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星氷花 on ザ・ビーチ
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【夏をときめき!】
「ん?」
それは、朝の日課も一息。
八神 修
がSNSを目にしていた時のこと。
ホットワードに見慣れない言葉がある。リンクをタップして目にすればどうやら【NEKOJIMA!】と呼ばれるものは、最近出来た色とりどりの花が降り注ぐドーム型複合レジャー施設であるらしい。
それを聞くだけならばとても華やかだ。だが、修が気にかけたものはプール施設のどこにも花は映っておらず、コメントやアップ内容にも『今も空には花びらが降っているのに、肝心の花が映っていない!』という不思議なものばかり。
察しの良い修はすぐにその現象を神魂現象だと把握する。それならば直に見に行けばよいであろう。そう判断した修は、早速その花の話題を元にして、連絡ツールであるニャインで
七夜 あおい
に連絡をした。
『こんなプールが出来たらしいんだけど、遊びに行かないか?』
そこには、かき氷に風鈴を描いた可愛らしい猫のスタンプを添えて。
あおいからは即座に連絡が来た。
『そのスタンプ可愛い! ――うんっ、いいよ! 何日の何時がいいかな?』
『それなら――』
即答の返事、それが修にとってはとても嬉しい。
素敵なサマーデートになれば良いと、そう期待に胸を高鳴らせて――気づけばあっという間に当日となっていた。
最近は本当に、あおいと共にある時間の全てが、光のごとく過ぎていくのが修の軽い悩みでもあるのだ。
そして、あおいと合流した当日。
着替えて、施設内で荷物を預ければ二人で一気にプールへGO! ――の前に、準備体操も忘れない。
仮にも水と接する以上、あおいに何かあれば死んでも助ける覚悟のある修だが、それでもそのような有事は無いに越した事はないのだから。
そして、心地よく、優雅な曲線を描くプールの中を二人で泳ぐ。
噂に聞いた神魂影響の花は、確かに神秘的で水中にまで浮かんでいる。水の中で顔が合えば互いに微笑み合うような、そんな時間を過ごした後――ふたりの目に入ったのは、二人乗りで乗れるウォータースライダーだった。
「やっぱ、行くでしょスライダー」
あおいが、かなりの高所がスタート地点のウォータースライダーの頂点を指さした修の指先を目にして、「うんっ!」と目を喜色に染め上げながらキラキラと輝かせて応えてみせる。
「特大、特急といったところか」
「スリルあるね、楽しみだなっ」
二人用のボートを借りて、しっかりとした造りの階段を上がる。
あおいは前で、修はそれを守るように後ろに座る。
「それじゃあ……」
「えいっ!」
二人の掛け声は綺麗に重なり、一斉に二人はスライダーを滑り落ちた。
「きゃーっ!」
「大丈夫か、あおい!」
「思った以上に怖いかもっ!」
半分悲鳴状態であおいが叫ぶ。それもウォータースライダーの醍醐味であるが、流石に愛する人の悲鳴を聞いてはそうも言ってはいられない。咄嗟に後ろからあおいの華奢な身体を抱えて支えながら滑る。
若干安全性が揺らぐが、それでもあおいが安全であり、楽しんでくれる方が先であるならば。
「花が沢山振って浮かんでいる。まるで花の海を駆け抜けてるみたいだね」
そう、敢えて明るく声を掛ければ、先程まで縮こまっているのを感じていたあおいが、周囲の景色を目に感嘆の声を上げるのが聞こえて来て、修はその胸にほっと安堵の色を落とした。
「――怖くなかったか、あおい」
「うんっ、途中から修君が支えてくれていたから」
「楽しかったね!」と、あおいが笑う。
そしてボートを返す時になって――ずっと、滑っている間に二人が手を難く握っている事に互いに気がついて。あおいが頬を赤らめながら慌てて手を離した。
「握ったままでも構わないのに」
からかうように修が言えば、
「は、は、恥ずかしいから、無理っ、かも……っ」
いつもと少しだけ違う、しどろもどろなあおいの様子は、修にはひたすらに可愛らしく瞳に映ったのはもはや言うまでもないことであろう。
「それじゃあ、俺はフードとドリンク買ってくるよ」
「え、じゃあ私も行くよっ、修君一人に任せちゃうなんて申し訳ないし――」
「いいんだ、全力で遊んだ分疲れただろう? すぐ戻るから休んでてくれ」
――広々とした水辺での一休み。修はあおいをビーチチェアに座らせて、急ぎ休憩用に食べられるフードとドリンクを買ってきた――ところで、『あおいの隣に見知らぬ男が』――
「おねーちゃん、俺退屈なんよー。一緒に遊んでって」
「こ、困りますっ! 今日は――」
「……」
修は、あおいの傍にいた男の背中をぽん、と叩いた。
――その手には、雰囲気には、声には。絶対零度の冷たさを以て。
「済みません。彼女は俺の連れなんですよ」
表情を、笑顔を花とよく例えられるとしたら、それは完全に凍りついていた。
「す、すす、スミマセンーーーッ!!」
男が、溢れんばかりの夏に氷漬けにされそうな威圧感に慌てて逃げ出していく。
「しゅ、修君!」
「大丈夫だったかっ!?」
「う、うん! ありがとう……!」
そして、修とあおいはふたりでテーブルで向かい合いながら飲み物と三段重ねのアイスクリームなども挟んで話をする。あおいも元の根性はかなり据わっている為、すぐに平静と明るい笑顔を取り戻した。
「格好良かった、修君っ。連れ……まるで彼女みたいだねっ」
「彼女みたい……むしろ、そうなって欲しいと言ってるのにお預けくらってますからなぁ」
「ぁ……」
顔を赤くするあおいに、修が優しく微笑み追い打ちをかける。
「じゃ、次ナンパされてたら、彼女だって言っても良い?」
「彼女――かの、じょ……ご、ごめん……も、もう少しだ、け……」
そして、ついに顔を蒸気を発して真赤にしながら、あおいが修の前に完全撃沈したのは言うまでもない――
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
斗々
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年07月27日
参加申し込みの期限
2024年08月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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