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「これって、実用性皆無では……?」
佐和崎 紗月
は己の装いを見下ろし困ったように眉を寄せた。やれやれ、ここはビキニアーマーの実用性と機能美について語らねばならないだろうか。戦士の防御面において盾に勝るものはない。頑強な盾は小型のものであってもそれなりの重量を持つから、全身を隈なく覆う甲冑など身につけたまま携えようとすればたちまち重量オーバーに陥り身動きもままならなくなってしまう。よって盾と重厚な甲冑の併用こそが現実的でなく、軽装に盾を構えるのが最適解ということになる。軽装とは即ちビキニアーマーである。盾の堅固な防御があれば守るところは最低限で済むわけであり、戦士はそこへ意識を集中すればよい。前線を身軽に駆け抜け、あらゆる打撃も射撃も盾で受け流しながらカウンターの鋭い一撃を叩き込む。蝶のように舞い蜂のように刺すのがビキニアーマー戦士の真骨頂でありその様の美しさが無粋な全身甲冑やら重たい兜やらを戦場から駆逐したことは疑いようもない事実なのだ。嗚呼、素晴らしきビキニアーマー。
「あたし、この斧にしよーっと。何か強そうじゃん?」
「理緒ちゃん、盾はいらないの? 大丈夫?」
「あーいらないいらない。こう、ばーんってやってどかーんってやっつけちゃえばいいのよ!」
「そっか、じゃあ私はこの銃で理緒ちゃんを援護するね」
……まぁ何だ。たまには盾を持たぬビキニアーマー戦士がいてもいい。そのくらいでビキニアーマーの実用性が揺らぐことはなかろう。
初瀬川 理緒
がそれをどうやら証明してくれるようだ。
「うおりゃー!!」
「ぬおおっ、ワシのビキニをよくも、小娘がッ!」
老戦士を景気よく斧で打ち倒し跳躍、続くビキニアーマーOLもビキニアーマーサラリーマンも次々に叩き斬る。理緒の背を狙う敵があれば物陰に身を潜めた紗月の狙撃銃が狙い違わず撃ち抜いた。飛びかかる誰も彼もがビキニを剥ぎ取られてゆくが忘れることなかれ、彼女らは現役の大学生にしてグラビアアイドルである。アスリートでも格闘家でもない彼女らがインビテーション・アリーナにおいてこのように快進撃を続けられるのはひとえにメンタルの優位性が故にであろう。理緒も紗月もつまり、ビキニ慣れしているのだ。
「理緒ちゃんには、触れさせない……!」
紗月の狙撃精度は高く今のところ百発百中で敵を射抜いている。これもビキニアーマーの力であろう。しかしバトルロイヤルにおいて、そしてスナイパーにとって戦果を上げることは位置が露呈し目立つことにも繋がる。
「いたぞ、狙撃者だ! 優先的に狙えー!」
「あの子のビキニを引っぺがせ! 今の俺たちにはそれが許されるッ!!」
「あっ。こ、こんな近くに……!?」
気がつけばビキニ戦士たちが肉薄しており、剣に槍を向けて紗月へと迫る。
しかし恋人の危機を見逃す理緒ではなかった。
「あたしの紗月に何してんのよっ!!」
「ぐわあああ、見えちゃう! 見えちゃう!」
確かに理緒に盾は必要なかったようだ。両手持ちの斧の柄で敵の刃を巧みに受け流し、肩口からのタックルや蹴りで相手を弾くと絶妙な間合いを作り出し、斧で一撃。振り下ろした隙は狙撃体勢へ復帰した紗月の放つ銃弾がカバーし、二人のコンビネーションには実に隙がない。
襲撃者ら(のビキニ)を蹂躙し、理緒は指を突きつけ高々と言い放った。
「紗月を脱がせるのはあたしだけの特権なんだから!」
「ちょっ、理緒ちゃん!? な、何言って」
「紗月はあたしが守る! あんたたちには指一本だって触れさせないよ!」
独占宣言は紗月の胸をも打ったらしい。頬を赤らめ視線を通わせ合う二人の絆もより深まったことだろう……これもまたビキニアーマーの成せる業、というわけだ。うむ。
落合 まゆら
は獅子奮迅、迫りくる敵の全てを薙ぎ倒す。
「寝子島に来て、そりゃもー色んなことに巻き込まれたけどねー。ビキニアーマーって! ここはコミケ会場じゃないんだぞー、こらーっエロ伯爵!」
ビキニアーマーと大型武器の相性はよい。絶大な破壊力で叩き斬るグレートソードなどその真骨頂といえよう。機敏な身のこなしから繰り出す一撃必殺が相対する者にとって、脅威とならぬはずがない。え、盾? まぁ無くても何とかなろう。全てを肯定し包み込むのがビキニアーマーの美と愛、その極みなのであるからして。
何を言ってるんだかよく分からなくなってきたがともかく、まゆらの戦闘意欲は高まり振るうグレートソードもろともに竜巻のごとく回転した。
「ここは寝子島、最後まで付き合わなきゃ終わらないって、よーく分かってるからね! たああああ!!」
気合一閃、数名のビキニをまとめて薙ぎ払う。
まゆらのモチベーションの充実は、彼女の人生の充実にも起因するかもしれない。事務所への所属も決まった駆け出しの声優であり、この春は大きな転機ともなるだろう。より一層の奮起が必要であり踏ん張りどころでもあり、来たる新生活への希望がまゆらのやり甲斐を刺激した。迸る剣先のスピードはそんなまゆらの逸る気持ちの表れでもあったかもしれない。
もっとも、要因はそれだけではなかったようだが。
「ふふふっ。脱がせるのって、案外楽しいじゃない? クセになっちゃいそう♪」
どうやら彼女はインビテーション・アリーナに適性があったらしい。敵を脱がし倒す、この一点のルールがまゆらを熱くさせた。
「次!」
「きゃあああ、見ないで!」
「次ぃ!」
「うおおおーっ、これはセクハラじゃない! 見せつけてるわけではないんだー!」
「次次ぃー!!」
「いやあああああん!」
「ふっふっふ。次よ、次! どんどん来なさいっ」
平時は良識派であろうまゆらも、ビキニアーマーの魔性に掴まったようだ。ビキニを纏う者を時に惑わせる暗黒面である。闇は芳しき魅力を放ち深淵へと誘う。誰しもこんな言葉を聞いたことがあるだろう、「大いなるビキニには大いなる責任が伴う」。あるいは「ビキニを脱がしていいのは脱がされる覚悟のある者だけだ」とも。しかしながらまゆらを責めることは酷であろう。言わずもがな、ビキニアーマーとは散り行く様さえも美しいのだから。
同時に、みな思い至ることだろう。アリーナの主催たるかのアミ・タイツ伯爵こそ、誰より深く暗い、ビキニアーマーの魔に囚われた者だという事実に……。
「よーし、こうなったら優勝を狙うわよ!」
意気揚々、まゆらの快進撃は続く。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年08月29日
参加申し込みの期限
2024年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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