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授業風景 ~1年体育科の場合~
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「う~ん、どうも上手くいかへんなぁ……なんでやろ?」
一回目の試技を終え、
直風 満帆
は首を傾げた。
―飛び越えなあかんて思うと、ハードルの手前でついブレーキかけてまうわ―
「おう、どうした直風、さえねえ顔してんな、カカカカッ」
高野 有紀
の声に、足を止める満帆。
「有紀先生……実は、跳ぶタイミングがあわなくて。ハードルの前で失速してしまうんです」
「あー確かに、さっきはそんな感じだったな」
顎に手を当てる有紀。
「あれは踏み切りの位置が、ハードルに近すぎるんだろうな。もっと手前でなだらかな山を作るように、出来るだけ低く跳んでみろ」
「なるほど……分かりました、それでやってみます!」
―なだらかな山を作るように、出来るだけ低くですか。良い事を聞きました。これでタイムアップに繋がりそうです―
座って順番を待っていた
ナタリア・シシロヴァ
は、一人頷いていた。
一回目の試技では、ハードルを跳び越えることに気を取られ、タイムロスをしていた。
―身を低くする事は戦場でも役に立つでしょう。やはり陸上競技はサバイバルゲームに役に立ちます……それにしても……―
「ふぅ……暑いです」
「そだねー、今日はお日様元気だし、ぽっかぽかだよー」
思わず呟いたナタリアの言葉に、同じ列で順番を待っていた
鴇波 羽衣
が応える。
「そんでも雨よりいいかな~。だってお外で体育できるものね~。体育館も良いけど、やっぱ陸上はトラックでするのが一番だよ~」
黒い瞳が、人懐っこそうに細められている。
―なんですか、この人……さっきのは独り言だったのですが……―
「ハードルって、ポンポンと跳ねる感じが楽しいよねー。あたし陸上部なんだけど、跳躍系がすきなんだー」
「……そうかもしれませんね」
―ポンポンと跳ねる感じですか……なるほど、リズムが大事なのかも。陸上部の人間なら、的を射てる意見かもしれません―
持ち前の探求心が頭をもたげ、羽衣の言葉に耳を傾けるナタリア。
「体力競技だから、スタミナが必要なんだよねー。あたしそんなに体力が無いから連続して跳べなくてー」
「……体力が必要……どんなトレーニングが有効でしょうか」
「うーん、ランニングとか持久力系なのかな? あたしもそれが気になっていて……あとで部活の仲間に聞いてみようって……あ、ちょうど部活の子が跳ぶところだ! おーい、満帆ちゃぁ~~~ん、ふぁいとぉ~~~~」
ぴょんと立ち上がって声援を送る羽衣。
―……声大きいです……―
ジト目で見上げるナタリアであった。
「はいな! 羽衣ちゃん、見といてや」
手を振り返し、スタート位置に着く満帆。何気なくハードルに目をやる。
―しかし、たっかいなぁ……前から思っててんけど、侑ちゃんとかヒャッパーの人って全速力で走りながら、こんなモンよう飛び越えられるなぁ―
スターターが合図を出す。
グッと足を縮め、力を溜める満帆。
そして、スタートの合図と共に、溜めたバネを解放する。
―うん、まずまずのスタートやん!―
青色の瞳が最初のハードルを捕らえる。
―近すぎずに、なだらかに……っと!―
スラリとした足が、地面を蹴る。
小柄な体が空気を切り裂き、ハードルを跳び越える。
―うん、ええ感じ!―
殆ど失速することなく、体を前に進ませる。軽い足音を立てて、次のハードルへと。
「よっと!」
難なくクリア! 更にフォームは洗練されていく。
―コツ、掴めて来たかも……ゆーきちゃん、おおきにっ……っと―
次々にハードルを跳び越える満帆。気がつくと前には誰もいない。
―もしかして、うち、トップなん?―
遠くから羽衣が応援する声が聞こえる。
―あーきもちええなぁ~。やっぱ走るの好きやわ―
最後のハードルを跳び越え、そのままゴールイン!
「はぁはぁはぁ……や、やったでぇ~!」
膝に手を着いて、荒い息を吐く……心地よい疲労で体がふわふわする。
「満帆ちゃぁ~~~ん、おめでと~~~」
「あはっ、さんきゅ~~~」
八重歯を覗かせながら、笑う満帆だった。
「凄かったね、満帆ちゃん! よぉ~しあたし達もがんばろね!」
「……そうですね」
羽衣とナタリアの組が、スタートラインに着く。
―観察した結果……柔らかく低く跳ぶのがよさそうですね。試してみましょう―
合図を待つ……スターターが手を振り下ろすと同時に駆け出すナタリア達。
羽衣がポニーテールをなびかせながら、先頭に躍り出る。
―やった、スタート成功! ポンポン跳んじゃうよぉ~―
子鹿のようなほっそりとした体がハードルを跳び越える。
そのままインターバルを三歩で駆け抜ける。
―上手いです…………中間走は、三歩で…………っしょ!―
眠そうな目がキラリと光る。
羽衣の跳び方をコピーしてハードルを越えるナタリア。
一台、また一台とリズミカルにクリアしていく羽衣、それを追うナタリア。
他のランナーを置き去りにしていく。
―速い……けれども、体力面や体格なら私の方が有利なはず―
後半に来て、徐々に差が縮まってくる。
「はぁ、はぁ、はぁ……んんっしょ!」
疲労からか、羽衣の動きが鈍くなってくる。
―うぅ、スタミナ切れて来ちゃった……跳ぶのは楽しいのに、体が追いつかないよ……悔しい!―
それでも持ち前の負けず嫌いでカバーする羽衣。
そして、最後のハードルに向かうが……
ガンッ!
「きゃっ!」
後ろ足が引っかかり、失速する羽衣。
ナタリアが一気に差を詰める。
―チャンスです!―
―あぅ! ま、負けないんだから!―
羽衣は転び掛けるも、その勢いのままゴールに駆け込む。
ナタリアは最後のランで加速したままゴールに飛び込む。
ほぼ同着のように見えた二人だったが……
「ふぅ、ふぅ……あぅう……ころんじゃったよぉ~~」
ゴールと同時にゴロゴロと転がった羽衣。
べしょべしょと半べそを掻いている。
「はぁはぁはぁ……た、タイムは……どうなりましたか?」
金の髪を乱しながら、タイムを尋ねるナタリア。
記録係が告げたタイムは……偶然にも全く同じだった。
「はぁ……そうですか……」
「ふぇ? そ、そなんだ! すっごぉ~~~い!」
さっきまでの泣き顔はどこへやら……ナタリアの両手をギュッと掴む羽衣。
「や、やめてください……なにを……」
ブンブンと振り回す手は柔らかい。
―まったく……調子が狂いますね……―
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
甲二
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月20日
参加申し込みの期限
2013年11月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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