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星氷花 on ザ・ビーチ
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【花のように明るく元気な】
「あ、ママー! あっちもお花がきれいー!」
「楓、走っちゃ駄目って何度言ったらわかるのっ!」
本日――
梓 智依子
と娘の楓、そして智依子の祖父母は四人でドーム型複合スパ&プールレジャー施設【NEKOJIMA!】を訪れていた。
楓からみた祖父母は、曾祖父母にあたる――そのふたりは『水着を着るのは何年ぶりだろうか』と云う話を、のんびり穏やかに、かつ若かりし頃を思い出すようでとても嬉しそうに語り合っていた。
そちらの年配のふたりはスパの方へ向かう為、二人とは別行動だ。
後で合流する約束をして、智依子は楓と二人でプールサイドを歩く――予定だったのだが。
「あ! あっちにかき氷やさん!」
「だから、走ると危ないでしょっ!」
ピンク色でリボンの飾りが非常に可愛らしいセパレート式の水着を着た楓は、目新しいものを見つけてはその都度制止しなければ躊躇いなく駆け寄ろうとする。もうそれが更衣室であれプールサイドであれ、まだまだ幼い好奇心を前にすれば自制などもあるはずがない。
その都度、智依子は慌てて手を引き、あるいは声を掛けて止めるのだが、見れば見るほど危なっかしさは増すばかり。
智依子はまだまだ歳は若く、それでも我が子が本当に足を滑らせたり、万一プールに転落などをした日には、と思えば気が気ではないのが母親心というものであろう。
「まったく、この子ったら誰に似たんだか――……」
もう、楓の一挙一動には、心臓が止まりそうになる程だ。
しかし、思わずそう言いかけた自分の言葉に、ふと脳裏によぎる言葉がある。
それは自分の祖父母の言葉。自分と楓を受け入れてくれた祖父母の二人によれば、幼い頃から見ていた智依子も、今の楓と同い年の頃には同じくらいに溌剌な幼少期であったらしい――と言えば聞こえが良いくらい、自分が爆弾娘であったことは、智依子自身もとても良く覚えている。本当に否定のしようがない現実であった。
しかし、そんな楓はいつでも愛しいものである。砂浜を模した波打つプールのビーチサイドで水かけっこをしていると、弾ける水と共に輝く楓の表情は見ている方が嬉しくなる程だ。
ふと、そんな楓が上方に視線を向けた。つられて智依子も顔を上げればそこには長距離大人向けのウォータースライダーが目に映る。丁度人の歓喜の声が響き渡っているところ――
「ママ、かえであれやりたい!」
「ダメよ、あれは大人になってから」
あれには確か身長制限があったはずだ。事前に確認していたものの、流石にまだ無理だろうと思っていたが、入場時に遠くから見比べても、まだ幼い楓の身長は足りなかったのは良く覚えている。
「もう少し背が伸びてから、ね」
「やだ! かえでもやりたい! やーりーたーいーっ!」
さすが、それだけで言って楓が言うことを聞いてくれれば、今まで智依子は何の苦労もしていないというものだ。
可愛い水着を砂浜のビーチサイドに濡らしながらバシャバシャと両手を動かして、ここぞとばかりに楓なりの全身全霊で訴えてくる。
梃子でも動かないとはこういうことだろうか、さすがの智依子も困り果てながら辺りを見渡すと、ビーチの係員らしき人物が通り掛かろうとしているところだった。
「あの、子供用のウォータースライダーとかってありませんか?」
掛けられた声と、智依子の姿。そしてこちらを見ている楓の様子から、何が起きているのかを察したのであろう係員は、笑顔で答えた。
「ああ、親御さんとご一緒でしたら、あちらに滑走距離は短いですがお子さん用のスライダーがありますよ」
「……!」
子供用のスライダーと耳にして、楓のぐずっていた表情が綺麗に晴れる。
「良かった――スライダー乗れるって、楓」
「うんっ!!」
「わぁ、たかーい!」
そこは児童用の短距離のウォータースライダー。どちらかと言えば、傾斜のある巨大な滑り台に近いが、その高さには幼い楓には十分すぎるほど満足したようだった。
「それでは、親御さんはお子さんをしっかり抱っこしていてくださいね」
形状を見る限り、普通に乗る分には安全面では問題はないのであろう。しかし、それでも何が起こるか分からないのが子供であるから、きちんと智依子にも楓を抱っこしていてほしいという指示が出る。
「それでは、どうぞ! 楽しんでくださいね!」
智依子は楓をしっかり抱きしめて、水が走り抜ける中に一気に乗り入れた。
「すごーい!!」
楓の歓声が聞こえてくる。怖がる様子がまるでないのも楓らしいというものだろう。
時間はほんの数秒。
それでも舞い散る花びらと共に滑走するという光景に、楓の瞳は澄んだ瞳を一際、星のようにきらきらと輝かせていた。
「あっちの大きな方は、もう少し背が伸びたらまた来ようね」
「うんっ!」
それからは、はしゃいだ分の疲労が一気に出たのであろう。プロジェクションマッピングの星空の下でブルーハワイのかき氷を食べていた楓が少しうとうととし始めた事もあり、舞い降り落ちる花の中を、智依子は楓を抱えて軽くお昼寝することにした。
目を閉じる前の世界は夜空が見え、とても幻想的な花びらがちらほらと降り注ぐ――その光景に、とても良い夢が見られそうだと思いつつ――
そして、帰りには同じようにスパを堪能した祖父母と合流して、ゆっくりと皆でスパの温泉に浸かってから、家族でその思い出を語り明かして、施設での思い出をいっぱいに貯めながら家まで歩いて帰る事にした。
気がつけば夜だった。プロジェクションマッピングも綺麗だが、実物の星は一際に美しい。
そう、ここに。家族という、一際にして温かい尚も消えない光があれば尚更のこと――
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
斗々
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年07月27日
参加申し込みの期限
2024年08月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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