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1week to death
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サバイバル生活、四週間目。
「お姉ちゃん、来たよ!」
「ええ。まかせて、蒼」
楽しむ余裕も生まれてきたところで、いよいよ最終日を迎える。
跳躍しながら飛びかかるゾンビ。しかし紫の番えた矢は気合とともに放たれ、ぶれることなくその眉間を貫いた。タフネスを誇るボディアーマー付きのゾンビは、蒼が仕掛けた地雷を狙い通りに踏み抜き、一撃のもとに吹き飛ぶ。
「四ツ葉乃、そっちは任せるぞ」
「ええ。大丈夫よ、海道くん」
キィの銃さばきはもはや慣れたもので、一発必中でゾンビを仕留め、残弾が尽きれば流れるようにマガジンを交換しさらに狙いを定める。
上空からフクロウの鳴き声。厄介な鳥のゾンビが襲来したことを知らせる合図だが、千里は慌てることなく発電機の電源をONにする。
「残らず撃ち落としてやるぜ」
仕掛けたタレットが火を噴き、瞬く間に空からの襲撃を撃退してみせた。もちろん、フクロウに弾が当たることはない。
日々のサバイバルに挑み、己の知識と技術を研鑽し、二度、三度とゾンビの群れを退けてきた彼らはもはや、歴戦のゾンビハンターへと成長していた。地を埋めるような群れを薙ぎ倒し、廃屋に眠る希少な物資を根こそぎさらい、それらを組み合わせてより高品質の武装や防備を整え、生き延びてゆく。
「愚カナ人間ドモヨ、ヤルデハナイカ♪ フハハ、モハヤクリアシタモ同然デハナイカ!」
何もしていないアイランだが、マスコット的にみなを癒す役割は果たしていたかもしれない。彼女を守らなければ、という一つの目的があることで、紫も蒼も、千里もキィも団結し立ち向かうことができたのだ。
「向カウトコロ敵ナシダナ! デハ最後ニ、アソコノ軍事施設ヲ攻略スルトシヨウ!」
「ええ? もうすぐ四度目の群れが来るんだよ。拠点にこもって防御を固めたほうが」
蒼が口をとがらせたが、アイランは首を振った。
「イイヤ! サバイバルゲームノ最高ノ撮レ高ハ、ヤハリ高難度ダンジョンニ挑ンデコソ! 守リニ徹シテイテハ、視聴回数ハ稼ゲンノダ!」
「そうは言っても、今はやめておいたほうが……」
紫も加わり説得を試みるが、アイランは頑として譲らない。
「最高ノオ宝ヲ手ニ入レテ、コノ度ノサバイバル生活ヲ締メククルノダ!」
千里とキィも顔を見あわせたが、動画配信者のサガというものか、結局アイランが折れることはなく、四度目の群れ襲撃を目前にして軍事施設の探索を行うこととなった。
「ウギャアアアアア!?」
案の定と言えよう。
軍事施設の最奥へたどりつき、お宝の貴重かつ強力なレーザーガンを手に入れたまでは良かったが、そこで群れの襲撃時間を迎えてしまった。
拠点の固い防備にも頼れぬまま、最終局面へと突入する面々。
「とにかく、寝子戸を守るぞ! こいつが死んだらゲームオーバーだからな!」
「了解!」
千里がレーザーガンをぶちかまし、数体のゾンビをまとめて焼き払う。蒼もマシンガンを掃射して端からゾンビを仕留めていく。
「なんて数……! 弾が足りるかしら?」
「とにかく、全力で倒し続けるしかないわね」
紫の矢もキィの携行弾薬も潤沢にあるが、それを上回る勢いでゾンビたちは押し寄せる。
「聞イテナイゾ、コンナ数! ウワアアヤバイ、壁ガ壊サレタ!?」
堅牢なはずの軍事施設の壁をぶち抜いて、一際巨体を誇る屈強なゾンビが現れた。すぐさま銃弾とレーザー、矢で集中攻撃を仕掛けるが、びくともしない。
あと残り時間はどのくらいだろう。群れの襲撃が始まってずいぶんと経つ気がするが、濃密な戦闘のさなかに時間の感覚は曖昧となった。
「ああっ、もうダメ……!」
最初に餌食となったのは、紫だった。
「お、お姉ちゃーん!!」
姉が無数のゾンビの群れに飲みこまれてゆく様に歯噛みしながら、蒼も巨漢ゾンビの豪腕に吹き飛ばされ、壁に叩きつけられて沈む。手近なゾンビたちがそこへ次々と群がった。
「くっ、やばいな、このままじゃ全滅だ! 四ツ葉乃、寝子戸を頼む……あっ」
千里の眼前に、明滅する赤い光。自爆ゾンビの接近を許してしまったらしい。必死に遠ざけようと殴りつけるが、明滅が止まることはない。
「フクロウ!? お前……!」
爆裂の瞬間、あのフクロウが千里をかばうように翼を広げるのを見た。そんなことをしても、防げるはずもないだろうに。
「……悪いな。サンキュー」
千里の笑みを最後に、ゾンビの抱えた爆薬が点火し、一帯は業火に包まれ消し飛んだ。
「ウワアアア、食ワレル! 食ワレルウウウ!」
「アイランさん。こっちこっち。ここに入って」
アイランが藁にもすがるように振り向くと、物陰にキィがいた。その指が示す床にはいかにも堅牢そうなハッチがぽっかりと入り口を開けていた。
「オオ、出口ヲ見ツケタノカ、デカシタゾ人間ヨ!」
アイランは躊躇わずそこへ飛び込んだ。
しかし、出口ではなかった。
「アレ、行キ止マリダゾ!?」
「もうすぐタイムアップよ。キィが時間を稼ぐから、アイランさんは生き延びてね」
有無を言わせずハッチを閉じ、ロックをかける。
眼前には牙を剥く、数え切れぬ程のゾンビたち。キィの手の中に、武器は頼りなげなハンドガンが一丁。
「ラっちゃんや海道くんだって、頑張ったもの。キィも最後までやり遂げなきゃね」
キィは微笑み、先頭のゾンビの脳天めがけ狙いを定め、引き金を引き絞った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月05日
参加申し込みの期限
2023年07月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年07月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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