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【レタスの見た夢】
「博士! これはいったい!?」
「葉月博士、説明を!」
「博士が開発中のパズルと関連があるとのことですが、真相は!?」
「いや、うん。分かったわかった。なんとかするから、しばらく待っていてくれ」
後ろ手にドアをばたむっと閉じて押し寄せる記者たちを追いやると、
葉月 朱真
はふかぶか、ため息をつきました。いやはや。たいへんなことになってしまいました。
「ふ~。さて、どうしたものかな」
窓からちらり、外をのぞけば……やっぱり、色とりどりの野菜たちがころんころんと転がっています。野菜にはなんだか愛らしい顔がついていて、にっこり笑うキャベツにむっつり顔のトマト、人の好さそうなジャガイモにイケメンなキュウリ。気難しそうなブロッコリー。表情豊かで愛嬌がありました。
コトの経緯を説明するなら、こうです。日本初の、そして唯一のパズル博士である朱真が自らの研究成果を記した学術論文によれば、あれらの野菜は朱真の最高傑作であるパズルゲームの一部なのです。
ルールはシンプル。上から野菜たちを落として積み上げ、同じ野菜同士が接触すると、別の野菜へと進化します。それぞれの野菜にはランクがあり、高ランクの野菜へ進化させるほど高得点を獲得できます。野菜が限界まで積み上がる前に、最高ランクのレタスをたくさん作ってハイスコアを目指そう!
斬新かつ分かりやすく、誰でも直感的に遊びやすい、珠玉のパズルゲーム。名付けて『レタスゲーム』!!
「うーん。やっぱり『これどっかで見たことあるよな』なんて、うっかりつぶやいてしまったのがまずかったか」
朱真、痛恨のうっかりでした。創造者のひと言にヘソを曲げた野菜たちが、逃げ出してしまったのです。ばっひゅーん! てなものです。
逃げ出した野菜たちは空から降りそそぎ、ころころと転がってはいろんなものにぶつかったりぎゅうぎゅうに詰まったり、時おり進化して上位の野菜となってご満悦な顔を浮かべたりしています。このままでは、寝子島のひとびとの暮らしに甚大な影響が出てしまいますし、もちろん朱真だって困ります。せっかくつくったパズルをみんなに楽しんでもらえなくなってしまいますし、なにより製作者として、野菜たちにはあくまで幸せな気持ちでいてほしいものです。
「さて。では、なんとかするとしようか」
野菜たちが気持ちよくお仕事をしてくれてこそ、朱真のパズルも完成を見るのですから。
キャットロードはすでに野菜であふれていて、足の踏み場もないありさまです。野菜ギライな子どもは泣きだし、八百屋さんはてんやわんや。買い物中の主婦だって大混乱です。
「これはいけない」
まずはシーサイドタウンから始めることにします。
ところで朱真は博士であるので、こんなときに便利な発明品にはあれこれ備えがありました。博士というのはそーいうものですから。
ジャンピョンシューズでぴょーん! とビルの上へ飛び上がり、ネットランチャーをしゅばん! ニンジンをつかまえるとパワーアームでぶおんぶおん振り回し、別のニンジンへシュート! ニンジンは進化してジャガイモとなり、ころころと転がって、ジャガイモと接触してトマトになりました。
「野菜同士を接触させれば進化し、体積は増えるが数は減る。ひとまずは次々に野菜たちを進化させていこう」
朱真はネットでキュウリをつかまえてぶん回し、ときにすまんと謝りながらに蹴っ飛ばして接触させ、進化をうながしていきます。
「む。これは……?」
いくつも野菜同士を進化させてゆくなかで、聡明な朱真は気付きました。
野菜たちが進化を続けていけば、最終的にはタイトルにも冠したレタスのみとなるはず。けれど、
「レタスがいない。彼らはいったいどこへ?」
あまたの野菜たちを進化させながら、朱真が昇りつめたのは九夜山の山頂。三夜湖でした。
ずずずずず。ずごごごご、どどどどど!!
「……なんてことだ。自力で進化したというのか」
湖の底からざばばばっと姿をあらわしたのは、無限の進化のはてにたどりついた、究極の野菜。そう、巨大なスイカでありました!! もちろん顔つきの。ぱっちりウィンクして笑っています。
スイカは野菜か? とまあ、細かいトコロは置いとくとしまして。
「悪いが、あなたの存在を許すわけにはいかない。なんていうか、商標的にマズそうだから。強制的に進化をうながし、スイカ以外の別の野菜になってもらうぞ」
背負ったジェットパックに点火、どぎゅんと飛び上がる朱真。ぺぺぺっとスイカが吐きだすタネマシンガンを旋回してかわしつつ、かまえたランチャーからマグネットビームを照射。そこらをころころしている野菜たちを引き寄せて、マグネットパワー全開で射出! スイカめがけてぶつけていきます。
「ニンジン、トマト、ジャガイモ、キャベツ。レタスも持っていけ!」
次々に野菜を吸い上げ、連射連射連射!! ジェットで飛び回りながら、タネの掃射は華麗に回避。ダメ押しのダブルレタスをどどん! と叩き込めば、
「これで終わりだ……でも、安心してほしい。この世に生まれたあなたの命と意思は決して、無駄にはしないよ」
巨大スイカはにこにこ顔のまま、ずずずずず……と三夜湖の底へと沈んでいきました。
その後。
「アケノイロ・パズルプレゼンツ『レタスドリーム』発売!」
どっかで見たような落ちものパズルから路線変更。ひとりでもみんなでもわいわい楽しめるボードゲームとしてお茶の間へと届けられた新作はヒットを飛ばしたいっぽう、プレイ中ごくまれにレタスがスイカになる。とのウワサがまことしやかにささやかれ、それはそれで売り上げを伸ばす要因となったとか、ならないとか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月16日
参加申し込みの期限
2024年02月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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