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キミは、俺の、ろっこんさん!?
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◆ビッグピンクエレファント戦・その3
屋上の上の給水塔の上。
そこには
八神 修
と機械の天使のような女性――修のろっこんさん・
パート
が立っていた。
「志波! そのパイプをビッグピンクエレファントに突き刺せ! ドレーンみたいなものさ!」
ドレーンとは、手術の際にチューブを使って体内に貯まった血液などを体内に排出する医療行為のことである。修はビッグピンクエレファントの体内の空気を抜くのに、このドレーンの仕組みを使えばいいと思いついたのだ。たしかにパイプを刺してしまえば、体表の再生が起こってもパイプを刺したままにしておけ、体内の空気を抜き続けることができる。医者を志す修だからこそ思いついた名案であった。
「わかった、こうか」
拓郎は手で押し広げていたところにパイプを突き刺し、半分は体内に、半分は体の外に残るような位置で押さえる。やがて体表は再生していき、パイプはしっかりと固定された。拓郎は手を離す。中の空気はパイプを通して噴き出し続けている。
「上手いな。これなら、中の空気を抜き続けられる」
「よし、もっとだ」
修はろっこん《分解》で、屋上貯水槽の脚部の金属筒や壁の中の水道パイプ、道路標識のポールなど見える範囲のものを手あたり次第「分解」した。それらを進化能力で操作し引き寄せた修は、自分が一本、パートにも一本渡して、残りを屋上にぶちまけた。
「パイプは複数差せば、その分抜ける空気も多くなる。あおいとオトメさんの力も借りたい!」
「修くん!」
「任せてよ!」
あおいとオトメさんは一本ずつ鉄パイプを拾う。
「みんなも! 突き刺せる能力があれば、手伝ってくれ! ただし、位置と角度には気を付けてくれよ! 暴風が噴き出す角度によっては俺たちに被害が及びかねない。暴風で象を地面に押し付けられたら最良なんだが」
「さすが八神だな」
茂は眼鏡を押し上げて言った。
「下から腹を狙うのは得策じゃないってことだ」
「背中側からってことだねぇ」
幸次がはいっと手を挙げる。
「俺たちも行こう、ハナハナ」
飛びかかりたくてうずうずしていたハナハナは、もちろんだ、と頷く。
「串田さん、風でサポート、頼みます!」
「了解。いっくよー。ハーーーックション!」
パイプを掴んだ幸次とハナハナは、猫の身軽さを活かし、美弥子の《春一番》の風に乗って舞い上がり、象の背中に飛び乗るとずぶり。
「シキさん。シキさんも……」
「命令するな」
望春を足蹴に、ひとシキさんも上空へ舞い上がる。シキさんはビッグピンクエレファントを蹴って蹴って蹴りまくる。暴風でおかしなほうへ飛んでいかないように方向制御を買って出てくれているようだ。ついでに鷹シキさんはビッグピンクエレファントの目玉を突きまくる。こちらも容赦がない。
「ちっちゃくなってきた」
「高度も下がって来たね」
真下からではまずいと給水塔に上り、修の隣に立ったあおいと乙女さんは手にしたパイプを握りしめる。
寝子高校舎と同じくらいの大きさだったビッグピンクエレファントはいまや、影の大きさが屋上と同じくらいまでに縮んでいる。高度も下がって、給水塔の上からなら尻の真横を狙えそうだ。
「俺たちもやろう。刺せば空気がどんどん抜ける! 思い切りやってくれ!」
修の号令に頷くパート、あおい、オトメさん。
「えええーい!!」
あおいとオトメさんが、投槍の要領で力いっぱい投げたパイプは、ずぶっずぶっと象の尻のほっぺたに突き刺さる。
「よし、俺も!」
あおいが突き刺したパイプの隣に、修のパイプが刺さる。
最後は修のろっこんさんのパートだ。修の力を受け継ぐパートは、一番太く重いパイプを意思の力で頭上へ持ち上げ、くるくるくると回転させると、その先端を象の臀部の穴へ向けて、勢いよく飛ばした。
ブスウッ!!
どこか間の抜けた音を立て、ぶっとい鉄パイプが後ろから前へ、ピンクの象の中心を貫く。
「ひえぇ……!」
「い、痛そうです……!」
美弥子と春さんは思わず手で顔を覆った。
ものすごい勢いで空気が抜けていく。
そろそろ乗っていられなくなった拓郎とジャン、幸次とハナハナが象の背中から飛び降りた。Wシキさんも退避している。修とあおいたちも、風が直撃するのを避けて屋上へと飛び降りた。
ビッグピンクエレファントがちぢみ、回転しながら屋上に降りてくる。
平然とこの時を待っていたのは、莉鳥とエレクトラであった。
「アッハハハハ! 憐れ! 憐れねえ! 最後はあたしが引導を渡してあげるッ!」
「エレクトラ、容赦はいらないわ。一気呵成に行きましょう」
エレクトラがビッグピンクエレファントの着地地点に電気網を広げる。
莉鳥は指先から電気網へと電気を放ち、エレクトラの電気網のパワーをさらに上げる。
「俺たちも加勢する!」
そこに茂の《正確無比の雷》の雷撃と、茂のろっこんさん雷子の雷も加わった。
「いいわ! 最高よ! イキそうっ!」
エレクトラは快感に身もだえした。
電気網はバチバチと青白い火花をあげ、危険なほど電流が流れていた。
そこに降りてくるビッグピンクエレファントは、もうビッグではない。
ビニールプールほどにちぢんだピンクの象が、電気網に触れる。
その瞬間。
バチバチバチバチ!!!
ピンクの象は目を開けていられないほどの白光に包まれ、バーン!!! と弾けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年05月02日
参加申し込みの期限
2024年05月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年05月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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