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1week to death
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「役割分担をしよう」
活動の拠点と定めた民家のリビングにて、集う面々へ千里は告げた。
合流したのはキィ、蒼、紫、そしてアイラン。フクロウも一緒だ。
紫が不安そうに眉を曲げた。
「別れて行動するの? 危険じゃないかしら」
「それは確かにそうなんだが、この大所帯だ。物資収集も作業もよっぽど効率よくやらないと、一週間と立たずに干上がってしまう」
「なるほどね。蒼はどう思う?」
「私も賛成。『1week』は甘くないから」
力強くうなずく。千里と蒼のゲーマー二人は経験豊富だから、分かれて行動することにした。
アイランが手を上げる。
「ワタシハナンデモイイゾ。タダシ、ワタシヲ守ルノガ最優先ダゾ! 人間ドモヨ!」
「はいはい」
今日の探索は千里とキィ、アイラン組と、蒼と紫の姉妹組に分かれ、行動開始した。
蒼の鋭いスイングだが、ヘルメットとボディアーマーを着込んだ軍人らしきゾンビは踏み止まる。
「こいつ、かったい!」
モップの柄と包丁を組み合わせて作った槍は殺傷能力抜群ながら、鎧の強度を貫けない。
反撃と振るわれた腕、手指の先の割れた爪が蒼の頬をかすめて赤い飛沫が散る。
「蒼、大丈夫!?」
「平気……けどちょっと強敵かも!」
足元には多くのゾンビたちの死体が転がっている。ゾンビにも種類があり、雑魚ゾンビの一体や二体ならそう手を焼くこともないのだが、中には強靭な巨漢ゾンビだったり酸を吐き出して遠距離攻撃を仕掛けてきたり、特殊な能力を持つ者もいる。
アーマーゾンビの耐久は尋常ではなく、蒼と紫の波状攻撃にも耐えている。紫はスコップの先をとがらせた薙刀のような武器を振るいながら、距離を取る。
「蒼、銃は!?」
「さっき使っちゃったから、弾込めがまだ……手作りのパイプ式だから、リロードに時間がかかるの」
「すぐにやって!」
再び踏み込み、スコップを叩きつける。頭部を狙うも、ヘルメットの堅固に弾かれてしまった。爪をかいくぐりながら二度、三度と攻撃を重ねるもゾンビは倒れない。
「……お待たせ、お姉ちゃん!」
紫と入れ替わり、手製のパイプピストルを構えて前に出る。撃鉄代わりの釘を親指で起こし、狙いをつけ引き金を引いた。
蒼の射撃の腕前は、あくまでゲームにおいてはと言い置くなら、神がかっていた。寸分たがわずアーマーゾンビの顔面に穴を開け、倒れ込むとゾンビはぴくりとも動かなくなった。
「やったね。見た、お姉ちゃん!?」
「はあ……怖かった。さすが、こういうのは上手ね、蒼」
「へへへ」
無邪気な笑みに、姉は苦笑いした。お転婆が過ぎるのも考え物だが、こうして救われる局面もあって悩ましい。
「よし、これであらかた片付いたね。いよいよ侵入!」
「ちょっと待って蒼、慎重に行きましょう」
目をつけていた民家の窓を割り、中へと侵入を果たす。さて、お宝は見つかるだろうか。
この手のゲームでは半ば常識だ。クリアリングも怠りうっかり踏み込むと、ゾンビに囲まれてしまう。
「やべえやべえやべえ……!」
フクロウは探索には不向きだ。ラッセルは一時人の姿へ戻り、あちこち漁って物資の場所を把握した後、フクロウ姿で千里たちへ知らせようと思ったのだが、腐った床板を踏み抜いてしまったことで周囲のゾンビたちの注意を引きつけてしまった。
「くそっ、どうする!? やっつけようったって武器も何にもねぇし……大体、顔がこえーんだよこいつら!」
怖がりなラッセルが素手で、いや棒きれやナイフの一つも携えていたとして、それでもって攻撃するだなんてできたものかどうか。
「やべえだめだもー食われる……!」
「こっちこっち」
唐突な声にびくりと飛び跳ねながらも、振り返る。壁にぽっかりと開いた穴は、先ほどは立てかけられた板によって隠されていたものだ。
そこから顔を覗かせているのは、あのキィという少女だった。
「こっちから逃げられるわ。頭をぶつけないように気を付けてね」
「あ、ありがてえ!」
穴へ突っ込み、キィとともに民家の裏を駆け抜けた。崩れた壁やら壊れた家具類が散乱しているところを飛び越える。鈍重なゾンビなら容易には追ってこられないだろう。
ラッセルは大きく安堵の息を吐き出した。
「はあーっ、助かった。キィだっけ? サンキューな!」
「いいのよ。情けない姿を見てられなかっただけだから」
「し、辛辣だな……!」
どこか不思議な少女だった。見覚えがあるような。何だか懐かしいような……鈴鳴るように軽やかな声も、どこかで聞いたことがあるような。
「……おーい! 四ツ葉乃、どこいった? 無事かー!?」
「マッタク、ケシカラン人間ダナ! ワタシヲ守レト言ッタのに」
「あ、やべっ。俺行かなきゃ! ありがとな、キィ!」
慌てて去ろうとするラッセル。間もなくやってくるだろう千里は、ろっこんやラッセルが変身できることを知らない。驚かせないようにとの配慮だろうが、その背中へキィが声をかけた。
「お礼はいらないわ。主を助けたいと思うのは、自然のことだから……これからもよろしくね。ラっちゃん」
「へっ?」
笑顔で手を振るキィに怪訝な瞳を流しつつ、ラッセルは物陰へと飛び込んだ。
「オオ、無事デアッタカ、キィ! オ前ガイナイ間ニ、ワタシガ襲ワレタラドウスル。ワタシカラ離レテハイカンゾ! ゼッタイダゾ!」
「お前が珍しいもの見つけてはウロチョロするから、はぐれたんだろ……まあ、無事で良かった」
笑顔の千里が、キィの頭へ手のひらを乗せる。
「ええ、心配をかけてごめんなさい。探してくれてありがとう」
少女がやけに大人びて微笑んだところで、甲高い声が空へと響く。翼を打ち飛んできたフクロウは千里の肩へ降りたつと、じっとキィを見つめて首を傾げた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月05日
参加申し込みの期限
2023年07月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年07月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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