this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
おいでませ人間さま、霊界弾丸ツアー
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
京極 花音
は後悔していた。
霊界ツアーガイドのポン助に案内されてやってきたのは「浅縹温泉」である。霧の向こうに幻のように現れ、運が良ければ入れると彼から説明をされたわけだが。
「いやぁ、ラッキーでしたね、お兄さん。こりゃバッチリ温泉につかれますよ」
(運が悪ければ良かったのにっ)
「なぁに、寝子島の温泉と同じようなもんでさぁ! 心配しなくとも食われたりしませんよ」
「いやいや、こうなりゃとことん楽しませてもらおうじゃねーか! って思ってたところっスよ!」
若干声が震えたが、ポン助は気にしないようだ。
「うちのツアーを楽しんでもらえると思うと嬉しいですよ!」
(多分、普通の温泉、温泉だろ……?)
古びた温泉施設の中へ入ると、ほんのり硫黄の匂いがした。ギシギシとなる霧のかかった廊下をポン助と進んでいく。
「あーーーー!」
「ぎゃーーー!?」
彼の大声に花音は近くの柱の陰に隠れた。
ポン助はそんな花音を見る。
「忘れてましたよ! タオルセット借りますよね?」
「借りますけど、デカい声を出すことでもなくないっスかね!?」
「あはは、タオルなしで入ったら大変じゃないですか! 思い出して良かったですねぇ。ところでお姉さんもツアー参加者ですかねぇ?」
花音ははっとした。自分が隠れている柱から、ほんのり花の香りがすることに。
すると、タイミングよく霧がスッと晴れた。
目が合う。
「!?」
「あ……お花屋さんの」
「ど、ども。奇遇……っスね? って! すんません」
花音は慌てて、彼女から離れた。
「いや、まさか人だとは思わなくて」
花音が務めるバイト先のお客さんである暁月静がそこにいた。何を隠そう、花音の想い人である。
(嘘だろ。なんだこの偶然)
何故霊界の温泉施設の廊下に彼女がいるのかと。
「いや、というか、何故ここに?」
恐る恐る聞いてみる。
「霊界ツアーに誘われまして、ガイドさんと一緒に来たんです。タオルセットを借りるのを忘れたので、ガイドさんが行ってくれてます」
するとポン助が親指をたてた。
「やっぱりうっかりポイントなんですよ!」
「そんなアピールしなくても大丈夫なんで」
と、彼女のガイドさんがタオルを抱えて戻ってきた。
「それじゃまた。……あ、お花屋さん」
「は、はい」
「入口の横に綺麗な白い花が咲いてました。今度、お花の名前、教えて下さいね」
にっこりと笑い、静は女湯へと入って行った。
「さてさて、我々も行きましょうや!」
男湯の暖簾をくぐりながらも、
(帰りに見ていかないとな)
白い花を確認し、用意しておこう。また静が訪れた時のために。
脱衣場で服を脱いで、浴場へと入る。屋根付きの露天風呂で、竹筒から源泉がかけ流しになっていた。水音だけが霧の立ち込める辺りに響いている。
「おお……」
「ここの温泉は少し熱めですが、お湯が滑らかで入りやすいんですよ」
体を洗ってから、湯船に近づく。お湯の香りが湯気と共に鼻をくすぐる。
しかし、足先をつけようとした時。
「あぶなーい!!」
「何が!?」
湯に入る寸前で止められたのだ。
「この状態で入ったら大変ですぜ!?」
「え、ええ?」
湯船を見ると、赤く変色し、ポコポコと泡が出ていた。
「な、なん」
「一時間に一回、こうなるんです。この時に入ると蒸発しちまいますよ!」
「危険過ぎませんかね!?」
「お、もう良さそうですよ。ほら、色が変わった」
確かに綺麗な青い海色に変わっていた。
「さぁ、入りましょう」
「この流れで……?」
花音は足先を湯船につけた。
「おお、温かい」
良い感じの温度である。
ゆっくりと、入って体を沈める。
「はぁあ〜〜」
じんわりと温まる。ふと肩に手を置かれ、視線を向けると。
「うぉおおおっ」
髪の長い女が混浴していた。
「ふふ」
笑ってすぐ消える。
「あ……ああ」
「女風呂と間違えたんですかね?」
「いやぁ……そういう問題っスかね?」
ポン助の反応から、普通なのだろうか。
霧が立ち込め、温かさが体に染みる。
何はともあれ、温泉を堪能することが出来た。
(あの人は、もう出たんだろうな)
ゆっくりと目を閉じた。もう少し、このままで。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
おいでませ人間さま、霊界弾丸ツアー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月22日
参加申し込みの期限
2023年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!