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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【星幽塔】第三階層 ボーパル・パーティーで遊ぼうよ！
＞ようこそ、『ボーパル・パーティー』へ！
（え……？）
青山 絢は、我に返り目が点になった。自室にいた筈なのに、いつの間にか賑やかなサーカスのテントのような場所に来ている。
（私、確か自分の部屋で寝ていたはずよね？）
傍らには従姉の水谷 真優理も一緒にいる。彼女も今目覚めたようで、辺りを見渡しきょとんとしていた。
「寝子島じゃないみたいだけど……」
ここはどこ？ と問うような眼差しを受け絢は首を傾げる。
賑やかな音楽が鳴り響き、ステージでは兎の獣人が派手なパフォーマンスを行っていた。観客はいろんな動物の姿をした妖精たちがおり、その間を兎の売り子が色々な食べ物を売りながら歩いている。
不思議に思いながらテントの外を見てみれば、大きな兎の獣人が看板を持って声を張り上げていた。
「さぁさぁ！ 『ボーパル一家』の大道芸と演舞が始まるよ！ お兄さんもお姉さんもお坊ちゃんお嬢ちゃん、それにおじちゃんおばあちゃんもみぃんな寄っといで～！」
「『ボーパル一家』？ 聞いた事ないわね」
「えぇ……」
真優理と絢は顔を見合わせ、どうしようかと悩んでしまっていた。
それは桜 月と北条 冬華も同じで。二人は絢と真優理に気付き駆け寄る。だが、月はだいぶ落ち着いており、何か楽し気に考えていた。
「理由は分からないが、危険な事ではなさそうだ。楽しもうじゃないか」
月の言葉もあり、彼女達はしばし始まった一座の大道芸を楽しむ。様々な姿をした兎獣人たちは、華やかで楽しいショーを繰り広げる。
ピエロのような恰好をした子ウサギたちのダンスに、華麗な衣装のバニーガールによる豪快な殺陣、玉乗りを見せるぽっちゃり兎……と様々なショーにしばし見とれる絢たち。しかし、休憩時間に入った時近づく者がいた。
「やぁやぁ、お嬢さん方。ちょっとお話が……」
白黒斑の兎耳と尻尾が付いた黒髪の少年が、にっこり笑って声をかける。不思議に思った４人が顔を見合わせ、代表して真優理が「私達の事かしら？」と問えば少年はこくりと頷く。
「実は、観客からも参加者を募っておりまして。それで、目を付けたわけです」
話だけでも聞きませんか？ と少年が言えば「詳しく聞きたいな」と月が答える。傍らの冬華も目を輝かせており、真優理も「おもしろそうね」と頷いた。
（えっ……？ なんだか嫌な予感が……）
絢は少し緊張気味に様子を伺うが、少年はこくりと頷き４人を舞台裏へと案内しはじめた。
「なんだかわくわくしますね」
「そうだな」
笑顔の冬華に月もにこにこと頷く。真優理も「どんなことをすればいいのかしらね」と興味を持っているようだ。一方の絢は少し緊張した様子で少年の後を追う。
暫くして、楽屋と思わしき所に連れられた４人は、大柄な兎獣人と対面した。彼は少年に礼を述べるとニンジンを数本手渡した。どうやらお駄賃らしく、少年は嬉しそうに齧りながら立ち去る。大柄な兎獣人は「座長のイナバ・ラプラスてぇ者だ。よろしくたのむぜ」と頭を下げ、話を切り出した。
「いやぁ、見どころのあるお嬢さん方。コイツから話は聞いたと思いますが、よかったらダンスとか演舞とかしていただけませんかね？ 衣装がないならば用意しますし！ 兎の耳と尻尾を付けて、我々とパフォーマンス、しませんか？」
話によると、見どころがある旅人にこうしてお誘いをかけているのだという。考える時間をあげるから、とイナバと名乗った兎獣人は席を外し楽屋の外にでた。
月は何か閃いたのか、早速冬華に抱き着き提案している。
「実は冬華に着てもらいたい衣装を思いついたんだ。着て舞台に立ってくれるかい？」
「え？ 私のために服を用意してくれるんですか？ どんな衣装なのですか？」
冬華は、バニーガールの恰好で演舞しようかと考えていた。
（↑当初、冬華が予想していた衣装イメージ図↑）
まぁ、前に纏った時の状況を考えると相変わらず注目を浴びる気がするのだが……。しかし、月が考えた衣装で演舞するのはどんなに素敵だろう！ 冬華は嬉しそうに顔を綻ばせた。
その一方、絢はステージに上がる際の衣装に対して不安を覚えていた。しかし真優理はノリノリである。
「面白そうね。参加してみましょ？」
真優理の提案に、絢は不安げに首を傾げる。
「簡単に決めちゃっていいの？ なんだか嫌な予感がするのだけれど……」
「きっと大丈夫よ」
その言葉もあり、絢は「そういうことなら……」とやってみる事にした。だが、嫌な予感は拭えないままだっあ。
（え……？）
青山 絢は、我に返り目が点になった。自室にいた筈なのに、いつの間にか賑やかなサーカスのテントのような場所に来ている。
（私、確か自分の部屋で寝ていたはずよね？）
傍らには従姉の水谷 真優理も一緒にいる。彼女も今目覚めたようで、辺りを見渡しきょとんとしていた。
「寝子島じゃないみたいだけど……」
ここはどこ？ と問うような眼差しを受け絢は首を傾げる。
賑やかな音楽が鳴り響き、ステージでは兎の獣人が派手なパフォーマンスを行っていた。観客はいろんな動物の姿をした妖精たちがおり、その間を兎の売り子が色々な食べ物を売りながら歩いている。
不思議に思いながらテントの外を見てみれば、大きな兎の獣人が看板を持って声を張り上げていた。
「さぁさぁ！ 『ボーパル一家』の大道芸と演舞が始まるよ！ お兄さんもお姉さんもお坊ちゃんお嬢ちゃん、それにおじちゃんおばあちゃんもみぃんな寄っといで～！」
「『ボーパル一家』？ 聞いた事ないわね」
「えぇ……」
真優理と絢は顔を見合わせ、どうしようかと悩んでしまっていた。
それは桜 月と北条 冬華も同じで。二人は絢と真優理に気付き駆け寄る。だが、月はだいぶ落ち着いており、何か楽し気に考えていた。
「理由は分からないが、危険な事ではなさそうだ。楽しもうじゃないか」
月の言葉もあり、彼女達はしばし始まった一座の大道芸を楽しむ。様々な姿をした兎獣人たちは、華やかで楽しいショーを繰り広げる。
ピエロのような恰好をした子ウサギたちのダンスに、華麗な衣装のバニーガールによる豪快な殺陣、玉乗りを見せるぽっちゃり兎……と様々なショーにしばし見とれる絢たち。しかし、休憩時間に入った時近づく者がいた。
「やぁやぁ、お嬢さん方。ちょっとお話が……」
白黒斑の兎耳と尻尾が付いた黒髪の少年が、にっこり笑って声をかける。不思議に思った４人が顔を見合わせ、代表して真優理が「私達の事かしら？」と問えば少年はこくりと頷く。
「実は、観客からも参加者を募っておりまして。それで、目を付けたわけです」
話だけでも聞きませんか？ と少年が言えば「詳しく聞きたいな」と月が答える。傍らの冬華も目を輝かせており、真優理も「おもしろそうね」と頷いた。
（えっ……？ なんだか嫌な予感が……）
絢は少し緊張気味に様子を伺うが、少年はこくりと頷き４人を舞台裏へと案内しはじめた。
「なんだかわくわくしますね」
「そうだな」
笑顔の冬華に月もにこにこと頷く。真優理も「どんなことをすればいいのかしらね」と興味を持っているようだ。一方の絢は少し緊張した様子で少年の後を追う。
暫くして、楽屋と思わしき所に連れられた４人は、大柄な兎獣人と対面した。彼は少年に礼を述べるとニンジンを数本手渡した。どうやらお駄賃らしく、少年は嬉しそうに齧りながら立ち去る。大柄な兎獣人は「座長のイナバ・ラプラスてぇ者だ。よろしくたのむぜ」と頭を下げ、話を切り出した。
「いやぁ、見どころのあるお嬢さん方。コイツから話は聞いたと思いますが、よかったらダンスとか演舞とかしていただけませんかね？ 衣装がないならば用意しますし！ 兎の耳と尻尾を付けて、我々とパフォーマンス、しませんか？」
話によると、見どころがある旅人にこうしてお誘いをかけているのだという。考える時間をあげるから、とイナバと名乗った兎獣人は席を外し楽屋の外にでた。
月は何か閃いたのか、早速冬華に抱き着き提案している。
「実は冬華に着てもらいたい衣装を思いついたんだ。着て舞台に立ってくれるかい？」
「え？ 私のために服を用意してくれるんですか？ どんな衣装なのですか？」
冬華は、バニーガールの恰好で演舞しようかと考えていた。
まぁ、前に纏った時の状況を考えると相変わらず注目を浴びる気がするのだが……。しかし、月が考えた衣装で演舞するのはどんなに素敵だろう！ 冬華は嬉しそうに顔を綻ばせた。
その一方、絢はステージに上がる際の衣装に対して不安を覚えていた。しかし真優理はノリノリである。
「面白そうね。参加してみましょ？」
真優理の提案に、絢は不安げに首を傾げる。
「簡単に決めちゃっていいの？ なんだか嫌な予感がするのだけれど……」
「きっと大丈夫よ」
その言葉もあり、絢は「そういうことなら……」とやってみる事にした。だが、嫌な予感は拭えないままだっあ。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2024年01月19日
- 参加申し込みの期限
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- 2024年01月26日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2024年01月26日 11時00分
