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3月、お別れの季節
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星降る夜とホットスナック ~かろやかに、サックリと~
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「見たか、一之助。あのピンと伸びた姿勢」
「……うむ。頭の上からつま先まで糸で吊られたかのような……ブレない体幹、かなりの手練れだと見た」
「うむうむ! ペアにそっと差し出す手、濡れたような目線……信頼感がにじみ出ておるにゃ! 美しいにゃ!」
それぞれ『9.8』『10.0』『10.0』の番号札を掲げるお三夜さまと狛猫たち。
シオはほかほかのフランクフルトとお茶を差し入れて、席につく。
氷の上では絢と真優理が黒髪をなびかせて、優雅に滑っている。周りを飛び回る星達は、妖精が振りまく光の粉のようだ。
「えーと、次の方は……
桜井 ラッセル
さんと晴月さんですね」
シオは手元のメモを見ながら呟く。
絢と真優理がお辞儀をして退場すると、次は金髪の少年と緑色の髪の少女が入場する。
「ほほぅ、少年少女のカップルかにゃ? 『俺も初めての時は子鹿のようだったけど、晴月はどうかな? あ、風を使ってズルは無しだぞ』むふふ、いつでも彼女を支えられるように手を出しながらの言葉……うい奴にゃ」
耳をぴくぴく動かして、ラッセルのセリフを再現するお三夜さま。
「少女の方は『もぉ、やらないよー』と言ってますな。唇の動きからすると」
「いやぁ、実に初々しいですなぁ」
心まで温まったという顔で、お茶をすする3人。
それぞれ『10.0』『9.8』『10.0』の番号札を振る。
最初の方こそ、ラッセルが手を引いて教えていたが、晴月はすぐにコツを飲み込んだのか、リズミカルに流れに乗って滑れるようになったのだ。
2人の長い髪が輝く星をまとい、シオはおとぎ話の舞踏会のようだと思った。
「お三夜さま、最後のトリはタルトさんですよ」
「おぉ、それは楽しみにゃ」
ラッセルと晴月が笑顔で氷上を後にすると、最後に星を引き連れたタルトが氷上に滑り出た。
「こ、これは……創作だんすというやつかにゃ?」
「どうやら猫をモチーフにしているようですな」
「今の動きは、猫が伸びをしている体勢を表現しているのでしょうか」
今までの2組はペアとのコンビネーションが抜群だったが、タルトはそれを星たちとこなしていた。
タルトが伸ばした手の先から、氷上に降りたって滑る星。
猫パンチの演技から慌てて逃げる星。
タルトがスピードを上げて滑れば、星たちも一列になってついていくといった具合に。
最後には、くるくるとスピンを決めるタルトの頭でクリスマスツリーのように輝くという〆を見せた。
観客達からの拍手の中、上げられた番号札は『10.0』『10.0』『9.8』の3つ。
「タルト殿、よくやったにゃ!」
◆
スケート大会が終わり、出場者5人は呼ばれて整列していた。
「え~、皆の者、素晴らしい演技に感謝するにゃ。公の場に出る勇気を賞して、『ここぞという時に普段通りの実力が発揮できる』御利益を授けるにゃ」
「やった! やったー! 絢ちゃん、これで万事うまく行くわね!」
「ま、真優理さん……もう、しょうがないなぁ」
お三夜さまは、抱きついて泣く真優理と赤面する絢を撫で、得意げにピースしているラッセルと晴月を撫で、最後に満面の笑みのタルトを撫でた。
「すごかったですよ、タルトさん。スケートお上手なんですね」
シオも駆けよって、タルトに言葉をかける。
「えへへ、それほどでも~。シオさんはどう? お祭り楽しかった?」
「えぇ。幻想的な風景がとっても素敵です。帰ったら、家族に伝えなくちゃ」
シオは冷たく冴え渡る、冬の空を見上げた。
風に吹かれる灰色の髪を、飛ぶ星たちがもてあそぶ。
祭りに集う人々の夜は、こうして更けていった。
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あとがき
担当マスター:
陣 杏里
ファンレターはマスターページから!
皆様こんにちは。
『そういえば最近フライドポテト食べてない』陣 杏里です。
冬の星空の元で、ほかほかグルメのシナリオにご参加下さり、ありがとうございました。
私が今までに食べた美味しいものを回想しながら、リアクションを執筆いたしました。
皆様のお料理も拝見できまして、楽しかったです。
参加下さいました方、お読み下さった方、どうもありがとうございました。
※痛風鍋は、牡蠣や白子、あん肝が入った贅沢海鮮鍋です。また食べたいなぁ。
では、この辺で失礼します。
陣 杏里でした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月22日
参加申し込みの期限
2024年02月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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