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【花びらの祝福】
スパとプールのドーム型複合レジャー施設【NEKOJIMA!】――女性更衣室を出た先、持参の水着に着替えた
綾辻 綾花
は、共に屋内に入ってこちらで待ち合わせをしていた
早川 珪
を探して周囲を見渡した。
「あ、見つけました! 珪さん」
「ああ、綾辻さん。そこに――」
珪の姿を目に、小走りに近づく綾花の姿を見つけた珪は、ふと。ひたりと一瞬ながらに、じっとその格好を見つめて、綾花を前に思わず僅かに俯いた。
「? どうかしたんですか、珪さん」
「いや、相変わらず似合って……いるなって」
小声で、照れながら視線を逸らし告げる珪。
「……!」
つられて綾花も、その恥ずかしさに僅かに頬を赤く染めずにはいられなかった。
綾花が着ている水着――水色の、ホルターネックながらも大きな胸元を強調しているトップにあしらわれたリボンと、ボトムにフリルを併せ女性らしさを強調しながらも下地にプリントされた猫の足跡が更に可愛らしいという、少女らしさに溢れた綾花お気に入りの一品――を目に、『相変わらず似合っている』と言った珪も、きちんとみていた過去を覚えて、その水着を気に入っている事が伝わってきたのだから。
「珪さんも、その水着とっても似合ってます。カッコよくてドキドキしちゃいます」
珪の水着は、シンプルな黒のトランクスタイプ。若干布にゆとりのあるその水着は、珪の適度についた筋肉にあつらえたように違和感なくその格好良さを引き出している――綾花が思いの丈をそのまま伝えれば、珪は恥ずかしそうに小さく否定をしながらも「ありがとう」と小さくその言葉を受け入れた。
白い砂浜を模した波打つプールの側を二人で歩く。
互いの手は、ゆるやかながらもしっかりとした恋人繋ぎ。そんなふたりに時折吹雪く神魂効果の花びらは、こちらを温かく迎え入れてくれているかのようだった。
それは、ずっとこうしていたくなるような幻想的な時間。
しかしせっかく遊びに来たのならばと、ふたりは歩きながらここの目玉でもあるウォータースライダーへ向かうことにした。
安全性は確保されているが長距離、落差の激しいそれは、今も頭上から歓声という名の悲鳴が聞こえてくるほどの迫力。
「――楽しみですね、行きましょう」
「前まで、ちょっとだけ意外だと思っていたが、綾辻さんはこういうスリリングなものが好きなんだなというのが分かると、やはり嬉しいな」
「~~~!」
確かに読書を愛好する少女の一般イメージとは若干異なるかも知れないが。改めてそう言われればこみ上げてくるのは若干の恥ずかしさ。
しかしそれは、自分を知ってもらうことの喜びとどちらが勝るか。この辺りは思わず脳を悩ませてしまうが、その辺りはもう叫んで忘れるに限る――そうして二人乗りのウォータースライダーで、珪と共に一気に滑れば、
「キャーっ! ――……!!」
幸せと、やはり楽しいこの上ない高揚感。楽しいことはやはり素敵なものだ。
ただ――水着が、水圧で取れそうになり慌てて押さえながら滑り、着水してからそのまま上がれずこっそり直した、などというのは乙女の秘密である――
スパの方へ足を向ければ、ハーブ湯の湯船にはふわふわと、綺麗な緑色の葉が浮かんでいた。
少し茶色く、とろみを感じるようなまったりとしたお湯はとても爽やかな香りと共に、綾花の肌にしっとりと馴染むような心地を味わわせてくれる。
お互い水着ではあるが、混浴オーケーなスパということもあり、隣には珪も座り、同じお湯に浸かっているところ。
「ハーブ風呂で香りも良くて肌もすべすべになったような気がしますね」
そんななめらかな湯面に、神魂効果の花がひとつ風に流れ滑るように落ちた。ふわりと広がる薄桃の花弁が薄茶色のお湯にとても綺麗に映えて咲く。
まるで、そこからふぅわりと、ハーブ湯に負けないだけの心地よい柔からな香りが漂って来るのを感じながら綾花は心地よさそうに目を閉じた。
「花びらの香りもして癒されます」
「そうだね、落ちてくる花びらも、とても綺麗だ」
プロジェクションマッピングで映された夜空から、白色の花びらがふわふわと降ってくるのは、まるで柔らかな雪のようにすら見えて。
ふと、その中の一枚が珪の頭にそっと引っかかるように触れ止まる。
綾花がそれを手に取ろうとすると、するりと、それはあっという間に透明になって姿を消して、その指先には跡形も残っていない。どうやらすぐに消えてしまう花としばらく残り続ける花があるらしい。
「まるで雪のようです……これも神魂の影響でしょうか」
幻想的で少し寂しい、これこそ神魂現象の代表的なものなのかも知れないが、――やはり少し物侘しい。
とめどなく、とめどなく、寄り添う二人に降る雪を思わせる花びらは、やはりそれでも尚も優しさを感じる色めきと美しさを感じさせて。
「フラワーシャワーみたいですね。祝福されてるような嬉しい気持ちです」
思い出すものは、『想いを形にする不思議な花』を育てた記憶。映し出された幸福は、ウェディングドレスから今のように花びらをはらんだ風が一気に二人を駆け抜けた至福の情景――
――気がつけば、狭くはない湯船にその様な相手と、無意識に寄り添い二人きり――
「……水着着用じゃない混浴もいつか入りたいですね」
隣に座る珪の腕をゆっくり取って強めに抱きしめる――この場合、珪の腕に綾花の豊満な胸が当たってしまうのは仕方ないというものだろう。この場合、受ける感情が『恥ずかしさ』だけで済んでいる珪の理性は素晴らしいと称賛されるべきであるかも知れない。
「……私だけですか?」
珪の顔を、綾花の大きな瞳がじっと、じっと見つめてその反応を伺っている――それを目にした珪は、ふと、微笑んで未だ乾くことはない綾花の髪に軽く触れて唇を寄せた。
「――それも、卒業してから考えよう。二人のことも、これからのことも、ね」
微笑みながらそう答える。教師として正しく、同時に感じるそれ以上の確かな愛情――そんな顔をされては、これ以上の追求など出来るはずもない。
綾花は、向けられた笑顔の優しさに頬を赤くしながら、確かに珪の心に触れられた気がして。そっと湯船に沈むように俯いたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
斗々
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年07月27日
参加申し込みの期限
2024年08月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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