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何故こんなところに旅館が?
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目の前がぐにゃりと歪んで、気づけば前方に見知った顔があった。
「!?」
水上 桜
は驚き過ぎて、ぽかんとした。それから慌てて、繋ぎそうになっていた手を彼氏である滝沢 匠のそれから離した。人通りのない散歩道に入っていたので、なんとなくお互いに指が触れ合ったところだったのに。
「いや、茉奈? どこから出て来たの?」
有沢 茉奈
、桜の友人であり、彼女もまた彼氏である閑野 カノンと一緒だ。
「それ、あたしのセリフでもあるわよ?」
四人で顔を見合わせる。
「あ、桜、あれ見て」
匠が指を指した先には木製の看板が建っていた。
『猫此処旅館』
と、ある。
○
旅館で道を聞こうとしたのだが、何やら桜、茉奈、匠、カノンの名前で一食二食付きで予約が入っているらしい。
ロビーに川が流れ、中庭には枯山水が見える。非常に雰囲気がある高級旅館といった感じだ。
「では水上様と滝沢様はこちらへ」
エレベーターに乗って、該当のフロアへ案内される。
「お二人の部屋は『猫の間』でございます」
女将さんらしい着物の女性がそう言った。
「猫の間?」
「入ればすぐにわかりますよ」
女将さんはそう言って笑って、
「共有スペースはメインの和室で、寝室はそれぞれご用意しておりますので、そちらの布団をお使いくださいませ。我が旅館は基本的に成人でご夫婦にしか同室をよしとしておりません」
桜は何度か頷いた。
「分かりました」
「俺達は学生だしね。それがいいよ」
一緒に寄り添って眠りたいところなのだが。桜はちらり匠を見る。
「仕方ないよ。それに、桜のことは大事にしたいしね」
「!」
なんだか嬉しくなる言葉だ。そんな甘い雰囲気の中、案内されたのは共有スペースありの『猫の間』。
部屋に入り、固まる。
「にゃあ~」
「にゅーん」
猫で混雑していた。テーブルで寝ていたり、毛づくろいをしあっていたり。
「モフモフがいっぱい……」
人懐っこい猫達が寄って来る。確かにぎゅうぎゅうだ。
「追加することもできますが、いかがですか?」
当たり前のように聞いてくるが、謎の質問すぎる。
「い、いえ、大丈夫です」
と、匠が挙手した。
「あの、温泉があるんですよね」
「はい、いくつか大浴場がありますので、ご利用ください」
それぞれの寝室に荷物を置いて、大浴場に向かうことにした。
大浴場がある最上階まで来たのだが、エレベーターを降りたところに案内図が貼られていた。
「大浴場、20種類もあるんだ」
「一番広い、大浴場「海」にしようかと思ったんだけど、どう桜?」
「私もそのつもりだったんだけど。あれ? 大浴場「海」は二か所ない?」
案内図を読んでみると、大浴場「海」は男女別と水着着用の混浴があるらしい。
どうせなら二人で入りたいということになり、水着を借りることにした。
着替えを終え、桜が浴場に入ると、すでに匠が待っていた。
「あ、桜、なんかお風呂が……」
何かを言いかけて、匠が動きを止める。
「どうかした?」
「ああ、いや。お洒落系の水着、似合うなって思ってさ。はは。早く入ろう」
何やら照れたように言って、
「あ、滝沢君」
早足で浴槽へと向かって行く。
「ほら、あれ」
匠が指さした先には、夕焼け空の水平線が見えた。屋内の大浴場の壁が半壊し、外の海と繋がってしまっているかのようだ。
「……どこまでも行けそう」
「どこまで行っても深さは変わらないらしいけど、遠くに行きすぎると戻れなくなるかもしれないって書いてあったな」
「水平線の向こうって何があるのかな」
想像力をか立てられるが、試す勇気はない。
他の客がいなかったので、試しに泳いで見ることに。
「凄い、波と流れがあるから、トレーニングに良いかもね」
「ランニングマシーンの水泳バージョンって感じ?」
そんな会話を散々した後、お互いにはっとする。
「……完全に水泳部の会話だったね」
「ええ、温泉旅館の大浴場なのに」
笑い合う。週末のプールでの自主練と全く変わらなかった。
上がる前に、浴場に用意されていた釣り竿で夕食の材料を釣ろうということになったのだが。
「ん?」
浴槽の端っこにある桟橋に並んで腰かけ、釣り糸を垂らしたところで、匠が距離を詰めてきた。
顔が少し赤い。
「自主練の延長線だったけど、桜と旅行に来られたみたいで楽しかったよ」
「……私も」
二人で旅行など行ったことがない。しかし、今回はそんな気分を味わえた気がする。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月01日
参加申し込みの期限
2023年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年10月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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