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インド料理店『ザ・グレート・タージ・マハル』は苦労人
アーナンド・ハイイド
氏の経営する本格インド料理レストランである。一時は辛さのほうも『本格』志向だったため辛すぎてハードコアな一部支持者にのみ支えられているという綱渡り経営だったものの、数年かけて工夫して、辛さはマイルド・味は本場風という絶妙なバランスを見いだして以後は繁盛するにいたった。
最近は時期限定の新メニューにも果敢に挑戦しており、ときに失敗することはあってもおおむね好評で、着実にファンを増やしている。なお現在の限定メニューは、タマネギのかわりに白菜を使った冬季限定白菜チキンカレー、独特の甘みが好評だ。
アーナンドは夜のクラブ『プロムナード』とこの店の両方を運営しているが、いずれクラブのほうは後継者に譲ってこちらに専念したいと考えている。その足がかりとして、いよいよ翌年春には本土に『ザ・グレート・タージ・マハル』二号店がオープン予定だ。このまま勢いを駆って同年のうちに寝子島にもう一店舗オープンさせ、さらに関東圏に数店舗増やしていく計画だ。店は上昇気流をつかもうとしていた。
この店『ザ・グレート・タージ・マハル』上昇のひそかな原動力、それが一介のバイト少女だと知ったらあなたは驚くだろうか。実のところ新メニューやキャンペーンのアイデアをつぎつぎと生み出しているのは彼女、カレーの申し子
鬼河内 萌
なのである!
……と、威勢のいい導入からはじまったというのに、この日の萌はなんだか元気がなかった。
「
はよざーす
」(※おはようございます、の寂しい言い方)
来店時からしてこれである。あとは青息吐息、青菜にソルトをふりかけまくった感じでうなだれつつ開店前の下ごしらえに入っている。
「どしたん萌ちゃん?」
やや遅れて来店した『ザ・グレート~』唯一の正社員にして二号店店長(就任予定)の
絢美 清子
(あやみ・せいこ)は目を丸くした。
「もしかして具合悪いとか? 学校が冬休みだからって無理はよくないよ~」
「そんなこと、ないよ。ボク、元気だよ」
はははと笑う萌ではあるが、柳の木が揺れているようにしか見えない。
「元気な人の口調とは思えないんだけどー?」
むーんと清子は腕を組む。口なんかカタカナの『ム』のかたちだ。自他ともに認める『ゆるふわ女子』の清子のはずだが、そういうキャラを作る必要がないからか、彼女の店でのふるまいはわりといつもこんな感じだったりする。
「やー、でもボクよりずっと」
萌はすーっと視線を流した。
「ユウくんのほうが、大変かも」
「ユウくん?」
清子は萌のまなざしを追い、それこそのけぞるくらい驚いたのである。
「ユウくん来てたんだ!?」
厨房の隅に、萌以上に幽鬼状態でたたずんでいるのは萌のバイト仲間で同級生で、ひそかに心寄せる相手の
野菜原 ユウ
だった。
「今日バイトのシフト入ってたっけ!? っていうか、大丈夫?」
「あー、大丈夫ッス」
ユウは萌以上にしおれた様子で片手をあげた。バイトの日だったかどうかすら確認せず、海岸にうちあげられた流木のように店を訪れ、自動人形みたいに仕事の準備に入っていたらしい。
「ぜんぜん大丈夫な感じしないんですけどー」
やれやれと肩をすくめたのち清子は英断を下した。
「ヘイ、ユー!」
清子は萌を指さす。
「アンド、ユー!」
反転してユウを指す。
「あわせて
ユーたち
!」
Youの複数形もYouなので『たち』はおかしいんじゃないかとツッコむには、いまの萌はエネルギー不足すぎた。
「外に出てちょっと話してきなさい! 下ごしらえとか基本業務はおねーさんに任せな! 結論が出たら戻ってくる! 必要なら帰宅する! 大丈夫、今日は平日だしワンオペでもなんとかなるさ!」
アーライ、と甲高い声で清子が叫んだのは、もしかしたら「all right」と言いたかったのかもしれない。
「でも……」
おずおずと萌は声を上げた。しかし清子は許さない。
「でももゲバもないの!
青春とバイト、どっちが大事!?
」
バイト、と言いかけたユウに「
青春!
」とシャウトして黙らせて、清子は萌とユウの背を押して店から出したのである。
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担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年09月03日
参加申し込みの期限
2023年09月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年09月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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