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バードワールド! 木天蓼花鳥園へようこそ
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○インコ達との触れ合い、お揃いの雀○
シマエナガの看板の前で、
御巫 時子
は
五十嵐 尚輝
を待っていた。園の外にいても、中の鳥達の声が聴こえてくる。
(何をお喋りしているのでしょう。気になりますね……)
鳥好きの彼女は、沢山の鳥に会うのを楽しみにしていた。
(尚輝先生にも楽しんでもらいたいですね……)
可愛らしい鳥と触れ合う尚輝の姿を想像していると、前方からぼさぼさとした頭の彼が歩いてきた。
「御巫さん」
緩く、余計な力が入っていない自然体な動きで軽く手を上げる。
「色々な声がしていますね。早速中に入りましょう」
「はい、先生」
本人に自覚はないがろっこんがろっこんなだけに、彼も鳥が好きなのだ。わくわくしているらしいのが分かって、時子は嬉しくなった。
二人は、インコ・オウム類のガラスハウスを選んだ。オカメインコやセキセイインコ、コザクラインコ、ボタンインコ等、体の大きいヨウムも同じハウスに入っている。カーペットの敷かれたハウスに、キャットタワーならぬバードタワーが設置されている。籠も幾つかあり、中のバードベッドで寝ているインコもいた。
止まり木に並び、低音で何か喋っている二羽に近付き、ろっこんの鳥の囀りを使って質問してみる。
「こんにちは。何をお話していたんでしょう?」
このくらいだったら、周りの来園者も話しかけている。オカメインコとセキセイインコが鳥らしい声で鳴く。
「わかんなかった」
「わからないよ!」
え? と時子はびっくりした。隣で尚輝に聞こえないように小声で言う。
「鳥さん同士なのに、わからないんですか?」
「だって、人間語で喋ろうとするから」
「そっちも人間語だったじゃん!」
「あー……」
時子はさっきの状況を理解した。低音でのお喋りは聞き取れない人間語であり、今はピヨピヨとした鳴き方をしている。
「じゃあ、実際は何て言っていたんでしょう」
「おなかすいたねって」
「おなかがすいたなあって」
二羽の視線の先には、売られている餌を持った来園者に群がるインコ達の姿があった。あそこはもう、満員だ。
「それなら、ごはんを……」
隣の尚輝を見ると、ヨウムと顔を見合わせていた。
「無駄のないフォルムをしていますね。丸い目に食事に適したくちばしの形、おなかと背中のなめらかなカーブ……つまり、可愛いですね」
理系らしい褒め方ですね、と思っていると、最後にシンプルな感想が出てきた。
「尚輝先生、鳥さんたちにごはんあげてみませんか?」
「そうですね。あげてみましょう」
何種類かあるラインナップから、本鳥(ほんにん)達から欲しいと言われたそれぞれの大好物を購入する。三羽がカップの中身をぽりぽりと食べていると、他の鳥達が一気に飛んできた。
「もう……」
真っ先に敗走してきたオカメインコが、肩に移動してきてぼやいてくる。
「毎日たくさんの人のお相手をして疲れたりしていませんか?」
「ううん。さいしょはびっくりしたけど、みんなごはんをくれるから飼育員さんが増えたくらいにしかおもってないよ」
「そうなんですか……」
「それに、ぼくたちはやりたいことしかしないから。眠くなったら寝るし、遊びたくなったら遊ぶし。ほら」
オカメインコの視線の先では、尚輝が鳥達に頭や腕に乗られていた。
「わー、巣みたいだ!」「巣みたいだね!」
鳥達は嬉しそうだが、尚輝は困りつつ、笑っている。
「たくさん来ましたねえ。あの、頭に……されたりしないですよね」
「するよ。巣ににててもしょせん人の頭だからするよ」
「うん。しょせん人の頭だからね」
時子がくすくすと笑うと、尚輝は慌てたようだった。
「えっ、されたんですか!? まさか!?」
「まだ大丈夫ですよ」
「まだ!?」
「わあ、爪がひっかかったよ!」
そこで、最初に話したセキセイインコが尚輝の頭上で片足をばたばたさせた。
「あ、大変ですね」
セキセイインコの体を背中から抱いて、丁寧に足に絡まった髪の毛を解いていく。
(良い手触りですね……)
尚輝の髪の触り心地が好きな時子は、つい頭を撫でてしまう。
「あ、あの、今……?」
「はい、取れましたよ」
「ありがとう!」
その後、鳥達は巣に似た頭に危険を感じたのか、まったりとし始めた。無事にごはんを食べられたオカメインコも時子の膝で羽繕いを始める。
「何か困ったことはありますか?」
「いつもほっぺがかゆいんだ。カキカキしてほしいな」
頭をぺこりと下げる。指でかいてあげると気持ち良さそうに目を閉じる。カキカキをしながらそっと背中を抱いてみたが、気にしていないようだ。
「可愛いですね」
「はい。本当に」
同意した尚輝は、シロハラインコのカキカキをしていた。
「お話しできて楽しかったです」
「うん、ばいばーい」
ガラスハウスを出ると、ショップに向かった。様々なグッズが揃っていて、目が楽しい。手のひらサイズの雀のぬいぐるみに惹かれて手に取ってみる。
「小さいから尚輝先生の白衣のポケットにも入りそうですね」
白衣を着た彼のポケットから雀がひょっこりと顔を出した姿を想像して時子はほっこりとする。
「そうですね。じゃあ、この子をお迎えしましょうか」
ぬいぐるみを受け取った彼がレジに向かう。その途中で、時子もグッズを一つ選んだ。
会計を終えた尚輝のポケットに、雀がちょうど良くおさまって顔を見せている。
「どうですか?」
「どちらも可愛いです」
先生もぬいぐるみも、という感想は心に留めて言うと、「どちらも?」ときょとんとしてから尚輝は照れ笑いを浮かべた。
「御巫さんは何を買ったんですか?」
「私はこれです」
鳥のイラストがプリントされた小さな紙袋から、雀の帯留めを取り出してにっこりと笑う。
「お揃いですね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年07月31日
参加申し込みの期限
2024年08月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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