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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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授業風景 ～１年体育科の場合～
「おぉ、侑ちゃんもハードル選んだのか！？」
「もっちろんだにっ！ うちは短距離系が得意だからね♪」
後木 真央と七音 侑がハイタッチを交わす。
「羽衣ちゃんと満帆ちゃんもハードル選んだみたいだけど、次の組みたいだねー」
キョロキョロと周りを見回す侑。同じクラスの藤堂 月乃と目が合う。
「あ、藤堂さんもハードルなんだ？」
「うん。七音さんもなんだね。あ、そうか、陸上部だもんね」
真央が仲間に入れてとばかりに、会話に参加する。
「にゃっふぅ～藤堂さんは、月乃ちゃんだよね？ 今日はよろしくなのだ！」
小さな手を突き出す真央。月乃がその手を掴む。
「うん、よろしくね、えと後木さん」
「えへっ、月乃ちゃんの手柔らかくて気持ちいいのだ！ すりすり～♪」
「んも～それセクハラだにっ♪ そいえばさ、ずいぶん熱心に見てたよね。ねね、陸上競技に興味もっちゃった？」
「ふふふ、そうかも。みんな凄い技術もってるから、驚いちゃった」
小さく小首を傾げ、笑う月乃。
「私、体力と持久力には自信あるけど、陸上はあまり得意じゃないから。少しでも吸収できればって思って」
その言葉を聞いて、侑の瞳がキラリと光る。
「おぉ！ なら教えてあげる！ ハードルの極意とは、テンポを決めて、それを忘れないことだね！」
良く通る声で話し始める侑。
「他の人は右足からって決めたら、全部その通りにやるっていうけど、ウチはそれだと頭がこんがらがって走れなくなるからテンポだけ覚えとくに！ タッタタタッタタ、みたいな感じだに♪」
うんうんと頷いている月乃。
「なるほど、テンポなのね。技術とかも大事だけど、そういった感覚的な物も必要なんだね」
「にゃっふぅ！ テンポなのだ！ タンタカタンタンなのだ！」
「んもぉ～後木さん、それ全然ちがうに～」
やがて、三人の順番がやって来て、スタートラインに並ぶ。
―確か、テンポだったよね。タッタタタッタタ……うん、やってみよ―
先程のアドバイスを思い返す月乃。
「にゃっふぅ！ 絶好調すぎてハードル蹴倒したとかセンパイたち言ってたのだ！ テクニカルすぎて向いてないから、ハードル憧れるのだ！」
テンションがあがってワクワクが止まらない様子の真央。
「さぁ～て、いよいよ本番だよ！ 活躍しちゃうかな！」
軽くストレッチをしながらスタートを待つ侑。
記録係の生徒が、準備が整ったことを告げる。
トラックに両手を着く生徒達。
スターターが腕を振り上げて……思い切り振り下ろした。
「ダァ～～～～ッシュなのだぁ～～～♪」
真央の元気な声が響いて、小柄な体が弾けるように飛び出す。
アンテナのように、ピッと立っている髪が揺れている。
―わわ、後木さん速い！ 凄いバネ！―
あっけにとられる月乃。そんな彼女の横を、一人の女生徒が駆け抜ける。
「後木さんやるにぃ～～～！ でもでも、うちは負けないにー♪」
程よく筋肉の付いた長い足を伸し、ハードルを越えていく侑。
フォームは洗練されていて、見惚れるほど美しい。
―さすが陸上部！ 少しでも……取り入れることが出来たら……テンポ良く後はハードルを倒さないように―
二人の後を追う月乃。
ガンッ、ゴンッと硬質な音が響く。
「うにゃぁ～～ハードルさん、高いのだぁ～～」
ハードルに引っかかる真央。徐々にスピードが鈍っていく。
「おっさきぃ～～～♪」
トップギアに入った侑は真央を抜き去り、次々にハードルをクリアしていく。
―ほいっ、ほいっとぉ♪ きっっもちいぃ～～♪―
テンポ良く走る侑の後ろ姿を見ながら、月乃は走る。
―そうか、ああやるんだ……んしょ！ うん、良い感じ！―
「おぉ、月乃ちゃんきたぁ～～～速いのだぁ！」
失速から立ち直った真央が、陸上部の意地とばかりに全力疾走する。やがて侑がぶっちぎりの一位でゴールイン！
ゴール前のデットヒートを繰り広げた真央と月乃はそのまま僅差でゴールする。
「んにゃぁ～～ちかれたのだぁ～～」
へにゃっと地面に座り込む真央。
「えへへ、真央ちゃん、だいじょーぶ？ 藤堂さんもお疲れさんだに♪」
腰に手を当てて白い歯を見せる侑。
「ふぅ、ふぅ……うん、お疲れ様。七音さん、やっぱり凄いね、速いのもだけど、フォームがとっても綺麗だった」
「えへへ、照れるだに～。まぁ、得意競技だからね！」
「んにゃ～、真央ちゃんも頑張ったのだぁ」
「うんうん、ハードルに当たらなければ、うちも危なかっただにっっ！」
ぷく～っと頬を膨らます真央。
そんな彼女の様子をみて、月乃と侑は顔を見合わせて笑った。
「もっちろんだにっ！ うちは短距離系が得意だからね♪」
後木 真央と七音 侑がハイタッチを交わす。
「羽衣ちゃんと満帆ちゃんもハードル選んだみたいだけど、次の組みたいだねー」
キョロキョロと周りを見回す侑。同じクラスの藤堂 月乃と目が合う。
「あ、藤堂さんもハードルなんだ？」
「うん。七音さんもなんだね。あ、そうか、陸上部だもんね」
真央が仲間に入れてとばかりに、会話に参加する。
「にゃっふぅ～藤堂さんは、月乃ちゃんだよね？ 今日はよろしくなのだ！」
小さな手を突き出す真央。月乃がその手を掴む。
「うん、よろしくね、えと後木さん」
「えへっ、月乃ちゃんの手柔らかくて気持ちいいのだ！ すりすり～♪」
「んも～それセクハラだにっ♪ そいえばさ、ずいぶん熱心に見てたよね。ねね、陸上競技に興味もっちゃった？」
「ふふふ、そうかも。みんな凄い技術もってるから、驚いちゃった」
小さく小首を傾げ、笑う月乃。
「私、体力と持久力には自信あるけど、陸上はあまり得意じゃないから。少しでも吸収できればって思って」
その言葉を聞いて、侑の瞳がキラリと光る。
「おぉ！ なら教えてあげる！ ハードルの極意とは、テンポを決めて、それを忘れないことだね！」
良く通る声で話し始める侑。
「他の人は右足からって決めたら、全部その通りにやるっていうけど、ウチはそれだと頭がこんがらがって走れなくなるからテンポだけ覚えとくに！ タッタタタッタタ、みたいな感じだに♪」
うんうんと頷いている月乃。
「なるほど、テンポなのね。技術とかも大事だけど、そういった感覚的な物も必要なんだね」
「にゃっふぅ！ テンポなのだ！ タンタカタンタンなのだ！」
「んもぉ～後木さん、それ全然ちがうに～」
やがて、三人の順番がやって来て、スタートラインに並ぶ。
―確か、テンポだったよね。タッタタタッタタ……うん、やってみよ―
先程のアドバイスを思い返す月乃。
「にゃっふぅ！ 絶好調すぎてハードル蹴倒したとかセンパイたち言ってたのだ！ テクニカルすぎて向いてないから、ハードル憧れるのだ！」
テンションがあがってワクワクが止まらない様子の真央。
「さぁ～て、いよいよ本番だよ！ 活躍しちゃうかな！」
軽くストレッチをしながらスタートを待つ侑。
記録係の生徒が、準備が整ったことを告げる。
トラックに両手を着く生徒達。
スターターが腕を振り上げて……思い切り振り下ろした。
「ダァ～～～～ッシュなのだぁ～～～♪」
真央の元気な声が響いて、小柄な体が弾けるように飛び出す。
アンテナのように、ピッと立っている髪が揺れている。
―わわ、後木さん速い！ 凄いバネ！―
あっけにとられる月乃。そんな彼女の横を、一人の女生徒が駆け抜ける。
「後木さんやるにぃ～～～！ でもでも、うちは負けないにー♪」
程よく筋肉の付いた長い足を伸し、ハードルを越えていく侑。
フォームは洗練されていて、見惚れるほど美しい。
―さすが陸上部！ 少しでも……取り入れることが出来たら……テンポ良く後はハードルを倒さないように―
二人の後を追う月乃。
ガンッ、ゴンッと硬質な音が響く。
「うにゃぁ～～ハードルさん、高いのだぁ～～」
ハードルに引っかかる真央。徐々にスピードが鈍っていく。
「おっさきぃ～～～♪」
トップギアに入った侑は真央を抜き去り、次々にハードルをクリアしていく。
―ほいっ、ほいっとぉ♪ きっっもちいぃ～～♪―
テンポ良く走る侑の後ろ姿を見ながら、月乃は走る。
―そうか、ああやるんだ……んしょ！ うん、良い感じ！―
「おぉ、月乃ちゃんきたぁ～～～速いのだぁ！」
失速から立ち直った真央が、陸上部の意地とばかりに全力疾走する。やがて侑がぶっちぎりの一位でゴールイン！
ゴール前のデットヒートを繰り広げた真央と月乃はそのまま僅差でゴールする。
「んにゃぁ～～ちかれたのだぁ～～」
へにゃっと地面に座り込む真央。
「えへへ、真央ちゃん、だいじょーぶ？ 藤堂さんもお疲れさんだに♪」
腰に手を当てて白い歯を見せる侑。
「ふぅ、ふぅ……うん、お疲れ様。七音さん、やっぱり凄いね、速いのもだけど、フォームがとっても綺麗だった」
「えへへ、照れるだに～。まぁ、得意競技だからね！」
「んにゃ～、真央ちゃんも頑張ったのだぁ」
「うんうん、ハードルに当たらなければ、うちも危なかっただにっっ！」
ぷく～っと頬を膨らます真央。
そんな彼女の様子をみて、月乃と侑は顔を見合わせて笑った。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2013年11月20日
- 参加申し込みの期限
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- 2013年11月27日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2013年11月27日 11時00分
