ねこじま宇宙人狼『ニャモング・アス』｜リアクション

ねこじま宇宙人狼『ニャモング・アス』

◯議論、そして……

　再びエムアの声が響く。
「議論フェーズです。生き残った皆さんはこちらへお集まりください」　
　もはや３人となったメンバーが顔を合わせた。
　真白、想花、流である。

「見たよ」　
　真白が言う。
「奇遇だな？　俺も白を見た。後ろからついてきて志波さんをキルしたところを」
　流は真っ向から反論した。
「え？　えーと……」
　戸惑う想花。
「違うね。柏村さんの時は私は容疑者じゃなかったもの。嘘じゃないってわかるよね？」
　慌てず反論する真白に、想花は頷いた。
「僕は停電が復旧したところで緊急事態ボタンを押して、二人の姿は見ていないけど」
「……柏村さんの時は俺が通報者だぜ？」
　食い下がる流だったが。
「たぶん、僕が行ったら僕に罪を被せるつもりだったよね？」
　想花は自信を持ってそう言うことができた。
　
「時間です、投票をお願いします」　
　流は、言い逃れできないことを悟っていた。
　そして投票結果は……赤色のキャラの追放だった。

「あー、終わらないんで配置よろしくー」
　そう言いながら流は追放され。
　画面に広がったのは、クルーの勝利を告げる映像だった。
「やったー！」
　真白がガッツポーズを決める。

「わーい！　……わぁーい！　かったけど悔しい！！」
　別部屋から合流した武道が、口惜しさ半分の勝利の声を上げた。
「いやぁ〜、いい勝負だったね！」
　柏村も皆の健闘を称える。
（キルされたのは悔しいのが本音だけど、本来自分は嘘つきな大人だからね！）
　そんな思いを抱えながら。
「どうなるかと思ったけど、追放できてよかった」
　想花が胸を撫でおろした。
　そして流は。
「最後ミスっちまったな」
　と言いつつも。
「楽しいゲームだったぜ！」
　とつぶやいたのだった。
　

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あとがき

担当マスター：天村花海
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ご参加ありがとうございました。

ゲームの楽しさを感じていただきたいと思いつつ、実はプレイ経験はないので、執筆には苦心しました。
でもとても楽しかったです。
あえて誰がどのキャラかわからないように書いているので、わかりにくいかと思いますがご勘弁を。

アマングアスは様々な追加役職やルールがあって奥深いですね。
どなたかもっと詳しいマスターの方がいらっしゃったら、続編を書いていただけないかな～と願っています。

それでは、またご縁がありましたらよろしくお願いします。

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