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【近親者の祝いの一日、あるいはもっともシンプルな答えのひとつ】
待ってた!!
なにをってこの日をですよ。入念な準備! カンペキな飾りつけに絶品料理、それにそれに……クラッカー! やっぱりこれがないとね、おたんじょうびは。ぱぱーんって鳴らすのです、歌のさいごに。
いつものように空を泳いで、彼のおうちへ向かいます。今日は大荷物だからちょっとタイヘン。たくさんのプレゼントボックスに、ぬいぐるみたちがオトモです。みんな元気いっぱいだから、勝手にひとりであっちにいったり、こっちにいったり。お願いだから言うこと聞いてー!
「あっ、おはよーあおいちゃん!」
「おはよ、ののちゃん。今日もおしごと? 大変だねえ」
「ぜーんぜん! たのしくやってるよー、ばっひゅーん♪」
ののちゃんは手を振りながらぎゅーんっと飛んでいきました。ののちゃんが管理人? とかいうのになるって聞いたときは、どーなることやら! って思ったけど、けっこう頑張ってるみたい。あっちに飛んでいってはトラブル解決、こっちに飛んではお悩み解決……って、ぬいぐるみたちも飛んでいってる! 待ってまって、戻ってきてー!
ふう、どうにか確保。コトナキをえました。
でも、この街に引っ越してきてから、驚くことも多いけど楽しいことばっかりで、ずうっと飽きないな。綺麗な景色。賑やかな街並み。賑やかなひとたち。
「あらおはようあおいちゃん、今日はデートかしら? 若いわねぇ~」
「美和ちゃんだって若いじゃないですか」
「あおいちゃん、今日もかわいいねー! インタビューしていい? ズバリ、今日のメイクのテーマは?」
「笹川センパイ、おはようございまーす。今日もおことわりしまーす」
「ぱんだくんは強引だからにゃ。いんたびゅうはもっと、すまーとにお願いするにゃ」
「きゃー、ねこねこ記者! かわいい~っ。インタビュー、大歓迎!」
「俺はダメなのに! な、なっとくいかない!」
「あらあおいさん、ごきげんよう。モンスター退治のご入用はありませんか? なにかあればすぐに駆け付けますよ」
「ありがとうフランちゃん、今日のところは大丈夫! また今度お願いするかもっ」
ちょっと歩くだけで、みんなが私に声をかけてくれる。笑いかけてくれる。楽しくって賑やかで、居心地よくって、お気に入りの街なのです。
世界でいっちばん頼りになって信頼できる人もいることだし。ね!
「おはよう、あおい。ずいぶんな荷物だな……あっ」
「おはよ、修くん! ふふ、忘れてると思った。今日は修くんのお誕生日だよ、バースデーだよ! お祝いしなくっちゃ♪」
「そうだった……そうだったな。すっかり忘れてたよ」
いつも忙しそうにしているけれど、時どき辛そうな顔も浮かべたりするけれど、お誕生日や大切な記念日にはちゃあんとこうして時間を作ってくれて。いつもえらいね。いつもありがとう。
そんな修くんが私は、だいすきです。
と、いうわけで。
「ハッピーバースディ to 修~~~☆」
リボンがほどけてボックスがぱかぱか、ぱかっ! 次々に飛び出すプレゼントに、修くんは目を丸くします。いつも驚かされてばかりだからね、今日くらいは私がビックリさせちゃうんだ。
ぬいぐるみたちもそこらじゅうを飛び回って、クラッカーをぱぱーん! 『HAPPY BIRTHDAY』の文字を支えてくれたり、楽器を演奏してくれたりお料理運んでくれたり、大活躍です。
「お誕生日おめでとう、修くん!」
「ありがとう! すごいな……これ全部、あおいが用意したのか?」
「そうだよ、お料理だって全部手づくりなんだから! 今回は特にうまくできたんだ~」
「そうか……やはり経験は蓄積されていくんだな。何度やり直そうとも。何度繰り返そうとも」
「そうそう、継続は力なりって言うもんね」
「ああ。いつもあおいは頑張っているからな。知っているさ。本当に、いつも……」
切り分けたケーキ(自信作!)をぱくりとひと口。修くんは感極まったように目頭を押さえて、おいしいよ、と言いました。そ、そんなに感動してくれるなんて……!
頑張ってよかった。修くんが喜んでくれると、こんなにも嬉しいんだ。修くんが笑ってくれると、こんなに胸があたたかくなるんだ。
「……うん?」
その時でした。とくん、となにかが胸の奥で強く震えたのは。
「あおい?」
「なんだろう? なにかが、私のなかで……」
「弾けたような?」
彼は、微笑んでいました。にこりと穏やかに、ゆったりとした空気に気を落ち着けて、静かな面持ちで。
「うん。そんな感じ? なんだろ?」
「大丈夫。育っているんだ。あおいの内に芽生えて、成長しているんだ。少しずつ、着実に」
「私に? なにが?」
「希望の芽……というやつかな」
よく分からないけれど。でも修くんの顔を見れば、悪いことではなさそう。
「ゆっくりでいいんだ。ようやく分かった。焦る必要なんてなかったんだ。時間はいくらでもあるんだから」
ぶかぶかどどんとぬいぐるみたちの演奏は絶好調。ふわふわ宙をただよって、いつしか私も修くんもふわふわふわ。
修くんが笑うたび、とくんとなにかが響きます。私も笑うとさらに響き合って、広がってゆきました。
とくん、とくん。とくん、とくん。
「最高の誕生日だよ、あおい。ありがとう。次のあおいの誕生日には、俺がお祝いするよ」
「うん、楽しみにしてる」
ぽかぽかと灯るような心地よい胸のあたたかさにひたりながら、私と修くんはたくさんのプレゼントやぬいぐるみたちに囲まれて、極彩色の空をふわふわゆらゆら。飛び続けるのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年04月22日
参加申し込みの期限
2024年04月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年04月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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