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キミは、俺の、ろっこんさん!?
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◆鷹取洋二とろっこんさん
(……洋二さん、もれいびだったんだ)
こちらは、蘭月や七瀬がいたのとは別の教室。恋人である
鷹取 洋二
の姿を見つけた
羽生 碧南
は、洋二の隣に洋二によく似たろっこんさんがいることに驚いていた。洋二のろっこんさんは、洋二の髪を長くしたような見た目で、髪を振り乱しながらキャンバスに向かって絵を描いている。
「画風は……ゴッホかしら」
渦巻くような夜空。手前には黒々と捻じれた樹木の影。ろっこんさんはゴッホになりきっているようだ。
そして当の洋二は、こちらも髪を振り乱しながら指揮棒を振っている。首元の赤いスカーフには見覚えがある。音楽室に飾ってあるベートーヴェンの肖像画がつけている、あれだ。
「洋二さん! 洋二さん!」
返事はなかった。洋二はベートーヴェンになりきっている。
「完全に入り込んでる……って、感心している場合じゃないわ。ピンクの子象にとり囲まれてるじゃない!」
洋二の無自覚ろっこん《なりきりロマンティック》は、何かに耐えきれなくなったとき思い込んだ人物になりきるというものだったが、発動中は判断力が低下してしまうというリスクがある。洋二も洋二のろっこんさんも、芸術家になりきっているあまり、ピンクの子象の接近をまったく認識できていないようだ。
そうこうするうち、先に、洋二のろっこんさん――
ロマンさん
がピンクの子象に取り囲まれて、ぐっすりと眠りに落ちてしまった。
「起きて、起きて!」
碧南は群れたピンクの子象を掻き分けてロマンさんを助け出し、ぺちぺちと頬を叩いたが、ロマンさんは幸せそうに口元をムニムニさせるばかりで一向に起きる気配がない。
「碧南!」
乙女ゲームの攻略キャラのようなイケボで叫んだのは、碧南のろっこんさん――
ショウ
だ。
碧南のろっこん《恋する乙女は傷つかない》は、絶体絶命の危機に陥ったとき全身を不可視のバリアが薄く覆い、物理攻撃を防ぐというもの。ショウはその能力をイメージしているのか、シンプルな黒のインナーの上に、近未来的な半透明のロングコートを羽織った姿である。
「こっちもやばいぜ!」
ショウが指差した先には、指揮棒をノリノリで振りまくっていて気付かないまま、ピンクの小象に溺れそうになっている洋二の姿があった。このままじゃ洋二も危ない!
「洋二さんを守るわよ! ショウ、手伝って!」
さすがは女子バスケット部元キャプテンの碧南だ。即座に判断して、教室の隅の掃除用具入れへと走る。
「これを使って!」
ほうきをショウの方へと放り、自分もモップを手に取った碧南は指示を飛ばした。
「追い払うのよ!」
「了解っ、と」
ショウと碧南は、それぞれ得物を振るって洋二へと寄ってくるピンクの子象を追い払ってゆく。
「洋二さんに近寄らないで!」
「碧南!」
ショウが碧南の背後から近寄ってきたピンクの小象をはたき落とす。
「おまえだって気をつけろよ。こいつらは人間の夢や希望が好物なんだから」
「う、うん。ありがとう」
ショウが碧南に背中を預けるようにして、背後の守りに回ってくれる。
ちょっとキュンっとしかけたが、今はそれどころではない。
「また来るっ!」
獅子奮迅。
そう呼ぶにふさわしい戦いぶりだった。
しかし、ピンクの小象は蹴散らしても蹴散らしてもきりがない。
「はぁ、はぁ……さすがに二人だけでは多勢に無勢……いくら体力があってももたないわ」
動きが鈍り、碧南はピンクの子象に後れを取りはじめていた。
ショウも膝をつき、疲労を隠せない。
「もうこれで限界?」
碧南は自問する。
「いや……まだ終わってない!」
「どこぞのバスケ漫画にあったじゃない、『あきらめたら、そこで試合終了』だって!」
「その通り」
老人の声がして、あたりにいたピンクの小象がふわふわと動きを変え始めた。
小象たちは後方のドアのほうへ向かっていく。
次の瞬間、ドアの近くに集まったピンクの小象たちは、風船みたいに次々に破裂した。
「大丈夫?」
そこにいたのはソーイングセットの針を手にした
鴻上 彰尋
と、シェイクスピアの劇の登場人物のような中世風のローブを纏った白髭の老人――彰尋の《Actor of Other Mind》のろっこんさん、
アオ
であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年05月02日
参加申し込みの期限
2024年05月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年05月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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