this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
春のような日
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
つぎへ >>
5.気ままなおひとりさま
シーサイドタウンは多くの人で賑わっている。
デート中のカップル、休日を満喫する親子、大勢で盛り上がっている友だちグループ。もちろんおひとり様も多い。
佐藤 英二
も、その中のひとりだった。特に明確な目的があって家を出たわけではない。ただのんびりと、休日の街をぶらぶらしたかったのだ。
まだお昼までもだいぶ時間があり、何をするも自由である。
ひとまず英二はすぐ目の前にあった本屋へと入ってみる。
「なにか面白そうな本ないかなあ」
興味を持てそうなタイトルを手にとっては戻し、エリアを移ってはまた手にとって戻しを繰り返す。面白そうなマンガがいくつか見つかったが、置き場所にも限りがある。お金も有限だ。英二はちょっと慎重になった。
「電子書籍の方が場所を節約できるかな……でも紙は紙の良さがあるし……うーん」
迷いながら、店内をうろつく。
と、18と数字が書かれたのれんが視界に入った。数字は丸で囲まれ、斜線が引かれてある。
それが何を意味するものか、英二はすぐに理解した。理解できてしまった。
「ここは……」
彼も年頃の男子高校生。そういったものに興味がないわけではない。
服装も今は制服ではなく私服なので、この先へ進んでも誰も咎めはしないだろう。
がしかし。
「……うーん」
英二は大人しく背を向け、そこから離れた。なんとなく悪いことをしてしまっているような気がして、これ以上はよくないと判断したのだ。
まじめ……とも取れるが、なんだか気恥ずかしさがあったのも大きい。
本屋を出た後は、同じ通りにあるゲームセンターへと寄った。
ある程度ゲームをたしなんでいるため、馴染みの場所でもある。
「今日は何をやろうかな」
特にこの後予定が詰まっているわけではないけれど、せっかく来たのだから待ち時間が多いものは避けたい。
ちょうど、麻雀ゲームの筐体が数台空いているのが目に留まった。
「久しぶりにいいかも」
イスへ座り、硬貨を投入する。最近流行りの、かわいいキャラやイケメンが多く登場し全国のプレイヤーとオンラインで対戦できるタイプのゲームだ。
ゲームを始めると、英二はその日自分が不運であったという事実に直面してしまった。
「は、配牌が……」
東1局から始まり、親の連荘も挟みながら終局までの全局が4〜5シャンテンスタート。あがれるどころではない。振り込まないようにするのが精一杯で、それでもツモられたりして点棒が削られていく。
典型的なジリ貧パターンだった。
「こうなったら逆に……」
配牌の悪さを逆手にとり、捨て牌で役をつくりに向かう。そう、狙いは流し満貫だ。
しかしそれも間の悪い鳴きが入り邪魔される。
3回やって、ラス・3着・ラスだった。
「……麻雀はやめておこう」
特に命を削ってプレイしているわけではないけれど、このまま打ってもレートが下がり続けるだけだと見切りをつけたからだ。
その後クイズゲームや格闘ゲームにも手を出したが、そもそも格闘ゲームなどに関してはノウハウを持ち合わせていなかったため、勝率も安定しなかった。
結果どのジャンルでも好成績は残せなかったが、ゲームをすること自体がストレス発散になっている。英二は満足そうにゲームセンターを出た。
「そうだ!」
ストレス発散のついでに、より気持ちをすっきりさせてリフレッシュしよう。
思い立った英二が向かった先はカラオケだった。
友だちと来ることもあるが、英二はたまにこうしてひとりでもカラオケに来る。友だちとではなかなか歌いにくい歌でも気兼ねなく歌えるのがヒトカラの大きなメリットだ。
部屋に入るなり、英二は早速機械を操作してお気に入りのアニソンを入れる。普段あまり大声を出すタイプではないが、せっかくのヒトカラならと自分を解放させてノリノリで歌う。
と、サビに入りかけたあたりでコンコンとドアがノックされ、店員がジュースを持ってきた。
「行けッッ僕らのヒーロ……」
「失礼します、ウーロン茶お持ちしましたー」
「あっはい」
ヒトカラでもっとも気まずい瞬間不動のナンバーワンである。何回も経験しているからわかる。英二は思った。ヒトカラはドリンクバーの店舗が一番いいなあ、と。しかし悲しいかな、ここはワンドリンク制の店舗だったのだ。
英二は気を取り直して、もう一度同じ曲を入れてAメロから歌い直した。これもヒトカラならではだ。
ゲーセンとカラオケでだいぶ気持ちをリフレッシュできた英二は、時計を見る。
いつの間にか午後の2時すぎになっていた。
「そういえば、まだお昼食べてなかったな」
英二は出たとこ勝負と言わんばかりに、最初に目についたお店に入ることにした。きょろきょろと辺りを見回した彼の目に映ったのは、ケバブの3文字。キッチンカーだった。
「ケバブかあ、あんまり食べたことないかも」
それが逆に新鮮でいいなと思った。ワンコインというお手軽さも良い。ボリュームとソースをオーダーし、熱々のケバブが渡される。
「おいしいっ!!」
ゲームセンターでの不運をすべて帳消しにしておつりがくるくらいのおいしさに、英二は胸を高鳴らせた。
気になるあの子に今度教えてみようかな、なんてことを思いながら英二は日が沈むまでの時間の過ごし方を考えていた。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
春のような日
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年03月27日
参加申し込みの期限
2024年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!