ねこじま宇宙人狼『ニャモング・アス』｜リアクション

ねこじま宇宙人狼『ニャモング・アス』

〇自己紹介

　戸影邸に集まった５名たちに、仮面の少女はゲームのルールを説明した。
「ふふ。改めましてみなさん御機嫌よう。戸影エムアです。一緒にゲームをプレイする仲間同士、よかったら自己紹介と抱負などをお願いできますか」

　仮面の少女エムアの言葉に、真っ先に反応したのはぼさぼさ髪の少年だった。
「水守流だ、よろしくな！　楽しいゲームにしていこうぜ！」

　筋肉質の眼鏡の青年が次に続く。
「志波武道でっす！　楽しく、そして……生き残れるように頑張るぞー！　おー！！！」

　眼鏡のベリーショートの少女がおどおどとか細い声を上げた。
「どうも、月原想花です……楽しいゲームになればいいな」

　そして和服の青年が明るい声を上げる。
「やぁやぁ！　柏村文也だよ。この中だと小生が一番おにい……いや、おじさんなわけだが、気兼ねなく、ね？　楽しくやろうじゃないか」

　最後に挨拶したのは白いロングヘアの少女。
「はいはい、白真白だよ。楽しんで生き残るぞー」

「ご挨拶ありがとうございます。今回のゲームの参加者は５名ですね。何卒よろしくお願いいたします」
　エムアにより参加者たちは別室に案内された。

　小さな机と椅子が人数分用意されており、机の上にはゲーム機やノートパソコン、それにヘッドホンがセットされている。
「お好きな場所へどうぞ。お好みでコントローラーも使えます」
　中央に陣取ったエムアが言う。
　それぞれ離れている席について周囲を見ると、隣の人の画面は見えないようになっていた。

「会議は対面会話で行います。それまではゲームを進めてください」　
　エムアの言葉にうなずき、５名はキャラクターを作りゲームが始まる。

　そして、配役が発表された――

　

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