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星氷花 on ザ・ビーチ
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【Water Memories】
切っ掛けは、しあわせな恋の記憶を辿った時のふとした違和感だった。
「……」
桜井 ラッセル
と、
風の精 晴月
との出会いは夏。
時間を重ねて友人となって、そこからすれ違ったり仲良く遊んだり――それで両思いになったのが少し前の二月。
という事は。
「――マルッと夏を満喫してねーじゃん!?」
次の夏を待つよりも、遥かに早い夏の世界。ドーム型プール&スパ複合レジャー施設【NEKOJIMA!】これで遊ばず、如何せん。
まずは更衣室から即座に着替えて、晴月の出待ちにしか見えないほどの緊張感で、女性更衣室の出口を見る。
「あ、ラッセルー!」
声はすぐに聞こえた。目をやれば、そこには待ち焦がれていた晴月が、
――ささやかに近い胸をボリューミーに見せる、胸全体を覆うように可愛いリボンが大きくひとつ付いたトップスと、
ボトムサイドは、それぞれ大きめのリボンで結ばれ、バランスの取れたフリルレースで気持ち太ももを隠した――純白の、ビキニで。
「――!!」
伸びやかな四肢、露わになった可愛いおなか――ラッセルはそれらを凝視した後バッと目を逸らす。
「ラッセル、似合ってる?」
目を逸らしたラッセルに視線を合わせるように、晴月がひょいと覗き込む。
「……似合ってるよ」
ラッセルは小声でそう返すのがやっと。
可愛い上に女の子らしく肌の露わさ加減まで完璧な晴月から、思わずもうちょっとだけ目をそらせば、彼女は更に視線を寄せて、
「ちゃんと見てるー?」
「見てるって! 可愛い上にその……目のやり場に困るから色々……!!」
――ラッセルのマインドが落ち着くまで少々お待ちください――
「水に入るのは初めてか?」
「お外の見えるお湯――露天風呂なら入った事ある!」
「という事は泳ぐのは初めてか……」
ラッセルは問い掛けながら考える。むしろ『彼女』という特異な存在上、空が飛べる以上に水の中どころかその場の環境すらも、たいした問題ではないのかも知れなくて。
とはいえ、ひとまずの結論として、準備運動で身体を伸ばすラッセルを不思議な顔をして見ている晴月に、プールでの遊泳経験はないであろうと予測を立てる。
「色んなところがあるらしいから、まずは普通のプールで練習してみるか」
ラッセルは『元・動けば沈む』カナヅチであったが、この学園生活の結果、教えられるほどには泳げるようになった――正直な話ではあるが、今、これほど人生でカナヅチ脱出を喜べる瞬間はなかったと言っても過言では無い。
浮き輪を借りて、晴月に装着!
「わぁっ、浮いてるっ。変な感じに浮いてるかも。楽しいね!」
予想以上の晴月の笑顔に、ラッセルも思わず水面を揺らしかねない程に感じられる、胸の高鳴りから鼻血を押さえたくなる衝動をこらえていたが。しばし、
「ラッセル、お花浮いてるけど、水の中ってどうなってるの? 気になるかも!」
その一言で速攻浮き輪を放棄した晴月は、とぷんと元気に水の中に沈み込む。ラッセルも様子を見る為に潜ってみれば、水中に漂う花がとても幻想的な空間で。
「ぷはっ、すごい綺麗だね!」
晴月の目が輝いている。これならば、どうやら水が怖いという概念はなさそうだとラッセルはほっと胸を撫で下ろした。
そして晴月が完全に水と戯れ始めた頃、時間はお昼――
「やっぱりフードコートに来たらかき氷は外せないよなー」
ラッセルは晴月を連れ立って、席を確保してかき氷屋さんの前まで向かう事にした。
「わあっ、たくさん種類あるね。――イチゴとか定番?」
「定番もいいけど、宇治抹茶もほろ苦に練乳が合ってうまいぞ」
「じゃあ、それ!」
「なら、俺はレモンに練乳辺り……あ、マンゴーとかあるのか! 珍しい、こっちにしてみよう」
「に、苦い……っ、でも甘い……?」
席に戻って、かき氷の宇治抹茶の練乳掛けという、味覚の暴力に翻弄されて目を白黒させている晴月に、慌ててラッセルが自分のマンゴーかき氷をすくってスプーンの先を差し出す。
「こ、こっちなら甘いぞ! 大丈夫かっ?」
慌てて、ラッセルのスプーンをパクリとする晴月。
ラッセルの脳裏に浮かぶ――あれ、これって俗に言う『あーんっ』というものでは。
少々状況は異なるものの、恋人同士であるし間違ってはいない。
「むぅぅ。だましたな~、らっせる~。はいっ、ラッセルも!」
「え? い、い、いや……」
晴月が『ラッセルも食べるべき!』とスプーンを差し出す。周囲の視線が少し甘くてくすぐったくなってきた。だが、こうなれば自棄である。ここで男を見せずにどうしろと。
「あ、あーんっ……――ん、美味いなやっぱり」
「この『おとなのあじ』をこんなにあっさり……!」
晴月がカルチャーショックに『がーん!!』という表情を見せている間に――ふとラッセルの耳に、上空から歓喜の叫びが聞こえてきた。
そう言えば。
「晴月、俺ウォータースタライダーとか絶叫系大好きなんだよな。晴月はどうだ? 一緒に楽しめたら……」
「あのさっきから上走ってるやつだよね? ――楽しそう! うんっ、いいよ」
「よっしゃ! 食べたら早速向かうか!」
とはいえ、この『NEKOJIMA!!』にあるウォータースライダーは、さすが名物となる一大アトラクションと言わしめるだけの事はある。登り上げてスライダーを見た晴月が珍しく不安を露わにして見せた。
「そ、空飛んだ方が、怖くなくないかな……?」
「俺もいるから大丈夫だって! 気持ちいいから身を任せてみな――ほら、俺たちの番だ」
「う……えりゃぁああーっ」
ザッパーン!!
そして、一気に滑り落ち二人揃って着地点の水の中へ飛び込み、二人同時に顔を上げる。
「ぷはっ! すごい、水なのに空を飛んでるみたいだった!」
「楽しいな! ……はは。晴月、髪に花ついてる」
目をキラキラとさせる晴月の緑の髪に青色をした大ぶりの花がちょこんと乗っている――それは、まるで。
「人魚みたいですっげー似合ってるぞ。あー……絵に収めたいのにスマホも画材もないのがなー……!」
全力で水遊びをしたかっただけに、スマホは置いてきたし画材はまず持ち込みできない。しかも噂では、スマホにこの花は写らないのだとか。
――ならば、しっかり脳内に焼き付けないと。
そう瞳に、ラッセルが相手を移し込めば、
晴月は、まるでそれにふさわしい表情で、にこりと微笑んで見せたのだ――
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
斗々
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年07月27日
参加申し込みの期限
2024年08月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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