こんにちは、赤ちゃん？｜リアクション

こんにちは、赤ちゃん？

【早熟な母性】

（このページには百合的な表現が含まれますのでご注意ください）

　オリガ・ドラグノーヴァは風紀委員として、寝子島の見回りを自主的に行っていた。
　すると、女性たちが誰かを追いかけているのを見つけた。
「責任取って！」「薔薇だけじゃいや！」
　何事だろうと聞き込みしようとしたが。
　気分が悪くなり胸が張り……さらにはお腹が膨らんできた。
　明らかに妊娠の症状だと気付いたが、唐突過ぎる上に心当たりがない。
「クフフ♪　変なことになったねえ！　このままじゃ風紀が乱れるでしょ！」
（でも……面白そう）
「ねえ君、何があったのか聞かせてくれる？」
　追いかけている女性たちを呼び止め話を聞いていると、キャスケット帽にサングラスの少女が通りかかった。
「あれ？　君、風紀委員だよね？」
　オリガが声をかけたのは、同じ風紀委員の霧島椿姫だった。
　椿姫もオリガを覚えていたらしく、ほっとした表情になる。
「外出中に気分が悪くなって、胸が疼いて……出歩いたら却って悪くなりそうだから、どこかで休みたいのですが」
「ちょうど僕も気持ち悪くて休みたいところだったよ。静かなところに行こうか」
　
　二人は、人目を避け静かな場所にある東屋に腰掛けた。
　椿姫は少しでも苦しさを和らげようと、服を緩め半脱ぎになって大股開きになっている。
　視線は自然とお互いの腹部へ……
　「クフフフフ♪　お互い、大きいよねえ」
　オリガは椿姫の姿を見ながら、膨らんだお腹と可愛らしい顔のギャップに萌える。
（可愛いからちょっかい出してみようかな？）
　そっと椿姫のお尻に触れてみる。
（あ、こんなときなのに……なんだかムラムラします）
　椿姫もまた、イケない欲求に駆られてしまっていた。
「お腹……柔らかいですね」
　そう言いながら、丸いお腹をオリガのそれに擦り付けていく。
「温かいなあ……」
　オリガも、お腹を圧迫しないよう気をつけながら椿姫に身を寄せる。
「あっ……なんだか変な気分です……」
「大丈夫？」
　オリガは椿姫の耳元で囁く。
「なんだか、酸っぱいものがほしくなってきました……」
　エッチな気分のせいでしょうか、と恥ずかしそうに呟いた椿姫は、自分の指をしゃぶり始めた。
「困ったねえ。酸っぱいものなんて……」
　ねえ……と、うるんだ目で椿姫はオリガを見つめた。
　何？　と聞く代わりに、オリガはその唇にキスをした。
「ん……」
　椿姫がオリガの唇を吸う。
　さらにオリガの眼帯に舌を這わせる。
（あれ？　僕のほうからちょっかい出したつもりだったのに……ま、いいか♪）
　それでも椿姫の渇きは満たされない。
　オリガの張った胸に手を伸ばす。
「おっぱい……揉めば出るかも」
「クフフ♪　Хорошо、やってみる価値はあるかもねえ？」
　その言葉に応じて、オリガの手も椿姫の胸へ。
　互いの胸を揉みしだき、内包されている母乳を出そうと試みる。
（ぁんっ、何時もこんなんじゃないのに、私ったら馬鹿になっちゃいます……）
　
　だが、残念ながら母乳が出る前に、二人のお腹の脹らみは消えていった……

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