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寝子島高校
卒業 ~らっかみの願いを叶えて~
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ののこ・パレード
パレードは続いている。
ののこの周りには自然と人が集まってきていた。
彼女が本当は神さまで、天に帰らなきゃいけない、なんてことに触れる人はいない。
ただただ同じ高校生活を送った仲間としてごく自然な別れを、友人たちは願っているのだ。
「校長先生の話が長くて、いい意味で緊張が無くなっちゃいましたよね」
「私も寝ちゃって全然覚えてないです。昨日の夜遅くまでいろいろあって」
ののこを囲む
綾辻 綾花
と
宮祀 智瑜
は泣きそうになるのを堪えるために、校長の話をしていた。
「綾花ちゃーん、智瑜ちゃーん。寂しいよー!」
「ののこちゃん……」
「私もですよ……」
そういってハグをし合うともういけない。涙が溢れてきちゃうじゃないか。
でも今日は、笑顔で終わりたいのだ。ののこはそう思って耐えている。
「みんな! 私も混ぜてよーっ!」
そういって飛びついて来たのは
久保田 美和
先生。美和ちゃん先生のようにハグの輪に混ざりはしなかったが、
桐島 義弘
先生や
五十嵐 尚輝
先生、
島岡 雪乃
先生など一年次からお世話になった先生方や、教頭の
黒崎 俊介
先生、ののこたちが入学した時の理事長・
桜栄 あずさ
までが姿を見せている。
「あなたたちが卒業だなんてね」
あずさは理事長を辞した後、世界の教育現場を見るため旅に出ていたと聞く。ひとまわり人間として大きくなって帰って来たあずさの目には、ののこたちの成長がありありと見えているのだろう。
「義弘先生! 卒業しましたよーっ!」
智瑜はめいっぱい手を振った。もしかして式典中あくびしてたの見られてたかも、と恥ずかしくなった智瑜だったが、もう高校生活も最後なのだから大目にみてもらおう。
「ああ、おめでとう。宮祀も綾辻も野々も。これからもしっかりやれよ」
桐島先生はさりげなく眼鏡をはずして、几帳面に折りたたまれたハンカチで涙を拭いていた。
(桐島先生も泣くことがあるんですね……)
桐島先生から黒崎教頭に視線を移した綾花は、美和先生の耳元に顔を寄せて囁く。
「結婚式には呼んでくださいね」
「なっ!」
美和先生の顔がぼっと火が点いたように赤くなる。美和先生はこのところ、教頭の黒崎先生とよい雰囲気なのであった。しかしもちろん同僚達にはナイショだ。
「しーっ、しーっ」
「わかってます。けどどれだけ心配したと思ってるんですか。高1からずーっとです」
「う……ごめん」
心底申し訳なさそうな顔をする美和先生に、綾花は微笑みかける。
「のろけも相談もしっかり聞きますから連絡してくださいね」
どっちが年上かわからない。
綾花はもう一度だけ美和先生を抱き締めて「ありがとうございました」と伝えて離れた。
「ののこさん」
巫部 紫苑
が声をかけてくる。
「楽しい学校生活でしたねぇ。学食も美味しかったですし、イベントの度に色々出店も出ましたし……」
「何度も全制覇してたよねーっ。紫苑ちゃんの胃袋には敵わなかったなー」
「ふふ、それから……あら、美味しい物の事思い出したらお腹空いちゃいましたね……」
お腹をさする紫苑を見て、ののこは笑う。
「紫苑ちゃんらしいや!」
紫苑のことだからきっと今夜は、卒業記念に豪華なご飯を作ることだろう。
続いてののこの元に顔を出したのは、
八神 修
と
七夜 あおい
だ。
「野々、一緒に写真を撮ろう。三人で」
「修くん今日はその場プリントのインスタントカメラを持ってきたから、すぐ渡せるって」
「撮る撮る~っ!」
修やあおいも、三年間いろんな思い出のある友人だ。おもに勉強を見てもらった記憶が鮮やかだが、勉強の内容そのものは残念なことにほとんど忘却の彼方である。
修はひとりずつのと、二人ずつのと、その場にいた美和先生に頼んで三人の写真を撮った。
「はい。これは俺達からのお土産さ」
「ありがとう」
「俺たちのこと覚えててくれたら嬉しいよ」
「忘れたりしないよ」
「うーん、野々だからなあ」
「ひどーい!」
ののこは笑って、ぽかぽかと修を叩く。あおいも隣で笑っている。
「ははは、冗談。俺は覚えてるよ。俺達はずっと友達だ」
こんな日常がずっと続いてきたのだ。
続いたら――良かったのに。
「今日、俺達は高校を卒業する!」
「うん」
「だから、……泣くな、野々」
「……う、う、うわ~~~~んん!!!!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
55人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年06月09日
参加申し込みの期限
2024年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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