。
忘れていなければ、それに応えない相手などいないほど――
「……綾花……」
ぽつりと、観念したように。それでも確かな珪からの自分への呼び掛けに。
綾花は、一気に大輪の花咲くように輝くような微笑みを浮かべてみせた。
ただ、嬉しい、と。その表情に心を寄せて――
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
斗々
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月08日
参加申し込みの期限
2024年09月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年09月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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