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竜に乗ってどこまでも! 新春☆初夢フェア2024 ~富士編~
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「って、 待って待って!」
英二は大きく両腕を振った。
「ターヤさんとオミクロン、いえ、ミオさんが同時に登場する展開にはならないはずでは!? ストーリー進行上は!」
おかしいのである。『TOS』のシナリオ的に、オミクロンことミオが登場するあたりではターヤはすでに故人のはずだ。ターヤが生存し味方になるルートの場合、逆に由真ことユプシロンが故人になっている。単純にいえば、ターヤ、オミクロン、ユプシロンがそろい踏みする場面はないはずだった。少なくとも英二の記憶では。
「またそれか」
ミオは口をへの字にしている。肩も力なく落としており、全体でみれば『A』のアルファベットみたいな立ち姿だ。
「あなたの言っている意味がわかりません」
今度はユプシロンもだ。あごに手を当てていた。
ところがひとりターヤにだけは話が通じているらしい。
「それなら大丈夫なのですよ」ひょいと片手をあげてターヤは告げた。「ターヤちゃん知ってるのです。このシナリオは本編じゃなくて、『TOS』のIF世界を描いたダウンロードコンテンツ【DarkEra】(ダークエラ)編なのです!」
「ダウンロードコンテンツ! そういうのもあるのか」
「あるのです。英二さんは受験勉強中なので情報が届いてないのですね」
「そうなんだ~」
不可抗力とはいえ、ゲームの最新情報から遠ざかっているのは残念なところだ。
「このまま進めればスナイパーのガーナックΙ(イオタ)も敵で出てくるのですよ」耳より情報、とばかりにターヤは声をひそめて告げた。「攻略次第によっては彼女もですね、味方に引き入れることが――」
「やめんか!」ミオが声を荒げた。「だから意味不明な話をするなと言っているだろう!」
「そうです! ストーリー進行とか味方ルートとか何を言ってるんですか! もっと真面目にやってください!」
敵味方にわかれているはずなのに、ユプシロンもミオに同調している。この状況にシステムエラーでも起したか、量産型ガーナックたちはいわゆる体育座りの姿勢で座りこんでしまっていた。
「ごめんなさい。ええと、ともかく、この状況を切り抜けるのです! ターヤちゃんがんばる! ファイッ!」
ターヤは構えを取った。広げた両手が熱を帯び赤くなっていく。
「再開しましょうか! 皆さん」
臨戦態勢でターヤが呼びかけたので慌てて英二も従った。
ところが、
「あのぅ……奇想天外な話がつづいたせいか、士気が下がってしまったのですが」ユプシロンは両手を、ぺたっと合せて祈るような姿勢を取った。「今日はもう、このへんで終わりにしませんか?」
「同感だ。やりあう気分ではなくなった」
ミオはかがんで義手を拾うと、カシャッと音を立ててむき出しの刃にはめた。右手を握って開いて動くことを確かめている。
「ちょ、ちょっと、それだと私、いやターヤちゃんが話を邪魔しに出てきたみたいなのですがっ」
「みたいも何も」
「結果だけいえばそういうことでしょう?」
なんだか妙な風向きになってきたようだ。英二は苦笑いするしかない。実際のところ英二もすでに、バトルしたいとは考えていなかった。
「でもそれじゃあんまりなのですぅ」承服しかねているのはターヤだけだった。「せめて建設的なことしましょうよ~」
「だったら後片付けでもするか」
と提案したのはミオである。
「オミクロン、どうせ量産型ガーナックの残骸は持ち帰って再利用するんだろう? 拾い集めてリヤカーに積むのを手伝ってやる。今日はそれで手打ちとしよう」
「それは助かりますけど……でもいいんですか?」
「英二とターヤが賛成したらな」
ミオが視線をむけてきた。いきなりのことなので英二はどぎまぎするほかない。
「どうする英二くん?」
ターヤが英二に呼びかける。口調が変だ。というか、顔も。
「え? って野々さん!?」
「だよ」
英二は垂直に三メートルほどジャンプしたい気分だ。
ターヤはオレンジ色のカツラを取っていた。その下からあらわれたのは、見慣れた
野々 ののこ
の顔だったのだ。胸にハートマークの描かれた謎のトレーナーを着てスカートを履いている。ののこは歯を見せて「きっしっし」と笑った。
「驚いた?」
「めちゃくちゃ驚いたよ。そういやターヤのキャラデザと野々さんって、ちょっと似てるね」
「でしょ? 丸顔のとことか」
「ご両人、楽しく会話中に悪いんだが、どうするか決めてくれるか」
やれやれとミオはため息するのである。
「どうやらここディストピア的な荒廃した世界みたいだけど、だからといって持続可能性は考えるべきだと思うし、資源になるものをゴミとして放置するのは……」
つらつらと述べかける英二だが「端的に、マルかバツかで示せ」とミオが口を挟んだ。
「そうです」
またもユプシロンはミオに同調した。本当はこのふたり、相性がいいのかもしれない。
「あと、おふたりによるゼスチャーでお願いします」謎の注文もつける。
「オーケー! じゃ、英二くんいってみよー!」
ののこは伸ばした右腕を斜め下に、左腕は斜め上にあげてちょこんと曲げた。
「こんな感じ?」
英二はののこと左右対称の姿勢になる。気がつけば英二も、ののこと同デザインのトレーナーを着ていた。まるでペアルック、ただし自分は水色、ののこのは白だ。
「せーの!」
ふたりで示したのは大きな『○(マル)』だ。
しかし角度のせいかむしろハートマークに近かった。
すなわち
BIG LOVE! Make Love Not Warだ! 新年明けましておめでとう!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年01月01日
参加申し込みの期限
2024年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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