this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
インビテーション・アリーナ
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
「はぁ~?」
少しばかり、ほんのちょっとばかり、奇妙なことだが。アミ・タイツ伯爵から賜る最上の栄誉が、
真境名 アリサ
はお気に召さなかったようである。
「うむ、聞こえなかったかね? 仕方がない、二度告げることなど普段は無いのだが、出血大サービスだ。耳かっぽじって聞くがよい……『よく頑張った! お疲れさん!』」
「……そんだけ?」
「うむ? 何を言う、シナリオガイドにもこう書いてあっただろう。『最後の一人になるまで戦い、服を守り切れば勝利。アミ・タイツ伯爵より栄誉の言葉を賜ることができます』とな、嬉しかろう?」
二回も! 何たる光栄か、伯爵のありがたきお言葉を重ねて受け取るという幸運に浴するアリサは歓喜に打ち震えむせび泣き、あれ?
「……ふふふふふっ」
顔怖っ! 何か、怒ってる?
折しもアリーナに併設される屋敷の邸内では騒ぎが巻き起ころうとしていた。敗北した闘技者たちが運び込まれた部屋であり、今まさにインビなバツゲームが彼らへと課されるところだ。それはもう淫猥でどエロい罰であり公の場でその一端でも書き記そうものならたちまちらっ倫の餌食となろう、恐るべき懲罰である。
「珪先生、私、他の人に何かされるのはイヤです。見られてもいいのは、珪先生だけですから……」
震える
綾辻 綾花
を背に
早川 珪
がかばうように立つ。ちなみにこの場の全員はもはやビキニを剥ぎ取られ生まれたままの姿であったが、立ち込める謎の紫煙に阻まれ互いの仔細を覗き見ることは叶わなかった。全く、何だこの無粋な煙は?
「さすがにすっぽんぽんを皆に見られちゃうのはね。ワットになら、まぁ……いいけど」
煙は
稲積 柚春
のたなびかせる香りに伴うものであった。ええい、余計なことを。
ともかくバツゲームである。伯爵の手の者であろうビキニアーマーの女性やビキニアーマッチョたちがムチやらロウソクやら、ここでは言及できないグッズやらをずらり乗せたトレイを運び込み、着々と準備は整いつつあった。
その時だった。
「はふぅ。お腹が空きました~。そろそろ晩ごはんの時間ですし、帰ってもいいですか?」
「そうね、私も明日の早朝レッスンに響いちゃいそうだし、お暇しようかしら」
巫部 紫苑
に
落合 まゆら
がそんなことを言い出した。言わずもがな、これは敗北者への罰なのであって帰るとかお暇するとかいう話ではないわけなのだが。
しかし何ということだろう、彼女らの言葉は敗北者たちへと共鳴し、広がっていったのだ。
城山 水樹
も憮然として述べた。
「罰だか何だかしらないけど、勝手に連れてこられて、勝手に参加させられて。冗談じゃないわよ!」
「そうだそうだ! 紗月の柔肌をイジメていいのはあたしだけよ!」
「り、理緒ちゃん……!」
初瀬川 理緒
は憤慨し、
佐和崎 紗月
は何やら感極まっている。
極めつけとなったのは、立ち上がる
ルーシー・R・マクミラン
の一声だった。
「革命だ!!」
「な、革命……!?」
「己が美を誇るのだ! 我程ではないにしろ、そなたらの肉体もまた美しい。それをちっぽけな布切れや未練がましい鎧などに押しこめようとするのが誤りよ。誇れ、皆の者! 革命の時だ!!」
炎が灯った。革命の炎だ。ごうと渦巻き敗北者たちを呑み込むと、次々に引火させてゆく。彼らは鬨の声を上げ果敢にも罰ゲームの準備を推し進める伯爵の部下たちへと踊りかかり、武器を奪い取った。彼らの装いを剥ぎ取り、再び身につけた。
思えばアミ・タイツ伯爵は初めから見誤っていたのだろう。何たることか。勇壮にして折れぬ心を彼らへ植え付けたのは他ならぬ伯爵であったのだ。一度でも彼らは希望の礎たる装いに身を包み、胸の内に燃え滾る炎を宿していたのだから……そう、ビキニアーマーによって。
「革命だ!」
「革命よー!」
「いざ立ち上がれ、革命の時!!」
屋敷からどっと雪崩出た敗北者たち、いや革命者たちは真っすぐに闘技場へ。目指すは言うまでもなし、インビテーション・アリーナの主催にして元凶たるアミ・タイツ伯爵! 重ねて述べるがこれを書いてるやつとは別人であり、全ての責任はタイツ伯爵にあるのだからして混同せぬように。
「うおーっ、革命ー!」
「アミ・タイツ伯爵をぶっとばせー!」
「ビキニを引っぺがせ!」
革命の炎は燃え盛り、彼らは盾に剣を打ち付けてリズムに乗り行進し、邪魔するビキニはすべからく排除してゆく。
「伯爵に正義の鉄槌を……あれ?」
やがて貴賓席へと上り詰めた彼らであったが、ぴたり足を止め目を剥いた。
「はっはー、ざまあみなさい! この変態伯爵め!」
「む、無念なり……ビキニアーマーよ、永遠なれ。がくっ」
優勝者、アリサが既に伯爵をボコボコにボコした上でビキニを剥ぎ取り、屈服しさめざめと泣き濡れる男の背に悠々腰かけた彼女の高笑いと共に、革命はとうに成っていたのだ。
インビテーション・アリーナの美しき闘技はこうして幕を閉じたのだった。
翌日。多くの闘技者たちと同様、平静なる日常へと舞い戻ったまゆらは一通のメールを受信した。所属する予定の事務所からの通知であり、とあるキャラクターの声を請け負う担当声優のオーディションへ参加を促すものだった。
「こ、このキャラは!」
添付された件のキャラクターの画像を開くなり、まゆらの胸に未だ燻る炎が再び灯る。ハイファンタジーの世界を俊足で駆けるエルフの美女は艶めき輝く真紅のビキニアーマーを身に纏っており、まゆらは思わずぐっと拳を握り込んだ。
「……燃えてきた!」
嗚呼、ビキニアーマーよ永遠なれ。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
網 透介
ファンレターはマスターページから!
網です。
ビキニアーマーのお話でした。
ビキニアーマー、その起源は1930年代に遡ります。マジです。アメリカの創作系雑誌にて誕生し、以来亜種派生アイテムやキャラクターが今日に至るまで生まれ続けているのだとか。
いいものは時代を経てもなお色褪せず受け継がれてゆくもの、その好例というわけですね。感動だなぁ。
それでは、また次回に。
網でした。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
インビテーション・アリーナ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年08月29日
参加申し込みの期限
2024年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!