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バードワールド! 木天蓼花鳥園へようこそ
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○束の間のお休み○
大学の春休みに、
初瀬川 理緒
は恋人の
佐和崎 紗月
とグラドルの仕事の休みを合わせ、木天蓼花鳥園に遊びに来た。
最初に訪れたのは大花園で、桜や春の花々が溢れている。花と花の間の通路を歩きながら、理緒は伸びをした。
「やっと休みね。つかれたー」
春休み期間であっても、毎日撮影があった為、休みという感覚は無かった。久々に丸一日をプライベートに使えるこの日を、理緒は楽しみにしていた。
(大学2年にどうにか進級できたけど、また学業と仕事の日々が始まるんだよね……)
それなら、束の間の休みを有意義に過ごさないと、とデジカメを構える。春先に咲く花は、赤やピンクに白、黄色、青、紫と色とりどりだ。写真学科に通う理緒は、次々と花の写真を撮った。
「今日の理緒ちゃんは撮る方だね」
紗月が微笑む。去年の今頃から彼女もグラドルの仕事を始めたが、一年経って現場の雰囲気にもすっかり慣れたようだった。
「そうね。毎日撮られる側だもんね。紗月も撮られる側になったし。去年までは想像もしなかったな」
理緒は紗月が仕事をするきっかけになったことを思い出す。理緒のグラビア撮影時に欠員が出て、見学に来ていた紗月が代わりに参加することになったのだ。撮影前は恥ずかしがっていたが、カメラを向けられると初めてとは思えない度胸を見せた。さすが、あたしの恋人だと嬉しくなった。
「うん。ハロウィンで恋人宣言したりとかね」
花嫁コスで仮装コンテストに出演したのだが、紗月はこの時、恋人宣言すると決めていた。二人が恋人同士であることが公になった瞬間だ。
「でも、ここまで自分の人生が劇的に変化するなんて思ってなかったな」
紗月が感慨を込めて言うと、理緒は彼女の手をぎゅっと握った。
「これからもきっと、沢山の楽しい変化があるよ」
その明るい声には、彼女の覚悟が含まれていた。
「ね、このお花の前に立ってみて。写真撮ろうよ」
「うん」
白でまとめた春服を着た紗月が、白と水色で彩られたネモフィラの花の前に立つ。水色の花畑の前で微笑む紗月の写真を撮り、菜の花の前でも写真を撮り、他の花の前でも恋人の写真を沢山撮った。今年の春の大切な思い出になるだろう。
「今度は二人で撮ろうよ。紗月、どのお花と一緒に撮りたい?」
「えっと……」
紗月は花鳥園全体を見回して、カラフルな花の絨毯に目を遣った。
「チューリップの前がいいな。理緒ちゃん、映えると思うから」
近くを通った人に写真を撮ってほしいと頼むと、快く受けてもらえた。紗月は理緒と距離を詰め、腕を取る。
「わあ、紗月可愛い!」
「理緒ちゃんも、可愛いね」
返してもらったデジカメに保存された写真を見ると、グラビアの時に浮かべる仕事用の笑顔ではなく、心から幸せそうな笑顔が映っていた。
恋人繋ぎで歩きながら、花鳥園を訪れた野鳥を観察し、二人はガラスハウスに向かった。
「あっ、見て、ハシビロコウ!」
「本物は初めて見たわ……」
ユニークで独特な見た目で静かな人気のハシビロコウを写真に撮ったり、キリリとした鷹のハウスの前では「カッコいい!」と言い合った。
やがて、孔雀の前を通りがかり、その美しさに二人は足を止める。スラリとしていて、モデルのようだ。二羽のうち、一羽は青く、一羽は真っ白だった。
「あの青い孔雀、理緒ちゃんみたい」
「そう? あっちの白い孔雀は、きっと紗月だよ」
二羽は近付き、お互いの羽繕いをし始める。
その仲睦まじさを見ていると何だか嬉しくなって、理緒と紗月はくすくすと笑い合った。
「そろそろ休憩しようか」
「うん。バードショーまではまだ時間があるしね」
写真を何枚か撮り、ショップまでの道を歩く。途中で、インコが集まるガラスハウスの側を通る。
「インコにごはんをあげられますが、いかがですか?」
ごはんをあげられる時間は決まっていて、ちょうどその時間に通りかかったようだ。
「やった! あげてみようよ」
「そうね。この粟穂というのをあげるのね」
「じゃあ、あたしは小松菜をあげよっかな」
ハウスの中に入り、止まり木にいる水色のセイセイインコに小松菜を近付けると、ばささ、と肩に乗ってきた。
「わっ」
「り、理緒ちゃん……!」
粟穂を持った紗月の肩には、黄色いセキセイインコと黄色と黄緑のノーマルセキセイが乗っていた。
「ふふ、すごい嬉しそうに食べてる……」
「こっちも! 大好きなんだね」
ごはんをあげているところを写真に撮ってもらい、それをSNSに上げる。
ガラスハウスを出て、ショップへ向かう。レジ横から鳥の形をしたサブレを選び、紅茶と一緒に買って、休憩の席についた。
「バードショーまであと30分くらいあるわね」
「それなら、先にお土産を見に行かない? 私、気になってるグッズがあるの」
「いいわね。あたしも欲しいグッズがあったんだよね」
二人はまず、ぬいぐるみコーナーに行ってオニオオハシの巨大なぬいぐるみを選んだ。手触りが良く、しっかりとした硬さがあって、大きくても持ち運びやすい。理緒はついテンションが上がった。
「え、これめちゃくちゃかわいい!」
「ホームページで見た時から気になってたの」
紗月も嬉しそうに微笑んでいる。次に、食器売り場を見に行き、コノハズクのペアマグカップを選ぶ。最後に、孔雀の羽のキーチェーンを買った。
買い物を終えた頃にはバードショーの時間になり、大きなぬいぐるみを抱えた二人は、ショーを楽しんだ。
「あー、楽しかった!」
「また、明日からがんばれるわね」
そう、今日は束の間のお休み。明日からはまた、忙しい日々が始まる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年07月31日
参加申し込みの期限
2024年08月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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