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【進路・合格発表】寝子島に、サクラ咲くころ
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◆合格発表の瞬間
タルトは目を大きく見開き叫んだ。
「あった!」
あった。あったのだ。自分の番号が!
「やったー!」
喜色満面、拳を突き上げた次の瞬間、タルトは屈強なラグビー部さんたちに取り囲まれた。
「おめでとうございまーッス!! 合格を祝して!」
あれよあれよという間に持ち上げられたタルトの体は、ワーッショイ、ワーッショイ、ワーッショイと野太い掛け声に合わせて三度、宙高く舞うこととなった!
「やったよ、お父さんお母さんみんなーっ! って高ーい! 高すぎ! 絶対落とさないでね!」
何度も番号を見返していたラッセルもじわじわとその顔に笑みを広げて、しまいには大はしゃぎで傍らの友人の肩をバシバシと叩きだす。
「やったな! 千も合格おめでとう!」
呆然としていた千里もようやく実感が沸いて来たらしく、小柄な体を跳ねさせてラッセルに飛びついてきた。
「桜井、オレら最高! マジ嬉しい!!」
するとタルトの胴上げを終えたラグビー部のみなさんがわらわらと集まって来た。
「お二人とも合格ですか! おめでとうございまッス!! ささ、喜びの胴上げをお二人ご一緒に!」
さっきのタルトの胴上げが視界の隅に入っていたので、ラッセルは引き気味にのけ反った。
「やー、俺らも受かったけどいいです」
「そう言わず、一生に一度のおめでたい瞬間を祝いましょう!」
「いや、いいです」
「さあ!」
「いいですってー!」
「さあ!!!」
「……!」
圧に、負けた……!
「ワーッショイ、ワーッショイ、ワーッショイ!」
ラッセルと千里はなんだかんだで投げられて、軽々と宙に舞った。
「オレ、胴上げ初めてだ」なんて、千里はわりと楽しんでいる。
ろっこんで鳥になれるラッセルも勿論、空を舞うのは大好きだ。
鳥の時と違って、かなり重力は感じるけれども。
「ははっすげー……、こー……我がことのように歓迎してくれてマタ大に来るのがもっと楽しみになったな」
三度目の胴上げで宙に上がったとき、ラッセルはなんとなく視線を感じた。
(
晴月
? 見てるのか?)
風の精である彼女は大学とか受験とかあまり理解してなさそうだけれど。
(俺の合格、喜んでくれるかな)
そうだったらいいと思う。
「合格だ……」
法学部を受験した英二はまず自分の番号をみつけて、ほっと胸をなでおろす。
「野々さんは……?」
隣を見遣る。ののこはまだ自分の番号を探している。
「見つからない? 何番?」
「えーとね」
ののこは自分の番号を書いた札を英二に見せた。
「社会学部だったよね。一緒に探そうか。えーと……」
英二はののこといっしょに、番号に目を走らせる。
(……あれ)
……気のせいだろうか、見たい番号が抜けている気がする。
「うん、落ち着こう。深呼吸してもう一度ゆっくり……」
スーハーと息をした英二は、さっきよりもっとゆっくり番号を確認していく。
「ない……?」
「英二くんの目にもそう見える? 私もなんかそんな気がして……あは、アハハ」
笑うしかないとはこういうことだろうか。
ののこは幾度も目を擦ってから、三度目の正直、ともう一度番号を確認したが……。
「やっぱりない!」
なんということだ!
ののこは落ちてしまったのだ!
「そ、そんなぁ……!」
ののこは頭を抱えて、その場に膝から崩れ落ちる。
その瞬間から、英二の頭はフル回転しはじめた。
(どどどどう慰めたらいいんだろう。それより今後どうするかだよね)
浪人? 専門学校? フリーター?
そうだ、大学に落ちたって、人は生きていける。
人生の道はいろいろあるのだ!
「野々さん、気を落とさず。なんでも相談に乗るからね」
がっと肩を掴んで必死に慰める英二に、ののこは息も絶え絶えに、笑顔を作った。
「ありがとう英二くん……結果は結果だからしょうがないよ。落ちたけど頑張ったし」
頑張った、と言って、ののこは一瞬目を泳がせた。受かった人たちみたいに頑張ったか、と言われたら、正直そうはいえない気がしてきて、声がちっちゃくなっていく。
「ええと、たぶん、頑張ったし」
と、そこにタルトが通りかかった。
「あっ、タルトちゃん……」
「やっほーののこちゃん。どうだった?」
「ダメー……」
ののこは、がくりと肩を落として答える。
「そっか、どんまい!」
タルトはわりとあっさりとそう言った。神妙になられるよりありがたい、と英二は感じた。
「あ、そうだ。マタ大に限らず、合格した人……落ちた人もいっしょに、お祝い&おつかれさま会しようと思うんだけど、どう?」
「おつかれさま会……?」
「無理にとは言わないけど」
「ううん、行く。行きたい! ちょっとでも頑張ったご褒美に、なんか楽しいことしたい!」
ののこはぐっと顔を上げる。その顔に、もう、悲しみはない。
ののこの結果が結果だったのでちょっとためらっていた英二も、折角なので行くことにする。
(野々さんが気持ちを切り替えられるなら、それに越したことはないしね)
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担当ゲームマスター
笈地 行
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【進路・受験】君等の道、未来のために
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年03月31日
参加申し込みの期限
2024年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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