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人間、暇を持て余すとロクなことをしないものだ。
いやいや何も、
真境名 アリサ
がスマホで無心に競馬情報サイトの優良記事を読み漁っていることを怠惰の極みなどと表するわけではない。本日は勤め先も定休日。午前のうちから日課のトレーニングをサボることなくみっちりと行い、午後は必要な食材を過不足なく買い込みまた明日からの激務に備えた。体型維持や体調管理はガールズバーのキャスト兼副店長にとって業務の一環であり、そういった点においてアリサはすこぶる真面目、勤勉であった。
だから休日にいくらかの蓄えを馬券に費やそうと、誰に後ろ指さされるいわれもない。あくまで趣味の範囲であり、稼ぎを湯水のごとくつぎ込むギャンブル狂いとは違うのだ。
そんなわけでアリサは、茹でた鳥ささみを中心に組み立てたヘルシーディナーをいただいて、シャワーを浴びてさっぱりしてからこたつにもぐり込むと、スマホを弄り、年末に京都競馬場で行われる播馬記念レースの予想を立てているところである。
「むーーーん……」
狙うはズバリ、三連単。今年はそこに大勝負をかけるつもりだが……当然にして、これが難しい。一着から三着までをピタリ当てるのは言わずもがな至難の業であり、それゆえに配当もべらぼうに高くなる。いわゆる万馬券というやつだ。
「まずは軸馬よね。やっぱり血統のいいクィーンネコマタ? ファイヤーラグドールは7歳馬なのが懸念材料だけど、京都競馬場には強いのよね。粘り強さが売りのニクキューレインボーも捨てがたいし……むむむむ」
どの馬も甲乙つけがたく、これ、と決められない。ああでもないこうでもないと思考は巡り、サンダーキャット? ペルシャンブルー? はたまたコスモマンチカン……? 名馬たちがアリサの内で脳内レースを繰り広げる。
小一時間の堂々巡りの後、盛大なため息。
「はぁー……休憩しよ」
気分転換にねこったーを開いた。といって推しアイドルの公式アカウントを追うでもなく、フォロワーのねこーとをチェックするでもなく、漫然とタイムラインをたどるだけ。指を絶え間なくすいすいと動かし、アリサにとって意味を成さない空虚な文字の羅列を目で追う。
ふと、そんな無為の中へと飛び込んでくる単語があった。
「……『怪盗Answer』?」
暇を持て余すとロクなことをしない、とはつまりアリサの思い付きからの行動である。
他愛もない、ネット上に流布される都市伝説。それもかなりマイナーな類だ。いわく……ある番号に電話をかけると、『怪盗Answer』なる人物とつながる。そうして名のごとく、どんな質問にも一つだけ、答えを与えてくれるのだという。
「ま、よくあるくだらない噂よね」
とつぶやきながらも、アリサの指はその番号をタップしていた。競馬予想も行き詰まり、冴えた思考は四方へと散ってしまった。気分転換とはいうものの、ねこったーで見も知らぬ誰かのつぶやきを追ったところで何を転換できるものか……つまり、暇だったのである。
「普段なら絶対こんなの試さないけど……お、繋がった?」
番号もでたらめかと思いきや、少なくとも呼び出し音は鳴っている。
わくわくしながらしばし待つと、少し低めのハスキーな声がスピーカーから届いた。
『……私は怪盗Answer。知りたい答えがおありですか』
「うわ、本当につながった!」
男性だろうか、女性だろうか。声質からは判別できない。ともかく落ち着いていて、聞き心地のよい声だった。
『質問をどうぞ。何でもお答えいたしましょう……ただし、私からも質問をさせていただきます。もしあなたが答えられなかったら……あなたの身体の一部をいただきますよ。よろしいですね』
「ああ、うん。なんかそんな話だっけ」
都市伝説にありがちなファクターだ。
身体の一部とはどこのことか。腕とか足とか? 頭? それともこの豊満なおっぱいかしら? 商売道具だし、取られちゃったら困るなぁ。などと一瞬つまらない考えがよぎるが、アリサの決断は早かった。
「うん。いいわよ」
『では、質問をどうぞ』
「ズバリ今年の播馬記念! 三連単で来る馬はどれ!?」
『一着サンダーキャット、二着クィーンネコマタ、三着ペルシャンブルーです』
思案するような間もなく、即答だった。怪盗Answerとやらはどんな問いにも答えてくれるというが、競馬にも詳しいのだろうか。
「なるほど、サンダーキャットかぁ……ほんとに来るの?」
『信じるも信じないもあなた次第ですよ。さて、それでは私からの質問です。豚と馬が競走した。どっちが勝った?』
「……はい?」
対するアリサは、一瞬固まった。都市伝説に語られるような存在がどんな問いかけをするのかと思えば、小学生レベルのなぞなぞではないか。
『答えられませんか? ならばあなたの身体の一部を……』
「待って待って」
幸いアリサの閃きは、すぐにピンと答えを弾き出してくれた。
「ええと……豚? トンカツ(豚勝)食べたら美味(馬)かった、みたいな……」
『正解です。おめでとう』
ぶつりと電話は切れ、それきり繋がらなかった。
黙したスマホを見つめ、アリサは眉をひそめる。
「……サンダーキャットねぇ?」
播馬記念の出走日は来たる12月24日。クリスマスイブだ。はたして結果は……?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年06月27日
参加申し込みの期限
2023年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年07月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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