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1week to death
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「ギャアアアアアア!!」
耳をつんざく悲鳴が響く。崩れかけた民家の中から飛び出してきたピンク色のツインテールは、閑静な田舎町にいささかそぐわない。頭に角、背には蝙蝠羽まで生えていた。何も思い切ったコスプレというわけではなく、
寝子戸 アイラン
の正装であった。
泡を食って駆けるアイランの後ろを、ずるずると足を引きずりながら追いすがる人影があった。溶け落ちたように肌肉が崩れ、茶ばんだ骨をさらし、焦点の定まらない瞳で獲物を見定める。ニャリウッドB級映画のごときグロさはしかし、目の前の現実だ。
ゾンビであった。アイランの放り込まれた片田舎は、いかなり要因でか、ゾンビの巣窟と化していたのだ。
「ク、来ルナー!! ワタシハ美味シクナイゾ! アッチイケーーー!!」
「もう。世話が焼けるわね」
ゾンビの頭が吹っ飛んだ。文字どおりに木っ端みじんだ。鉄パイプを構えた
仙藤 蒼
がアイランを背にかばい、フルスイングをぶちかましたのだ。
「危ないからウロウロしないでって言ったじゃない」
「ウッ。シカシ、民家ニハ貴重ナ物資ガ……ウワアアア、マタ来ター!?」
物陰からぬっと顔を見せたゾンビへ、蒼は慌てることなく鉄パイプを一撃。あっさりと撃退してみせた。ゾンビひしめくこんな状況だが、落ち着いたものだ。
「アイラン、『1week to death』の実況配信するとこだったじゃない? この街並み、ゲームにそっくりだもんね。ゲームの中に入っちゃったんだってすぐ分かったよ」
「オオ、アオイハワタシノ視聴者カ! チャンネル登録モシテイルノダロウナ? 動画ヲ見タラ、高評価ヲ忘レズニナ!」
「ああうん、そうね。まあ……」
ゲーマー、蒼はゾンビサバイバルゲーム、『1week to death』ももちろん網羅している。序盤の立ち上がりから終盤のゾンビ襲撃の凌ぎ方まで、ばっちりだ。とはいえそれを自分自身で行うとなると、少々勝手は違ってくるのだが。
「蒼、アイランさんは見つかった? ああ良かった、無事だったのね」
姉の
仙藤 紫
もまた、一緒にゲームの世界へと取り込まれてしまった。あまりゲームなどはプレイしないが、順応性は高く運動神経も良いから、蒼の指示のもと能力を発揮すれば生き残ってゆけるだろう。
「ユカリ、物資ハ見ツカッタカ? ワタシハ喉ガ乾イタナ、ジューストカ持ッテナイカ?」
「色々見つけたけど、飲みものはこれしかなかったわ」
「ナンダ、ヨゴレタ水デハナイカ! コンナモノ飲メルカ……シカシ、『1week』ノ世界デハ貴重ナ飲ミ水ダナ。モラウゾ」
茶褐色の水をひと口含み、すぐに噴き出したアイランに、姉妹は思わず顔を見あわせた。二人でならいくらだって生き残って見せるのだが、このワガママな護衛対象にはいささか、苦労をさせられそうである。
怖がりな
桜井 ラッセル
に、ゾンビサバイバルゲームの世界は酷なようだ。恐ろしげなゾンビが顔を見せるたび、全身の毛を逆立てて飛び跳ね、絶叫でさらなるゾンビを呼び寄せてしまわないよう必死に口をふさいだ。
友人に動画実況を見ようと誘われ、あまりにも気軽に応じてしまった自分の首を絞めてやりたい。
「くそっ。高3にもなって、あいつに怖がってる姿見せたくねぇ!」
苦肉の策だ。ラッセルはろっこんでフクロウに変身すると、物言わぬが何だか親切な味方NPCっぽい鳥。を演じることにした。
そんなラッセルに動画を見せた当人、
海道 千里
は友人の苦境など知る由もなく、一人テンションを上げていた。
「ゲームの中に入ったのか! こりゃ面白いな」
やけに人慣れたフクロウを相棒に、揚々とゾンビだらけの街の探索を開始する。
「桜井もいりゃ良かったのに。からかってやったのにな。なあフクロウ?」
もちろん、ラッセルの怖がりを知っての上での言葉である。ずいぶんと昔のことだが、ホラー映画を見せた時の彼のリアクションは愉快だったし、彼がこの場にいれば実に味わい深い表情を見せてくれたことだろう。
隣でフクロウが苦虫をかみつぶしたような顔をしているのには気づかず、千里は手ずからクラフトした弓矢から鋭く矢を放ち、ゾンビを仕留めた。千里もホラーゲームには比較的造詣が深く、こんな状況においてどう立ち回るべきか、何とはなしに理解している。
「まず必要なのは、素材採取用のピッケルとか斧だよな。その次に食料とか水とか……」
フクロウがピイっと鳴いた。向こうに物資がたくさんあったよ、取りに行こう、なんて言っているかのようだ。
「へえ、情報を教えてくれるのか。ありがたいな。サンキューフクロウ、じゃ行ってみるか」
「待って! そっちはゾンビが集まってるよ」
不意にかけられた声に振り返ると、小さな女の子が立っていた。やはり『1week』の中へ取り込まれたのだろうか。
「おっと、本当だ。慎重に行かないとな。教えてくれてありがとな……一人か?」
「ええと。一人と一羽、かな」
そう言って女の子は、フクロウを指差す。
「なんだ、こいつは君のフクロウか? どうりで人に慣れてると思ったよ」
「どちらかというと逆、なんだけど。まぁいっか。キィも一緒についていくね?」
「キィ?」
「名前。
四ツ葉乃 キィ
」
同行することになった女の子こそ、今はフクロウとなっているラッセルの持つ鍵の付喪神であった。まあラッセル当人は、気づいていない様子で首など傾げているが。
「俺も仲間がいたほうが心強いよ。じゃ、行くか!」
「ええ。よろしくね」
フクロウの疑問もキィの秘密も知らぬまま、明るく言った千里を先頭に、ゾンビの群れへと切り込んでいった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月05日
参加申し込みの期限
2023年07月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年07月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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